人生後半の戦略書 の商品レビュー
『#人生後半の戦略書 ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法』 ほぼ日書評 Day809 40代あたりを境に、肉体だけでなく、頭も弱まるので、ビジネスに携わる人は発想を変えないと、燃え尽き、不幸になる…いうのが本書の主題。 ただ、そこで失われるのは「流動性知...
『#人生後半の戦略書 ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法』 ほぼ日書評 Day809 40代あたりを境に、肉体だけでなく、頭も弱まるので、ビジネスに携わる人は発想を変えないと、燃え尽き、不幸になる…いうのが本書の主題。 ただ、そこで失われるのは「流動性知能」という瞬発的な判断力や処理能力を支える知能。 一方、歳を重ねるごとに強化される「結晶性知能」というものもあり、これはいわば長年の知恵のようなもの。 端的に言えば、前者が失われれば、破竹の勢いでビジネスを切り拓くようなことには負の向きに働き、それをどんなに嘆いたところで、元に戻る(逆転する)ことはない。 であるが故に、後者を活かすような生き方に転ずる必要がある。 その際の心がけが、諸々記されているが、自分の備忘録も兼ねてキーワードのみ記しておく。 満足とは、欲しいものを手に入れることではなく、手に入れ続けること(依存症的状況) 失敗とは、持っているものが減ること。増やしたいという衝動以上に「減らしたくない」という衝動は強力(プロスペクト理論と呼ばれる)。 快楽のランニングマシン、すなわち常に走り続けなければならず、常に何かに追われている意識のありようから離れること。 満足=持っているもの÷欲しいもの…という新たな方程式に置き換える。 分母の欲しいもの…を減らすためにWhatではなくWhyに注目する。 配偶者や家族以外の友達を持つことの有用性。 米英豪等で流行している「メンズ・シェド」、中高年男性(≒孤独な男性たち)が木工具の溢れる「シェド(小屋)」に集い、一緒に工作に取り組むことで、他のメンバーとの交流作りをする場。 古代インドの教えでは、50歳を境に人生のフェーズが変わる。それまでの仕事依存・成功体験から抜け出すことへの恐怖を克服する鍵は、「自分を知ること」にあるという。 キリスト教、20億人の信者を得る礎はパウロにあるが、彼自身は自分の弱さをあえて隠さぬことで、自他への恵みと変えることで、大きな成功を収めた。 ベートーベンは、聴力を完全に失った後、想像だけで第九を書き上げた例もある。 日本でいう男の厄年あたりにさしかかり、少し体力の衰えを感じる世代あたりからは、一読されると得るものが多いかもしれない。 https://amzn.to/3XWLhZE
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人生をどのように善く生きるかについて、「人生の後半」にスポットを当てて様々な研究をもとに書かれた良書だった。 よくある一般的な成功本や自己啓発書と違って、下り坂を迎えた後の生き方が語られているところがとても参考になった。 ・流動性知能から結晶性知能の活かせる仕事へと移行するこ...
人生をどのように善く生きるかについて、「人生の後半」にスポットを当てて様々な研究をもとに書かれた良書だった。 よくある一般的な成功本や自己啓発書と違って、下り坂を迎えた後の生き方が語られているところがとても参考になった。 ・流動性知能から結晶性知能の活かせる仕事へと移行すること ・人生後半を善く生きるためには人間関係、信仰、趣味が大切になる ・お金は「多く貯める」よりも「うまく使う」ことにシフトしなければならない そのほか、これからの人生の指針になる良書だった。
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どちらかというと、仕事に生きがいを感じているようなワーカホリックな人がターゲットの本。 パフォーマンスの低下は自分が考えるより早く訪れるので、人生後半では、これまでの経験や知識を武器とするキャリアへ移行することを推奨している。 衰えに抗わず、キャリアの死と向き合うことで幸福を持続...
どちらかというと、仕事に生きがいを感じているようなワーカホリックな人がターゲットの本。 パフォーマンスの低下は自分が考えるより早く訪れるので、人生後半では、これまでの経験や知識を武器とするキャリアへ移行することを推奨している。 衰えに抗わず、キャリアの死と向き合うことで幸福を持続させましょう、ということかと。
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((帯 紹介)) ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法 ジャーナリスト津田大介氏がXに掲載しているのを見て、興味を持ち読んだ。 啓蒙されるところ多々あり。 非常に興味深く読んだ。 "落ち込みは、一人で体験しなくてもよいのです" &quo...
((帯 紹介)) ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法 ジャーナリスト津田大介氏がXに掲載しているのを見て、興味を持ち読んだ。 啓蒙されるところ多々あり。 非常に興味深く読んだ。 "落ち込みは、一人で体験しなくてもよいのです" "絆を深めたいとはっきり口にすることです" なるほどね。肝に銘じよう.... でも、この本に書いてある"あなた"には、自分はやや当てはまらない人間であるが....
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流動性知能から結晶性知能へ。 歳を重ねる中での異なる成長曲線へのジャンプ。 組織内でのあらゆる層の役割の見出し方、活躍の指針の参考。 ◯流動性知能は、抽象的な問題を解決する脱文脈化された能力であるのに対し、結晶性知能は、人が生きるなかで文化的適応と学習によって獲得した知識に相当...
流動性知能から結晶性知能へ。 歳を重ねる中での異なる成長曲線へのジャンプ。 組織内でのあらゆる層の役割の見出し方、活躍の指針の参考。 ◯流動性知能は、抽象的な問題を解決する脱文脈化された能力であるのに対し、結晶性知能は、人が生きるなかで文化的適応と学習によって獲得した知識に相当する。 ・モダンエルダーの役割
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本当に今、この本に書いてある岐路。今この要素と向き合って挑めるかどうかで今後の自分が決まると思うので、(信仰の部分はちょっとキリスト教的な思考が強いと思うからアレだけど)愛について考えて実践するべき時なんだと思う。
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努力に比例して能力が伸びていく人生前半と衰えていく後半ではゲームのルールが変わる。 人生後半になっても前半と同じ価値観にしがみつくと、いくら成功しても幸福にはなれない。 歳を重ねるごとに若者と競って成功し続けるのは難しくなるし、成功の幸福への効果は逓減していく。 成功を追い求める...
努力に比例して能力が伸びていく人生前半と衰えていく後半ではゲームのルールが変わる。 人生後半になっても前半と同じ価値観にしがみつくと、いくら成功しても幸福にはなれない。 歳を重ねるごとに若者と競って成功し続けるのは難しくなるし、成功の幸福への効果は逓減していく。 成功を追い求めることにある程度で区切りをつけて、友人や家族との良好な人間関係、足るを知ることなどが重要になる。 近しいテーマの『「若者」をやめて「大人」を始める』(著:熊代亨)でも後進の指導育成が中年以降の役割と述べられていたが、まさに本書における結晶性知能を活かした仕事だと感じた。 ---以下メモ--- 用語 ストライバー 不断の努力で一流の地位を築いた人 流動性知能 柔軟な思考、推論力、新しい問題の解決力 結晶性知能 過去に学んだ知識の蓄えを活用する能力 流動性知能は加齢とともに衰える 人生の後半で結晶性知能の乗り換えることが幸福度に影響する 若い頃と同じ成功を追い求めても辛くなる、終わりがない 自分の知恵を活かす 成功を追い求めすぎると成功依存症になる ストライバーの最悪の依存症は仕事依存症 仕事依存症の定義:絶え間なく働かなくてはいけないという強迫観念または制御不能な欲求 幸福で健康になるための重要な因子 1.禁煙 2.禁酒 3.健康的な体重 4.運動。毎日の散歩 5.適応的対処。問題に真っ向から立ち向かい対処する。過剰に思い詰めたり、情動的な対処をしたり、回避的な行動をしない。 6.教育。読書をたくさんする 7.安定した長期的な人間関係 良好な人間関係がいちばん重要 最も成功した起業家=聖パウロ 神学体系をまとめあげ、現在では20億人以上に広まった パウロは自分の弱さを認めて、他者にも隠さず話した
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宗教のパートから急に内容が入ってこなくなりました。金銭的に成功している人が書いた成功している人向けの本です。
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