日本最後のシャーマンたち の商品レビュー
図書館で。数年前に奄美大島でユタ神さまに見てもらったことがある。本書はフランス人著者のフランス語版を日本語訳したもの。青森恐山のイタコ,沖縄や奄美のユタやカミンチュ,東京にいるシャーマン,北海道アイヌのシャーマンを取材している。著者は基本的に批判的でないので,シャーマン達の話を受...
図書館で。数年前に奄美大島でユタ神さまに見てもらったことがある。本書はフランス人著者のフランス語版を日本語訳したもの。青森恐山のイタコ,沖縄や奄美のユタやカミンチュ,東京にいるシャーマン,北海道アイヌのシャーマンを取材している。著者は基本的に批判的でないので,シャーマン達の話を受容していく。見えないものが見える能力者であり,そのロジックによる行動や予測が現実と対応するとき人は畏れと恐れを感じる。一方で現実がどうしようもないときはメタ現実の世界に通じるシャーマンと繋がろうとする。嫌いじゃない世界で面白い。
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1.2.4部は民俗学として貴重で面白い。3部は…。特定の宗教団体の話が同列に入り、この布教の為の本なのかといきなり戸惑ってしまった。
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本書において「シャーマン≒スピリチュアリスト」としているようだ。私(たち)がシャーマンと聞いて想像するものより広範囲を指しているように感じる。 ある意味では21世紀の現在における日本のシャーマンをレポートしているともいえるので、誤っているともいえないし興味深くもあるが、でも読んで...
本書において「シャーマン≒スピリチュアリスト」としているようだ。私(たち)がシャーマンと聞いて想像するものより広範囲を指しているように感じる。 ある意味では21世紀の現在における日本のシャーマンをレポートしているともいえるので、誤っているともいえないし興味深くもあるが、でも読んでいてズレを感じる。 イタコやユタといった伝統的な意味でのシャーマンの話であれば違和感はないが、「第二世代シャーマン」といった概念が出てきたりするので。 著者は長く日本に住んでいる外国人(上智大学でフランス語を教えていたという)で、本書もフランス語で書かれたものの翻訳であるという事情は無視できない。 フランス語の文脈で書かれているのだと思うし、取材を受けたシャーマンたちも外国人向けに話をしている可能性を感じる。 巻末の「結論」部で、西洋との比較という観点で総括しているのは面白い。 そういうわけで(?)、興味深い本なのは確かなのだが、でも留保したくなる。 原題にある「dernières」を「最後の」と訳してタイトルにしているけど、それだと伝統的な「絶滅危惧種」なシャーマンにしか該当しない。現代的な姿をしたシャーマンたちをもレポートしているのだから「dernières」は「最近の」といった意味合いなのだろう。 それは著者ではなく版元の責任なのだが、本書の信頼感を損なっていると思う。
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【目次】 第1部 イタコ 第2部 沖縄 第3部 東京ほか 第4部 北海道 第1部、第2部、第4部は民俗学の記録として価値があるかもしれないが、第3部はトンデモ話。 書評で見て読んだが自分には合わなかった。
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東北北海道沖縄のばーちゃんたちの人生が過酷すぎる。東京編になってから結構読み飛ばしてしまった。あと200年くらいしたら霊のエネルギー体みたいみたいなものが物理的に観測されたり証明されたりするのかもしれん。昔の人が病気を祟りとか呪いって思ってたみたいに。
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東北のイタコ、沖縄のユタ、タロットリーディングやヒーリング、アイヌ…様々なシャーマンたちに、著者が出会い、取材する。 イタコなどは基本厳しい修行を積む必要があったり、なかには修行らしい修行をしないでシャーマンになる道を辿ったり。 様々な興味深い話が記載されており、見たことのない世...
東北のイタコ、沖縄のユタ、タロットリーディングやヒーリング、アイヌ…様々なシャーマンたちに、著者が出会い、取材する。 イタコなどは基本厳しい修行を積む必要があったり、なかには修行らしい修行をしないでシャーマンになる道を辿ったり。 様々な興味深い話が記載されており、見たことのない世界を、著者を通じて垣間見ることができた。 分類としては民俗学本に本書はあたるだろう。 特に興味深かったのは、俗世に生きている身からしたら神秘的と思える生き方をしている彼らは、ほとんど全ての人が我が子にこのような苦しい道を辿らせたくはない、シャーマンになりたかったのではなく、ならざるを得なかったのだということだ。 面白いことに、詳述はしないが、本書を通じて良い出会いもあった。 シャーマンについて、興味が尽きない一冊だ。 以下備忘録がてら目次をば。 第1部 イタコ(東北のイタコ;盲目の女性たちの悲しい運命 ほか) 第2部 沖縄(霊魂「商売」;新納和文さん、ユタ(五一歳) ほか) 第3部 東京ほか(鶴見明世さん;マリア―魂の傷を治す ほか) 第4部 北海道(アシリ・レラ―平取のアイヌのシャーマン) 結論 最後のシャーマンを称えて
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