地下図書館の海 の商品レビュー
すごく、いい具合に眠くなる。 堆く積み上げられた本、蜂蜜で満たされた広大な海、ドラえもんみたいに何でも用意してくれる素敵な厨房、そして、時間と運命は恋に落ちる・・・。現実なのか夢なのか曖昧な状況や言葉たちが、頭の中を通り過ぎていくうちに、いつの間にかうとうとしてしまい、自分は本を...
すごく、いい具合に眠くなる。 堆く積み上げられた本、蜂蜜で満たされた広大な海、ドラえもんみたいに何でも用意してくれる素敵な厨房、そして、時間と運命は恋に落ちる・・・。現実なのか夢なのか曖昧な状況や言葉たちが、頭の中を通り過ぎていくうちに、いつの間にかうとうとしてしまい、自分は本を読んでいるのか、本を読んでいる夢を見ているのか、はっと目を覚ますと、まるで心当たりのないページを開いているのであった。
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自分自身とこれは合わずに読むのにひたすら時間がかかった。おまけにこの独特のテンポというか間というか、苦手を飛び越して何やら異世界に飛び込んだような気持ちになった。ある意味本書は自分にとっては奇書のようなものです。
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印象的でアリスのような 現代のゲームとニューヨークとちょうど混ざった 分からなくてミステリアスで魅力的で先がどうなるかどうしても読んでしまう いろんなイメージの集大成みたいで綺麗だった 終盤には最後こうなると先が読めたような?
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こんなに読むのに苦労した本は今までなかった。ファンタジーなんだけど何がどうなってるのかイメージしづらくてページが全然進まなかった。 主人公のザカリーが大学の図書館で甘い悲しみという本を手にするところから話が始まり、そこから地下に広がる星のない海へと導かれる話。運命と時間や梟の王と...
こんなに読むのに苦労した本は今までなかった。ファンタジーなんだけど何がどうなってるのかイメージしづらくてページが全然進まなかった。 主人公のザカリーが大学の図書館で甘い悲しみという本を手にするところから話が始まり、そこから地下に広がる星のない海へと導かれる話。運命と時間や梟の王とか、ミラベルと番人の関係とかよくわからないまま終わった。途中までザカリーがゲイって気づかなくて混乱してた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この方の「夜のサーカス」は大大大大大好きなんだけど、これはちょっと読むの疲れちゃったなあ 後半はもうベッタベタのヌッタヌタで想像したら普通にテンション下がっちゃった、プーさんくらいでしょ嬉しがるの とはいえ合間合間に挟まるお伽噺はやはり魅力的なので、短編集とか出して欲しいなあ
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とても面白いのだが前半と後半の味わいが異なるので個人的には前半半分のプロットで世界観を纏めてくれた方が好み。後半はファンタジーのあらゆるシーンを描く事に長けている作者なのだろうなと思うが詰め込みすぎている。前半で纏めるべきであったと思う絶対に。 日本語のタイトル、上手いなと思う。...
とても面白いのだが前半と後半の味わいが異なるので個人的には前半半分のプロットで世界観を纏めてくれた方が好み。後半はファンタジーのあらゆるシーンを描く事に長けている作者なのだろうなと思うが詰め込みすぎている。前半で纏めるべきであったと思う絶対に。 日本語のタイトル、上手いなと思う。私のように本や図書館に纏わる話が好きな人達に希求するものとしてそのまま「星のない海」とつけずに「地下図書館の海」としているからね。ただ、前半は図書館がメインで後半が星のない海がメインな事を考えると作者的には後半が重要なのかもね。でも私は前半が好きだし、ファンタジーにはまり込みすぎず現実からファンタジーに足を踏み入れるている前半ぐらいの方がファンタジーオンリーの後半より良いと思うし、前半あれだけ言葉を織り込んで行ってた作りなのがあくまでも後半への導入としてしか扱われないよりは、その引き込まれていく謎を現実へと戻して欲しかった。ファンタジーへと堕ち続けるのではなく。それは好みの問題なんだけども。前半の熱量でザカリーとドリアンの話をもっと読みたいです。この二人好きです。 ただ、引き込まれ、読む手は止まらない本でした。人に勧めるかといえば微妙かもなんだけど読後感が胸に数日残る感じに星四つです。
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「あなたは扉を開く。次に何が起こるのだろう。わたしは確かめにいく」 さてさて、この本。少年時代に機会はあったのに魔法の国への扉を開けずに大人になってしまったザカリーが心の奥に後悔を抱きながら、図書館で見つけた不思議な本をきっかけに、謎の男に導かれて魔法の扉をくぐり、[星のない海]...
「あなたは扉を開く。次に何が起こるのだろう。わたしは確かめにいく」 さてさて、この本。少年時代に機会はあったのに魔法の国への扉を開けずに大人になってしまったザカリーが心の奥に後悔を抱きながら、図書館で見つけた不思議な本をきっかけに、謎の男に導かれて魔法の扉をくぐり、[星のない海]にある、物語の迷宮まで旅をするファンタジーである。 はっきり言ってわかりにくい。迷宮である。物語が入れ子のように組み合わさり、登場人物が本物だったり偽物だったり、怪獣に扮した男の子に扮した女性だったり。語り手は移り変わっり話は騙し絵のように進む。読者を迷子にさせる。迷子になると疲れるばかり。結果、あまり楽しめなかった。迷宮を描きたいならこんな風に描かなければよいのに。 読みたい話は、どこか自分の知らない土地を旅してきた伯父さんに、土産話をねだるようなものである。それでどうなったの⁉と前のめりでせがむような話が好きだ。ファンタジーも冒険小説もホラーもミステリーも。「次はどうなるの!?」が知りたい事のすべてだ。 「行ったことのない場所に郷愁を覚える者に。何を(あるいはどこを)探しているか知らないまま、探求を行う者に。探求する者は発見するだろう。彼らの扉は彼らをずっと待っていた。」 理由も理屈も何も要らない。ドキドキするようなことが待っている。そこは何が起きるかわからない地獄かもしれない。それでも構わない、ただ抑えきれない好奇心と共に扉を探し続けるのみである
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詩的で美しい文章のファンタジー。 ストーリーはそれなりに深刻な状況を語るのにどこか昔話的。 物語がタペストリーのように模様を描いていて、読んでいると別世界に行ったような気持ちになれる。 読み終わってみて、物語というものの怖さみたいなものが透けて見える感じがする。語られ、広まり...
詩的で美しい文章のファンタジー。 ストーリーはそれなりに深刻な状況を語るのにどこか昔話的。 物語がタペストリーのように模様を描いていて、読んでいると別世界に行ったような気持ちになれる。 読み終わってみて、物語というものの怖さみたいなものが透けて見える感じがする。語られ、広まり、さまざまなものの下地になるような物語は、それそのものとして力を持ってしまうような気がする。語り手の意図を離れて、もっと大きな力となってしまうのだ。その力がつくる世界は必ずしも幸福だろうか? 私は頷けない。
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本筋の合間合間に入ってくる無関係と思われる数多くの短い物語が、最終的に全部繋がってくるのがなかなかよかった。 非常に物語的な楽しみに満ちていて、著者の物語好きが伝わってくる。
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2023/6/29 読了 突然始まるBL要素にびっくり。相手もよく分からないまま、一目惚れと思い込みでそのまま物語りは終了。 ラスト1/3くらいから、主人公は何を目的にしてるのか分からなくなった。期間を少し空いたのも悪かったんだろうけど、終わりもハッピーエンドなんだかも分からな...
2023/6/29 読了 突然始まるBL要素にびっくり。相手もよく分からないまま、一目惚れと思い込みでそのまま物語りは終了。 ラスト1/3くらいから、主人公は何を目的にしてるのか分からなくなった。期間を少し空いたのも悪かったんだろうけど、終わりもハッピーエンドなんだかも分からない。
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