満天のゴール の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人はみんな一回しか死ねない。だから、後悔のない死に方を。そういう考え方で死を考えることで、今をよりよく生きることができると思った。 生と死を深く考えられるいいお話だった。
Posted by
物語の舞台は、海が近くて星空も綺麗な医療過疎地域。 そこが故郷で逃げ帰ってきた奈緒と息子の涼介。そして地元の病院勤務の三上。3人が主な登場人物。 地域医療、訪問診療などが描かれてる中で、癌を患い人生の終わりが近づいている高齢の患者が登場する。 読みながら、けっして病院の多くない...
物語の舞台は、海が近くて星空も綺麗な医療過疎地域。 そこが故郷で逃げ帰ってきた奈緒と息子の涼介。そして地元の病院勤務の三上。3人が主な登場人物。 地域医療、訪問診療などが描かれてる中で、癌を患い人生の終わりが近づいている高齢の患者が登場する。 読みながら、けっして病院の多くない故郷を思い出し、また、癌で亡くなった父のことを思い出しました。 そして、これからの日本の医療の課題について語られているようにも感じました。 『満天のゴール』 ゴール=死ぬ日 自分の死ぬ日がゴールと言えるような人生がおくれたら、どんなに幸せだろうと思いました。 予定?では、まだまだ先のはずだから、それまで精一杯頑張ります。
Posted by
僻地医療、限界集落、かつて祖父母が生活していた離島を思い出しつつも、生活となりますと、都心で暮らす自分には想像もできない。 そういった世界で、主人公と息子、とあるお婆さん、一人の医師を中心とした、死生観を考える小説でした。 満点のゴール、素敵な考え方だと感じました。 途中で...
僻地医療、限界集落、かつて祖父母が生活していた離島を思い出しつつも、生活となりますと、都心で暮らす自分には想像もできない。 そういった世界で、主人公と息子、とあるお婆さん、一人の医師を中心とした、死生観を考える小説でした。 満点のゴール、素敵な考え方だと感じました。 途中で心に響いたのは、仕事を階段に喩えた一言。『上がるのをやめてしまったらそこからさきの景色は見えない』頑張ろう!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
生きる力がふつふつと湧いてくるような1冊だった。 シングルマザーになった奈緒は10歳の涼介を連れて故郷に戻り、資格を取ったきりになっていた看護師として働くことに。 医療過疎といわれる地域で年老いて病を抱えながらも自分の暮らしを続ける人々や、医師の三上との出会いから奈緒は様々なことを感じる。 人生の中には苦しいことや悲しいこともあるけれど、それでも精一杯生きるということ。 満天の星、満天のゴール。 私も誰かのために、自分のために胸を張って生きたいと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本はスピリチュアルな感じはないのだけれど、心の繋がりは人が思う以上のものだと思わずにはいられない。 生きることは大変なことだけれど、救われることもたくさんあるし、救えることもあるのかもしれない。毎日、星のシールをもらえるように生きていこう、そして、満天の星空を見たい。
Posted by