1,800円以上の注文で送料無料

京都くれなゐ荘奇譚(三) の商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/09/15

「この子の七つのまじないに」 子に拘ってた理由は。 もしも季節が違っていたら依頼は受けなかったかもしれないが、被害は少しの悪戯なんかでは済まなかっただろう。 「霧雨は恋を呪う」 対のものが別々な訳。 あれだけの執着する姿を見た後に語られた話を思い返せば、本当に二人は一緒になって...

「この子の七つのまじないに」 子に拘ってた理由は。 もしも季節が違っていたら依頼は受けなかったかもしれないが、被害は少しの悪戯なんかでは済まなかっただろう。 「霧雨は恋を呪う」 対のものが別々な訳。 あれだけの執着する姿を見た後に語られた話を思い返せば、本当に二人は一緒になって正解なのか悩んでしまうな。 「雨宿り」 気を抜けば食われる。 普通に生活しているだけでも危険が隣り合わせであり、少しでも反応を示してしまったら最後だなんて怖すぎるな。 「潮の家」 逃げる事はできずに。 一度魅入られてしまえば終わりはなかったのだろうが、祀ってまで必死に抵抗し続けた末路だというなら悲しいな。

Posted byブクログ

2024/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高良と澪の距離が縮まっていく短編集。人形とか水死体の髪の毛とか、じっとり怖い感じが多い。じわじわ来るのは高良と澪の距離だけでいいんだよ…

Posted byブクログ

2024/03/16

第3弾。さて邪霊は色々と出現しているが、祓うのは基本変わらない。 澪と高良の関係も変わりつつある様で進んでいるとも言えない。まだまだ話は続くのだろうか。

Posted byブクログ

2024/01/15

夏至までの間の陽気が増える間、力が弱くなる高良。 澪は邪霊を祓う修行をつみ、少しずつ精進していく。 大黒信仰の人形の呪いは子の呪い。 好き合う気持ちが導いた破滅。紫陽花の意味に。土左衛門の誘惑に負けた結果、呪われた家。

Posted byブクログ

2023/12/31

シリーズ第3弾 今年最後の読み収めの1冊 どの物語も、一般人の私の身に起こったらって思うとゾワッとしてしまう! 戻ってくるし、持っていると子供の声が聞こえてくるお人形さん カフスボタンに取り憑く男女 紫陽花と老婆と… そして潮の香り漂う水死体 最後の潮の家が特にゾワワ〜っとしたな...

シリーズ第3弾 今年最後の読み収めの1冊 どの物語も、一般人の私の身に起こったらって思うとゾワッとしてしまう! 戻ってくるし、持っていると子供の声が聞こえてくるお人形さん カフスボタンに取り憑く男女 紫陽花と老婆と… そして潮の香り漂う水死体 最後の潮の家が特にゾワワ〜っとしたなぁ 水死体なんて見たことないけれど、卒倒する澪ちゃんは人の反応として正解だと思う…業って恐ろしや でも、邪霊から抜け出せなくなった人達が無事にあの世へ行けたようで良かった 蠱師がメインの物語かなと思ってはいたけれど、徐々に澪ちゃんの神降ろしの物語になってる気がする 多分澪ちゃんは蠱師…ではなくお巫女さんだから少し立場が異なるかな?と まぁ面白いから良いけれど、漣君や八尋さんが祓うのももっと見たいなって思う

Posted byブクログ

2023/11/08

終始、水のイメージのお話でした。 登場人物それぞれの人間性が少しずつわかってきて、どの人達も愛おしく感じました。 4巻の発売も決まっているので、楽しみです。

Posted byブクログ

2023/10/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

京都くれなゐ荘三作目。 古代中国から転生を繰り返す「千年蠱」であり、 邪霊を食べて生きている高良。 陽の気が多い新緑の季節は苦手だということがわかる。 澪は高良の指示もあって、 だんだん邪霊をうまく払えるようになっているが。 どうも、話が進呈していないような…。 お祓いの謎解き部分がちょっとつまらない気がする。 それと、お笑い要素がないのがつまらないのかも。

Posted byブクログ

2023/08/19

シリーズ第3弾。 どんな呪いもなんとなく祓えちゃうからあまり恐さはない。澪ちゃん、もう少し強くなって! 前世での千年蠱と多気女王のこと、もっと書いてほしいなぁ。

Posted byブクログ

2023/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんとなく今回は怪談話? そんな話が集まってましたね。 しかも、最後の『潮の家』は民俗学者が、夷信仰を知らないでどうすると思った私は民俗学ヲタでもございます。 だってねぇ。海からくるものは死体でも神として祀るメジャーな信仰だから気になってしまいましてねぇ。

Posted byブクログ

2023/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作で登場した新キャラの続編、という感じで大きな進展はなし。 これ、どのくらい続くんだろうか? オレンジ文庫に比べると、萌えが足らないのはレーベルの特徴なのか。 「この子の七つのまじないに」 御所人形の呪いで、車の事故に遭ってしまう八尋。 人形って、こわいよね、やっぱり。 「霧雨に恋は呪う」 カフスボタンに憑いた幽霊。 お嬢様と出入りの彫金師の恋。 「雨宿り」 雨宿り先で出会った高良との交流。 高良はまだ、弱ってる時期だったので邪霊を喰って英気を養ってる、と。 紫陽花の花を積む邪霊。 「潮の家」 水死体の邪霊に魅せられた一族が山に逃げてきて、それでも逃げ切れなかった一族の話。 「オナリ神」の話で姉妹が兄弟の守り神になる、というやつを読んで、「え、戦時中の千人針とかってもしやそれが由来?」と思ったけど、調べたらオナリ神は琉球由来の信仰ということで、違うかってなった。

Posted byブクログ