四日間家族 の商品レビュー
重いテーマでありながら、話題がうまく掛け合わされており、ラストは畳み掛けるように、一気に読めるストーリーだった。久しぶりに小説を読んだが、爽快というか読んでいて気持ちのいい小説でした
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※ 死ぬために集まった四人は、自殺場所に選んだ 山中で禍々しい現場に遭遇してしまう。 年齢や性別、性格や価値観など、何もかもが 異なる歪な四人が反発し合いながらも、 死以外の共通の目的を達成するために追手から 逃げ、反撃のために知恵を出し合い、 敵を見つけ出し、追い詰めていく中...
※ 死ぬために集まった四人は、自殺場所に選んだ 山中で禍々しい現場に遭遇してしまう。 年齢や性別、性格や価値観など、何もかもが 異なる歪な四人が反発し合いながらも、 死以外の共通の目的を達成するために追手から 逃げ、反撃のために知恵を出し合い、 敵を見つけ出し、追い詰めていく中で 連帯感や信頼感が生まれ新しい関係性が 築かれていく。 生きることに見切りをつけたはずの四人が、 過去の自分と向き合い、戸惑いながらも 目を逸らさず変わっていく物語。 帯に書かれた『徹夜必至』に大いに頷ける、 一気読みでした。
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図書館の新着で見つけたが、抄録を読んでパス(この抄録が曲者で、本書のおもしろさをまったく伝えていないのだ)。その後、読み友さんが絶賛していたことから急遽予約した。 集団自殺の書き込みで集まった老若男女が、山奥で赤ん坊を保護することから始まるノンストップ小説だ。ややできすぎの感はあ...
図書館の新着で見つけたが、抄録を読んでパス(この抄録が曲者で、本書のおもしろさをまったく伝えていないのだ)。その後、読み友さんが絶賛していたことから急遽予約した。 集団自殺の書き込みで集まった老若男女が、山奥で赤ん坊を保護することから始まるノンストップ小説だ。ややできすぎの感はあるが、『アベンジャーズ』同様に、この4人のうち誰が欠けてもうまくいかないのだ。それぞれに得意分野があり、必要なときに持ち味を発揮する。ネットに個人情報を拡散されてもめげることなく、それを逆手に取って犯人を追い詰めていくのは爽快だった。
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しんどい感じの話かと思って覚悟していたけど、逃亡劇でハラハラドキドキなお話だった。4人の過去が明かされていく所や、仲良くなっていく所が面白かった。ラスト、結構爽やで良かったー
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面白かったです♪ちょっと都合良く行き過ぎだけどキャラも良くてスピード感ある内容! ネットで集まった4人の自殺志願者達 工場が倒産し保険金が欲しい中年男 コロナ禍裏営業して客6人を死なせた婆さん 理由を言わない中学男子 ヤクザに追われるキレた女性 自殺場所に選んだ山で女が赤ん坊...
面白かったです♪ちょっと都合良く行き過ぎだけどキャラも良くてスピード感ある内容! ネットで集まった4人の自殺志願者達 工場が倒産し保険金が欲しい中年男 コロナ禍裏営業して客6人を死なせた婆さん 理由を言わない中学男子 ヤクザに追われるキレた女性 自殺場所に選んだ山で女が赤ん坊を遺棄するのを目撃した4人は遺棄された赤ん坊を拾い逃走するのだが… いったい何の為に捨てられたのか?何の犯罪が絡んでるのか?誘拐犯としてSNSに拡散された4人はSNSを逆手に取って犯罪を暴き赤ん坊を救い出す‼︎ この作家さんは昆虫シリーズしか読んでなかったから新鮮でした\(//∇//)\
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思っていたよりスリリング。初めは険悪だった4人の関係性と人生に対する絶望感が「守るべき者」によって変わっていきます。最後は少しホロリとしました。
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初めて読んだ作家さん。 テンポよくどんどん話が進んで引き込まれた。 自殺志望の4人がすごい展開に。 4人それぞれに感情移入してしまったけれど、長谷部がなんだか憎めなくてよかった。 ぜひ映画化してほしいなー
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自殺しようと集まった時の4人から激変。 赤ちゃんの影響力大きい。 死なないでいてくれてよかった。 特に陸斗。頑張って生きて欲しい…こんな陳腐な感想しか書けない自分がもどかしいです。
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川瀬七緒の四日間家族を読みました。 自殺サイトで知り合った4人が七輪自殺しようと、山の中にワゴン車で行ったのですが、そこに赤ん坊を捨てに来た女が来て赤ん坊を助けてしまうことから物語は始まります。 赤ん坊を捨てた女は凶悪犯罪に関わっていてネットを使って4人は追われることになります。...
川瀬七緒の四日間家族を読みました。 自殺サイトで知り合った4人が七輪自殺しようと、山の中にワゴン車で行ったのですが、そこに赤ん坊を捨てに来た女が来て赤ん坊を助けてしまうことから物語は始まります。 赤ん坊を捨てた女は凶悪犯罪に関わっていてネットを使って4人は追われることになります。 自殺するはずの4人が協力して悪に立向っていきます。 面白かったです。
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初読みの作家。裏社会ノンストップサスペンス感があって結構好みの作品だった。登場人物も少な目だし、読みやすい作品。木下半太の「悪夢」シリーズが好きな人にはおススメ。 赤ん坊にまつわる犯罪組織はじめ、あまり明るい展開ではないけど、陰鬱な暗さや凄惨さを感じないのは、主要4人それぞれの...
初読みの作家。裏社会ノンストップサスペンス感があって結構好みの作品だった。登場人物も少な目だし、読みやすい作品。木下半太の「悪夢」シリーズが好きな人にはおススメ。 赤ん坊にまつわる犯罪組織はじめ、あまり明るい展開ではないけど、陰鬱な暗さや凄惨さを感じないのは、主要4人それぞれのキャラが立っていて、ちょっと憎めない感じがあるせいかなと思う。 赤ん坊を助けようとする中で4人がそれぞれの過去と向き合う物語ではあるが、そのうち3人は、他人に迷惑をかけたり犯罪まがいのことをしていたりで、良いことしたからといってチャラになるものではないとも思う。自死で過去を清算しようとしていたところから、その過去に向き合う変化は前向きのようだけど、ようやく現実に目を向けただけとも言える。このあたりは好みの分かれるところ。 どんなことが起こるかはぜひ読んでほしいところだけど、現代っぽさも取り入れてあって、現実に起こってもおかしくなさそうな話だなと思った。
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