黒猫を飼い始めた の商品レビュー
全ての作品が「黒猫を飼い始めた」で始まるショートショートのアンソロジー。 ミステリー仕立てのものあり、ホラー寄りのものもありで飽きない。短いからさらりと読めて面白かった。
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同じ一文から始まる話という面白いコンセプトの本だった。黒猫だとミステリになりやすいのかな。「三毛猫を飼い始めた」なら違った感じになりそう。一穂ミチさんの「レモンの目」と青崎有吾さんの「飽くまで」がお気に入り。
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1行目の縛りから、 こんなに幅広くストーリーが変わっていくのは 面白い体験だった。 表紙からは想像できない、 背筋がぞくっとする話が多めだったが、 やはり「黒猫」というワードがそうさせるのか、 不思議なアンソロジーだった。
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最初の一文がみんな同じなのに展開が全部違うから面白かった。好きな真下みこと先生と斜線堂先生、QuizKnockの河村さんのを最後に読んで満足。 どんでん返し堪能させてもらいました。
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「黒猫を飼い始めた」の一文目から始まる短編集。色々な作家さんの作風を楽しめる一冊。読んだことがない作家さんに出会えるので、新たな好みを見つけるのに最適かも。
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ショートショートの醍醐味であるどんでん返しの展開もあれば、キャラの強みを活かしたものもあり面白かった。また、黒猫の話と言われたら沖田さんが出てくるので、その話があって嬉しかった。
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黒猫を飼い始めた。 で始まる短編集。どの作品も読みごたえあり、面白かった。一穂ミチと青崎有吾は本人の短編集に収録されていて既読だった。どっちも「らしさ」あり、名作。 結城真一郞もこの短さで仕掛けてくるのがスゴい。 似鳥鶏は壮大なワールドと最後の落ちが幸せな感じで良かった。小野寺史...
黒猫を飼い始めた。 で始まる短編集。どの作品も読みごたえあり、面白かった。一穂ミチと青崎有吾は本人の短編集に収録されていて既読だった。どっちも「らしさ」あり、名作。 結城真一郞もこの短さで仕掛けてくるのがスゴい。 似鳥鶏は壮大なワールドと最後の落ちが幸せな感じで良かった。小野寺史宜は感想で評価してる人多いのも納得の出来。私はなんか哀しいので、好みじゃないかな。杉山幌のはこの短さで探偵キャラが生かされた会話が良かった。三津田信三はショートショートのお手本のような展開の話が好き。そしてトリの円居挽のトリックもラストらしく収まり良かったです。色んな作家さんが読めて楽しい本でした。かなりミステリー寄り。
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「黒猫を飼い始めた」の書き出しから描かれる短編集。同じ書き出しなのに作家さんによって全く違う展開に、面白いなあと思いながらすぐに読み切ってしまいました。 黒猫が不幸の象徴と考えらがちである事もあってか、ハッピーエンドではない話が多かった印象です。 この本のおかげで、普段読まない...
「黒猫を飼い始めた」の書き出しから描かれる短編集。同じ書き出しなのに作家さんによって全く違う展開に、面白いなあと思いながらすぐに読み切ってしまいました。 黒猫が不幸の象徴と考えらがちである事もあってか、ハッピーエンドではない話が多かった印象です。 この本のおかげで、普段読まない作家さんを知ることができました。
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すべての作品がタイトルと同じ一文から始まるショートショートアンソロジー。MRCの企画だからか、ミステリっぽい不思議な話多め。作家陣も豪華。 黒猫は、謎にも恋愛にも、幸運にも不幸にも、SFにも風刺話にも、相性がいいなと思った。 いくつか個別の感想。 結城真一郎の作品「イメチェン...
すべての作品がタイトルと同じ一文から始まるショートショートアンソロジー。MRCの企画だからか、ミステリっぽい不思議な話多め。作家陣も豪華。 黒猫は、謎にも恋愛にも、幸運にも不幸にも、SFにも風刺話にも、相性がいいなと思った。 いくつか個別の感想。 結城真一郎の作品「イメチェン」はなかなか皮肉が利いたタイトル。犬飼ねこそぎ「スフィンクスの謎かけ」 はオチがいい。朱野帰子「会社に行きたくない田中さん」 は実際にありそうな現代のおじさんの切ない話。 『黒猫を飼い始めた』だと不思議な話になりそうなのに、これが『犬を飼い始めた』だとハートフルな感じの話になりそうな気がするな。
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「黒猫を飼い始めた」という書き出しから始まるショートショート集。ミステリ風や切ない作品まで幅広く収録されているので、どれも短いながら読み応えがあった。とくに好きな作品は犯人当て志向の犬飼ねこそぎ『スフィンクスの謎かけ』、森川智喜『キーワードは黒猫』。
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