1,800円以上の注文で送料無料

「発達障害」と間違われる子どもたち の商品レビュー

3.9

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルが、最近気になっていたこと(身近に発達障害では?と感じる子供が増えたと感じていた)と重なったので読んでみた。 ・寝かしつけが遅くなっている場合、早寝よりも、まずは早起きを習慣化させる(人にとって夜間の睡眠時間の確保はとても重要) ・発達障害の診断は医師のみが出来ること(生育の様子を知ることも必要。細かく定義されている。) ・発達障害のような症候があるのは、生活習慣のみが原因の場合もある ・脳が育つ順番は絶対に「からだの脳」→「おりこうさんの脳」→「こころの脳」 ・「からだの脳」、「おりこうさんの脳」が育てば「こころの脳」は9歳ごろから発達する 読んでみて良かった。生活のリズムを整えることは、子育ての土台になるとても大切なこと。 発達障害とは無縁だと思っている子育て中の方にもぜひ読んでもらいたい本だった。

Posted byブクログ

2024/02/04

作者の経験やいくつもの研究結果から子どもたちをみていった本作。生活習慣や睡眠時間が能力や社会性に影響を与えるということ。それが大切っていう話し。

Posted byブクログ

2024/01/23

元小学校教員の立場、また子を持つ親として「もっと早く出会いたかった!」と思える本でした。 小学校で年々見られる「グレーゾーン」の子の増加がとても気になっていました。その理由は何か、脳科学からの視点、そして35年精神科医として児童・生徒とそのご家庭と接してきた著者の経験を踏まえて...

元小学校教員の立場、また子を持つ親として「もっと早く出会いたかった!」と思える本でした。 小学校で年々見られる「グレーゾーン」の子の増加がとても気になっていました。その理由は何か、脳科学からの視点、そして35年精神科医として児童・生徒とそのご家庭と接してきた著者の経験を踏まえて知ることができました。 特に脳の三段階の成長の話は大変勉強になりました。 子どもの脳の成長、あるべき段階については子どもに携わる方全てに読んでいただきたい内容でした。 大変おすすめです。

Posted byブクログ

2024/01/01

兎にも角にも、まずは規則正しい生活をすること。 両親共働き家庭が増え、それに伴い、子どもの生活リズムも自然と両親に合わせたものになっていると考えたら、子どもの睡眠時間が減っているのも頷ける。 ただ、その生活リズムの改善を学校が保護者にお願いできるか。と言われると昨今の中では難しい...

兎にも角にも、まずは規則正しい生活をすること。 両親共働き家庭が増え、それに伴い、子どもの生活リズムも自然と両親に合わせたものになっていると考えたら、子どもの睡眠時間が減っているのも頷ける。 ただ、その生活リズムの改善を学校が保護者にお願いできるか。と言われると昨今の中では難しいだろう。だから、ぜひ保護者にこの本を手に取ってもらって、生活リズムの見直しをするきっかけにしてもらいたい。

Posted byブクログ

2023/12/31

中学校教員の妻が自分のクラスには自閉傾向にある生徒が多いという。全体的に発達障害と思われる子どもの数が増えているという。しかし、それは本当にそうなのだろうか。単に今までならちょっと扱いにくい子を発達障害という名前で呼んでしまっているのではないか、そんなふうに感じていた。同じ著者の...

中学校教員の妻が自分のクラスには自閉傾向にある生徒が多いという。全体的に発達障害と思われる子どもの数が増えているという。しかし、それは本当にそうなのだろうか。単に今までならちょっと扱いにくい子を発達障害という名前で呼んでしまっているのではないか、そんなふうに感じていた。同じ著者の最新刊を立ち読みしていて、先に本書が出ていることを知った。ちょうど書店に並んでいたので2冊とも買って、先にこちらを読んだ。正月帰省2日目。読了。わかったことは、子どもはまず原始人に育てるということ。からだの脳(大脳辺縁系や脳幹など)をまずは育てるということ。そのためにはとにかく睡眠時間をしっかりとるということ。朝早く起きること。昼寝は短めにすること。そうすることで寝付きも良くなるということ。セロトニンが多く分泌されれば、精神的にも落ち着くということ。そして、脳はいくらでも改善できるということ。まずは親がしっかり睡眠を取るのが良い。僕の場合、仕事が遅い時間のため、夜中3時頃に寝て、朝9時頃起きるというのが習慣になっている。朝日をしっかり浴びられていないのは問題かもしれない。そういう生活もあと1年。まあ、自分のことより、夜中にゲームをしているという自分の子どものことが問題。一人暮らしをしているからもう関わることも出来ないが。自分の関わる子どもたちはどうか。幼児教育や習い事で忙しく育ってきた子が多いことだろう。まずは睡眠時間の確保を提案しよう。妻の抱える生徒たち。まずは妻に本書を読んでもらうことからだろう。自分は次の本に進む。

Posted byブクログ

2023/12/26

こだわりがあったりすぐにキレたりする子がいると、発達障害では?という風潮が気になっていました。まずは睡眠をしっかりとることと家庭環境を整えることを自分も頑張りたいと思います。

Posted byブクログ

2023/12/11

発達障害といわれる子どもが13年で10倍に増えたそう。 しかしそのうち正確に診断されているのはどれくらいなのか?? いまは少しでも変な言動をすると「発達障害じゃない?」なんてジョークにもならないような言葉をかけられることがある。 それくらい浸透してきた「発達障害」だが、正しく理...

発達障害といわれる子どもが13年で10倍に増えたそう。 しかしそのうち正確に診断されているのはどれくらいなのか?? いまは少しでも変な言動をすると「発達障害じゃない?」なんてジョークにもならないような言葉をかけられることがある。 それくらい浸透してきた「発達障害」だが、正しく理解している人はごく少数である。それに理解していても診断できるのは医師のみ。ベテランの教員も幼稚園教諭も診断はできない。 そういう誤解から現れるものを筆者は「発達障害もどき」という分かりやすい言葉で、素人に説明してくれる。 発達障害を知らない人、かもしれないで戸惑っている人、への入門書的な一冊だった。 幼児期の「発達障害もどき」は、発達の遅れによって見誤りが紛れているかもしれない。 とくに現代は両親共働きで夫婦のみ(もしくはワンオペで)育児も担っている家庭もおおく、生活リズムの狂いから成長が阻害されているのかも?!という点に着目している。 朝7時前には起きること、朝日を浴びる。体内時計を整える。 睡眠時間をじゅうぶんに取ること。 この何でもないようなことが、生活の質を大きくかえる要素である。 書かれていることは分かりやすいが、当方にとっては知っている内容だった。

Posted byブクログ

2023/12/03

発達障害と診断されたら、「‥だから、できないんだ、仕方ないんだ」と思いがち。他とうまく関係が築けない子、乱暴な子、立ち歩く子、コミュニケーションがうまくいかない子、すべて発達障害?と頭をよぎっていた。家庭の生活サイクル改善でもっと子どもは生きやすくなる。まずは食事、睡眠。

Posted byブクログ

2023/11/21

発達障害「もどき」の子どもたちが、そこから抜け出すためにはどうすればよいか。 筆者は、子育て=脳育て、自分の命を守る基本的な脳を育てる(原始人を育てる、と筆者は表現する)ため、睡眠時間の確保、家族ぐるみでの生活習慣の改善が大事であるとする。また、子どもに役割を与えることで、自己肯...

発達障害「もどき」の子どもたちが、そこから抜け出すためにはどうすればよいか。 筆者は、子育て=脳育て、自分の命を守る基本的な脳を育てる(原始人を育てる、と筆者は表現する)ため、睡眠時間の確保、家族ぐるみでの生活習慣の改善が大事であるとする。また、子どもに役割を与えることで、自己肯定感の向上にもつながり、それが彼ら彼女らの命を守る基本的な脳づくりに繋がるとする。 うちのコは他とは違うのでは?という不安が、学校園などからの指摘で増大する親御さんも多くいると思う。 発達障害、として様々なケアを検討する前に、まず家庭で、親が、できることを本書では呈示する。少しずつ、無論、子どもと話し合いを持ったうえで、だが、本書の考え方や生活習慣の改善を、子育てに取り入れていこうと思った。

Posted byブクログ

2023/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自立とは、自分で生活を回すために社会の中でコミュニケーションをとり、自分に必要なものや助けがあればそれを他者から受け取って、それを使って生きていくこと。 発達障害もどき流行ってる今、まずは生活習慣の立て直しが重要、早寝早起きで親も子も睡眠を十分に取れば心も安定する。 親も、自分の楽しみの時間はあきらめて、1人で家事や仕事のすべてを抱え込んでしまうのは、良い頑張り方ではない。 親がやるべきことは、自分がまっとうに生きる姿を通して、子どもを導くこと。

Posted byブクログ