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ネット情報におぼれない学び方 の商品レビュー

4.5

17件のお客様レビュー

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2024/07/10

【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD00887747

Posted byブクログ

2024/06/09
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ネット情報と本の違いをわかりやすく説明した本。著者は大学図書館司書経験のある大学講師。「千と千尋の神隠し」の舞台を例に信頼できる情報の集め方を説明しているが、調査過程がすごすぎて舌を巻いた。中高生向けに書かれているので、例がわかりやすい。ただ、"ONE OK LOCK"の例は変えた方がいいかも。""をつけてもつけなくても同じ結果だった。おそらくワンオクがだいぶメジャーになっちゃったからかな。

Posted byブクログ

2024/05/05

図書館情報学からの提言である。世界での情報リテラシーとして標準である図書館情報学で研究の方法やフェイクニュースへの対処など様々なことを説明している。  最初の千と千尋の聖地について本による検証が面白い。九分という台湾の聖地は単にネットで推測されているだけであるという説明である。

Posted byブクログ

2024/06/20
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p.37 国立国会図書館サーチ  リサーチ・ナビ カーリル p.41 WorldCat 海外の本 p.55 ジャパンナレッジ p.60 雑誌・論文 CiNii Research Goolge Scholar goo類語辞典 統計データ 国立国会図書館 リサーチ・ナビに「日本・白書・年報」のページ 政府統計の総合窓口 e-Stat google ・絞り込み(引き算) word - word ・完全一致 "word or phrase" ・あいまい 墾田*法 ・OR検索 坂本竜馬 or 坂本龍馬 ・AND検索 夏休み and 自由研究 ・複合的 ()を利用 ・サイト内検索 千と千尋 site:ghibli.jp ・ドメイン指定検索 奨学金 site: go.jp ・過去のwebを探す  https://archive.org/web/ p.133 国立国会図書館 レファレンス協同データベース p.143 google trends http://iwnm.jp/500964

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2024/01/03

ネット情報自体を批判している本のように勘違いされそうな書名と表紙。実際は、ネットを上手に使い図書館も使いたおし、双方のいいとこどりをして知識のインプットとアウトプットを繰り返しながら自分の世界を広げていこう、という内容。ネット上のフェイクニュースや、悪意をもって書かれた書籍に惑わ...

ネット情報自体を批判している本のように勘違いされそうな書名と表紙。実際は、ネットを上手に使い図書館も使いたおし、双方のいいとこどりをして知識のインプットとアウトプットを繰り返しながら自分の世界を広げていこう、という内容。ネット上のフェイクニュースや、悪意をもって書かれた書籍に惑わされず、確かな情報をもとに自身のテーマを探求しつづけよう、と呼びかける著者は、とても苦労しながら学びつづけている方であることが、著者略歴や本文から感じ取れる。紹介されている各種のオンラインデータベースを私も積極的に活用してみたい。

Posted byブクログ

2023/09/21

○新書で「学校生活」を読む⑩ 梅澤貴典『ネット情報におぼれない学び方』(岩波ジュニア新書、2023年) ・分 野:「学校生活」×「行事を読む」 ・目 次:  はじめに  1章 ネット時代の学びとは?  2章 探究のための図書館活用法  3章 図書館を味方につければ鬼に金棒! ...

○新書で「学校生活」を読む⑩ 梅澤貴典『ネット情報におぼれない学び方』(岩波ジュニア新書、2023年) ・分 野:「学校生活」×「行事を読む」 ・目 次:  はじめに  1章 ネット時代の学びとは?  2章 探究のための図書館活用法  3章 図書館を味方につければ鬼に金棒!  4章 「確かな情報」って何?  5章 ネット情報の海でおぼれないために  6章 知識を「学ぶ」から、知識を「使う」へ  7章 アイデアの発信が、未来を切り拓く  おわりに ・総 評  本書は「確かな情報源を探す方法」や、そうして集めた情報を基に「自分ならではのテーマを探究していく面白さ」を紹介した本です。著者は図書館司書として長年勤務した経験を持ち、現在は都留文科大学の講師を務めている人物です。  今日において、インターネットは私たちの生活には不可欠なものとなっており、スマホ1つで様々な情報が調べられるようになりました。一方で、そのネットの世界には膨大な情報があり、それらをいかに“使いこなすか”が、重要なカギとなります。こうした「情報リテラシー」の基礎を解説したのが本書であり、この本を読んで面白いと思った点を、以下の3点にまとめます。   【POINT①】なぜ「本を読むこと」が大切なのか?――情報の信頼性を考える  ネットは瞬時に大量の情報を調べることができる点で便利ですが、その情報の発信者が分からない場合が多いことに注意が必要です。情報の信頼性に関して、まず重要なのは「誰が言ったか」であり、その点で本などの印刷物は、著者や出版社という形で「責任の所在」が明らかとなっています。さらに本は、その一冊で話が完結しているので「自力では困難な情報の収集・調査と整理・検証の成果を知ること」が可能になります。この点について、著者は「いわばテーマに精通したプロフェッショナルを、数千円(図書館の本ならば無料)で雇ったも同然」であると指摘しています。 【POINT②】どうすれば「確かな情報」が得られるのか?――情報を比較してみよう  近年は「フェイクニュース」という言葉に代表されるように、ネットにおける“虚偽の情報”が問題となっています。特にSNSなどで目にする情報は、AIが過去の検索や閲覧の履歴をもとに「自分の考えに味方してくれる情報」を優先的に表示していることもあり、こうした情報が発信される“目的”=“これが広まることで、誰が得をするのか”といった視点が重要だと言います。また著者が「情報を中立的に比較する訓練」として挙げているのが「ニュースや記事の読み比べ」です。あるニュースの報じ方が複数の媒体でどう異なっているのかを比べることで、自分の考えとは合わない情報も確認できると指摘しています。 【POINT③】自分なりの「問い」を作るには?――情報を使ってみよう  探究学習では、自分なりの「問い」を“自由”に作ることができますが、その“自由さ”が逆に難しいという人も多いでしょう。本書では、そのヒントとして、まず「世の中にあふれる「困りごと」や「助けが必要な人」を想像」し、それに「自分が得意なこと」を組み合わせて、その役立て方を考えるという方法を挙げています。こうした「2つの異素材を組み合わせる」という方法が重要であり、著者も「アイデアは既存の知識を複合的に組み合わせることで生み出」すことが可能で、さらに「素材となる知識が幅広いほど、想定できる組み合わせや加工法のパターンが増える」ので有利になると指摘しています。  本書では、探究学習などの場面でよく耳にする指示――「ネットの情報だけでなく、本(文献)の情報も利用すること」「自分の興味・関心から“問い”を考えること」など――について、その必要性や取り組み方が具体的に説明されています。また著者が長らく図書館に勤めていたこともあり、特に図書館の使い方や文献の調べ方などは特に詳しく説明されています。皆さんも、探究学習の際は、久しぶりに(初めて?)図書館に足を運んでみてはどうでしょうか? (1410字)

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2023/06/17

中学生にも読みやすい言葉や例で、探究の道具としての図書館とインターネット検索について書かれています。 著者の豊富な知識と探究心が詰まっています!

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2023/06/06

中高生向けに書かれた本書ですが、大人の方でも読むのをオススメします。分かりやすい文章でスラスラ読めたのが良かったです。タイトル通り「ネットリテラシー」を身につける大切さ以外にも、学ぶ楽しさの根幹を理解できました。先人たちの知恵をどのように自分のなかに落とし込むか、そしてそれをどの...

中高生向けに書かれた本書ですが、大人の方でも読むのをオススメします。分かりやすい文章でスラスラ読めたのが良かったです。タイトル通り「ネットリテラシー」を身につける大切さ以外にも、学ぶ楽しさの根幹を理解できました。先人たちの知恵をどのように自分のなかに落とし込むか、そしてそれをどのように発信していくのか丁寧に書かれています。今後は図書館を大いに利用していきたいと思いました。

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2023/05/21

本書の中でおすすめされていることの一つに「NDC(日本十進分類法)(10×10)を脳内四次元ポケットに!」というものがあるが、これが本書の立ち場を象徴しているように思う。 これを聞いて「10×10枠の分類枠を自身の思考整理枠としてもっておくと便利!」とすんなり思えてしまう人(そ...

本書の中でおすすめされていることの一つに「NDC(日本十進分類法)(10×10)を脳内四次元ポケットに!」というものがあるが、これが本書の立ち場を象徴しているように思う。 これを聞いて「10×10枠の分類枠を自身の思考整理枠としてもっておくと便利!」とすんなり思えてしまう人(それがどの程度存在するのかわからないのだが)と、「はぁ?何言ってんの?」となる人の両方がいるのではないかと思われるが、「はぁ?」となってしまう人も、一旦一呼吸置いて、「この著者はこういう人なんだ」ということを念頭に置きながら、本書をはじめから読みはじめることをおすすめしたい。 本書全体に貫かれている「こんなふうに調べると、こんなことがわかっちゃって超楽しいよ!」というテンションを一旦、著者(=他人)として切り離しつつ、「情報探索にやたらテンションが高くなってしまう知り合いのお兄さんが、いろいろ教えてくれちゃう本」だと思って読んでみると、ちょっと苦笑いするところもありつつ、「でも、教えくれてよかった。お兄さん、ありがとう!」と思えてくるんじゃないか、と思う。 そういう意味では『ネット情報におぼれない学び方』というタイトルは、なんだか教条的で、本書がもっている質感(とその良さ)をうまく反映しきれていないと思う。どちらかというと、「リサーチオタクのお兄さんが教える、楽しい調べ方教室」とかそういう感じ。 そういう意味で、身近にいて困るといろいろなことを教えてくれる、ちょっと年上の「お兄さん」みたいな本なので、中高生も大学生も大人も、自分がいつでも頼れる存在として、1冊手元に置いておくのが良いのではないだろうか。

Posted byブクログ

2023/05/21

岩波ジュニア新書だけあって、とてもわかりやすい文章、内容だった。調べ物で使えるベータベースが何個も紹介されてて、早速ブックマークさせてもらった。 「自由研究にワクワク感を取り戻したい」という筆者の考えが素敵だと思った。自分の知識の地図を広げていくぞ、そしてできたらアウトプットもす...

岩波ジュニア新書だけあって、とてもわかりやすい文章、内容だった。調べ物で使えるベータベースが何個も紹介されてて、早速ブックマークさせてもらった。 「自由研究にワクワク感を取り戻したい」という筆者の考えが素敵だと思った。自分の知識の地図を広げていくぞ、そしてできたらアウトプットもするぞ、という勇気をもらえた。良書です!

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