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今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義 の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2024/10/04

わかりやすかった。 資本を「不断で無制限の価値増殖運動」と定義し、相対的剰余価値の中に特別剰余価値(「技術革新によって得られる時限的な剰余価値」)を見出したところは大変興味深い。 資本主義がさまざまな点で限界を迎えている今、これを人間社会の前史と捉えるマルクス経済学には、今読むべ...

わかりやすかった。 資本を「不断で無制限の価値増殖運動」と定義し、相対的剰余価値の中に特別剰余価値(「技術革新によって得られる時限的な剰余価値」)を見出したところは大変興味深い。 資本主義がさまざまな点で限界を迎えている今、これを人間社会の前史と捉えるマルクス経済学には、今読むべき意味がある。 ただ労働価値説には疑問が残った。(東南アジアと西洋で同じ労働内容でも、賃金は違うじゃん…っていう。)

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2024/02/16

マルクス難しいーーーー ・資本主義の崩壊を予言 ・剰余価値を提唱 ・労働価値説を展開 商品の価値が商品に費やされる労働時間によって決定されるという考え方 ・政府の計画経済を提唱 計画経済とは、資源を国有化し、中央政府の意思のもとであらかじめ策定した計画に基づき、資源配分...

マルクス難しいーーーー ・資本主義の崩壊を予言 ・剰余価値を提唱 ・労働価値説を展開 商品の価値が商品に費やされる労働時間によって決定されるという考え方 ・政府の計画経済を提唱 計画経済とは、資源を国有化し、中央政府の意思のもとであらかじめ策定した計画に基づき、資源配分をおこなう体制のことです。とくに、マルクスは恐慌時に銀行や工場などを国有化して対処することの必要性を説いています。 マルクスの思想を学ぶことで資本社会のデメリットを学ぶことができる。 労働者は、貨幣により自由を奪われ、労働によって価値が生まれた広告やブランドから欲求を促進され、経済は回るが、それは幸福とは結びついていない。 剰余価値が生まれることにより労働者は搾取される。 資本者しか、裕福になることはできない。 労働力=賃金 賃金→生活費 一生働くサイクル

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2024/02/09

audible 。白井聡さんのマルクス入門書? 難しいけど大切なことだ。世の中では「包摂」という言葉がさも大事なこととして使われるが、働く者を取り込む資本の側が都合よく使うことには抵抗しなくてはならない。有名なトヨタのやり方がどれほど労働者を苦しめていることか。 もっと勉強しよう...

audible 。白井聡さんのマルクス入門書? 難しいけど大切なことだ。世の中では「包摂」という言葉がさも大事なこととして使われるが、働く者を取り込む資本の側が都合よく使うことには抵抗しなくてはならない。有名なトヨタのやり方がどれほど労働者を苦しめていることか。 もっと勉強しよう。

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2024/02/07

むずいぃぃ しかしなるべく分かりやすく書こうとしていることが伝わりました。 資本の他者性 資本とは人間にとって味方ではなく他者である つまり、人間が幸せになるために存在している訳ではないということ ただただ無限の価値増殖だけを目的にしている そして私達人間はいつのまにかその目的...

むずいぃぃ しかしなるべく分かりやすく書こうとしていることが伝わりました。 資本の他者性 資本とは人間にとって味方ではなく他者である つまり、人間が幸せになるために存在している訳ではないということ ただただ無限の価値増殖だけを目的にしている そして私達人間はいつのまにかその目的の手段となっている 本来は人間の生活をより豊かにするものだったはずだが、今や新たな欲求を生み出すことでしか維持できない仕組みと理解した 新たな欲求とは幸せを享受するものとして必要のない欲求 頭の中整理するだけで精一杯だ 但し、良いもの読んだ!

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2023/12/01

包摂、フォーディズム、自分にとって初めての言葉や概念が多く、面白かった。封建社会当時の働き方、仕事観と現代の違いが分かりやすく、現代の感覚からするとひどい労働環境が常識だったのだなあと思った。マルクス主義、資本論の原点。

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2023/09/15

『資本論』を解説しつつ、マルクスの分析した「資本主義とはなんたるか」を解いた一書。もちろんマルクスの思想全体を網羅したものではないが、資本主義の本質をめちゃめちゃ分かりやすく伝えてくれている。終盤、資本主義への憤りと、資本主義に包摂されている(己れを含めた)地球があまりに哀れにな...

『資本論』を解説しつつ、マルクスの分析した「資本主義とはなんたるか」を解いた一書。もちろんマルクスの思想全体を網羅したものではないが、資本主義の本質をめちゃめちゃ分かりやすく伝えてくれている。終盤、資本主義への憤りと、資本主義に包摂されている(己れを含めた)地球があまりに哀れになり涙した。やはり資本主義は悪である。

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2023/09/05

コテンラジオのマルクス回に続けて読んだけどやっぱりマルクスは難しいですね。商品、価値、資本…と一つ一つの定義や論理にはなんとか付いていけてる気がしつつも全体感はなかなか落とし込みにくい。まぁまだ入門の入門レベルだから仕方ないですが後半で紹介されていたマルクスの言う「包摂」の概念に...

コテンラジオのマルクス回に続けて読んだけどやっぱりマルクスは難しいですね。商品、価値、資本…と一つ一つの定義や論理にはなんとか付いていけてる気がしつつも全体感はなかなか落とし込みにくい。まぁまだ入門の入門レベルだから仕方ないですが後半で紹介されていたマルクスの言う「包摂」の概念については本書で初めて知ったのですが、興味深かった。白井さんが例示していた共感や感動などの感情すらも資本主義下では商品と化してしまうという点は非営利組織の支援に関わる身としてもっと深めて考えてみたいと思えた。

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2023/08/23

読む前からなんとなく言うことわかりそうな組み合わせなのですが、読んで良かった本でした。 共産主義や革命のところに重点を置かず、資本主義の問題点の分析としての資本論の素晴らしさに重きを置いているように思えました。現代でも色褪せない、とても素晴らしい知見であると感じました。包括、阻害...

読む前からなんとなく言うことわかりそうな組み合わせなのですが、読んで良かった本でした。 共産主義や革命のところに重点を置かず、資本主義の問題点の分析としての資本論の素晴らしさに重きを置いているように思えました。現代でも色褪せない、とても素晴らしい知見であると感じました。包括、阻害などキーワードを通して話してくださるのも、界隈の人の語源を知る上では役立つものと考えました。 個人的には資本主義の分析については文句なく素晴らしいと感じるのに、その後共産主義革命に至る理論が成り立っているのかよくわからないのは、僕の修行が足りないのかなと。

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2023/06/18

資本主義が行き詰まりを見せているのは周知の事実だが、本書はさらに一人ひとりが資本主義の包摂に取り込まれ、人間が自由に生きる判断力を失っていることを指摘する。そら恐ろしい状況である。早く抜け出なければ。

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2023/04/10

ちょくちょく資本論やマルクスに触れた書籍に触れた中で本著は 資本主義を巡る歴史的経緯の中で昨今取り沙汰される問題へのレンズとしてのマルクス思想のあり方を 少ない紙幅の中で躍動的に記述しきっていて、同著者の他作品やマルクス関連本への中途に読むにはありがたいものになっている。

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