ネガティブ思考こそ最高のスキル の商品レビュー
ネガティブなことが起こったとき、ポジティブに変換する必要はない。不完全さも見つめて、感じることが人生。畏怖。あれこれ穴埋めしてポジティブを求める必要なんてない、起こったことを受け止め見つめることが人生。日々起こるなんでこんなことがってことも受け止めてこそ人生。それでいいと思えた。
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斜め読み、飛ばし読みだったけど、この本の主張するところは結構好き。 周囲にポジティブな人がいると引っ張られてとても助かるんだけど、逆に引っ張られ過ぎて失敗しないようにブレーキを踏む役割になることが多くて、そんな自分がいつも無意識的に気をつけている事かもしれない。 しかしこの邦題は少し違和感。 THE ANTIDOTE(=解毒剤) happiness for people who cant stand positive thinking. ポジティブへのカウンター=ネガティブって事ではなくて、 ポジティブが全てではない、とか、ポジティブ思考を超えろ、とかがいいんじゃないかなと思いました。
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ネガティブな思考を推奨するというより、極端なポジティブ思考に警鐘を鳴らす本。ポジティブな自己啓発本や、その考え方を完全否定するわけでもない。ちょっと本のタイトルがズレている気がする。 自己啓発書を読んだ直後は、興奮状態になって、一時的にやる気が出る。似たような自己啓発本を続けて...
ネガティブな思考を推奨するというより、極端なポジティブ思考に警鐘を鳴らす本。ポジティブな自己啓発本や、その考え方を完全否定するわけでもない。ちょっと本のタイトルがズレている気がする。 自己啓発書を読んだ直後は、興奮状態になって、一時的にやる気が出る。似たような自己啓発本を続けて読んだり、関連するセミナーを受けてみたり。ところが、現実とのギャップを知り、精神を病むことになる。内省的な方であれば、早々にギャップに気づき、苦しむもの。 結論としては、「ポジティブ思考は程々に。自己啓発本に踊らされてはダメ。批判的な目を持って。ネガティブケイパビリティを受け入れられる、ニュートラルな心の状態がちょうどいいよ。」という感じだった。そして、この適度な心のバランスへと導く「ストア哲学」の考え方も興味深い。 私個人はネガティブ思考である。何かに挑戦しても、他人ほど結果は出せない。まあ、それでも良いんだ。周囲と比べて、自分を無理やり明るい人間に変えようと、無理に努力する必要は無い。ひねくれて感じが悪い人にはなりたくないけれど、不完全で不安定な自分を受け入れ、穏やかな笑顔でいたい。
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ポジティブ思考が良いという固定観念を覆す本。 ポジティブになろうとすることは、「水の上に浮かんでいようともがくと沈み、潜水しようとすると浮き上がる」という例えがしっくりきた。
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自己啓発界に対し、哲学等に基づいて軽妙にカウンターを放つ本。 苦悩を引き起こす究極の原因は我々自身の判断や信念にある。 不愉快なことを避ける人は、不可能な試みにエネルギーを費やす。 自分の思考の目撃証人になろうとする方が心に平穏をもたらす。
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ネガティヴを活かして〜と考えて読んでみましたが、ちょっと違いました。 ポジティブ思考主義の危険さを指摘しています。 一番のネガティヴの要因は死ということで、死についての考察がたくさんなされています。 いろんな人に話を聞いているので、そういう考え方もあるのかーと考えさせられました。
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まず、本書はネガティブ思考礼讃を掲げているものではない 原題のANTIDOTE(解毒剤)が示すように、行き過ぎたポジティブ思考信仰に警鐘を鳴らし、真の幸福に向かう道を「ネガティブ」を排除せず探索する試みがなされたものだ。 ありもしない「確かな」未来を手に入れるためにイマココの不確...
まず、本書はネガティブ思考礼讃を掲げているものではない 原題のANTIDOTE(解毒剤)が示すように、行き過ぎたポジティブ思考信仰に警鐘を鳴らし、真の幸福に向かう道を「ネガティブ」を排除せず探索する試みがなされたものだ。 ありもしない「確かな」未来を手に入れるためにイマココの不確実性に蓋をするのではなく、不確実性と向き合う。 一度立てた目標を盲信しその達成に躍起になって人生を浪費するのではなく、ここでもイマココをみつめ判断していく。経験主義が息づいた考え方は、たしかに現実と向き合う勇気をもたらし、結果として私達を幸福へと導いてくれそうだ。
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ネガティブ思考というよりは、アンチポジティブ思考といった内容の本。 同じ著者の『限りある時間の使い方』がアンチ時間術本なら、こちらはアンチ自己啓発本といった感じ。 本当、自己啓発本の著者を実名で否定的な意見を述べていてなかなか面白かった。 確かに、「ネガティブなことを考えるな」...
ネガティブ思考というよりは、アンチポジティブ思考といった内容の本。 同じ著者の『限りある時間の使い方』がアンチ時間術本なら、こちらはアンチ自己啓発本といった感じ。 本当、自己啓発本の著者を実名で否定的な意見を述べていてなかなか面白かった。 確かに、「ネガティブなことを考えるな」というのは逆効果なのかもとは思った。「シロクマのことだけは考えるな」と言われると、シロクマのことを考えてしまうように、逆にネガティブなことを考えてしまうとか。 まあ、ネガティブ思考な人が「ネガティブなことを考えてしまった」と落ち込むよりかは、「ネガティブでいいじゃないか」と考えるほうがよっぽどかいいだろうしね。 「ものごとをうまく進行させようと考えて過ごす時間やエネルギーが長ければ長いほど、当事者の達成意欲は削られていく」というのは、難しい問題だなと思った。部下にたいしてもっと効率的に仕事をしてほしいと思っても、「効率的にやれることを考えて仕事して」と言うと逆効果になることもあるということなのかな。そういうのを考えるのが苦手な人も確かにいるしね…。 エール大学の目標設定に関する調査はなんとなく聞いたことある気もするけど、実際にはそんな調査は存在しないらしい。 だけど、自己啓発書やセミナーではよく語られる調査らしい。自己啓発本でこの調査について引用した著者に出どころを確認しようとしても、誰が発端か分からなかったそう(出所を尋ねると他の自己啓発の大物の名前をだされ、一周してしまったらしい)。 出所がわからないといえば、たまにマーケティングの本ででてくる、食器メーカーが主婦を集めて次に買う皿はどんなのがいいかと尋ねると、黒くてオシャレなお皿と答えたのに、その後に謝礼として選んだお皿は普通の白い皿だったという調査は、出どころを調べたけどよく分かってなかったりする。これも、誰かが作った創作なのだろうか。 途中、「安全」と「安心」は異なるという内容の話があったけど、これ英語だとなんて書いてあるのだろう。安全と安心の違いを意識するのって、日本独特みたいなことだと思ってたけど、そういうわけでもないのかな。 最悪を想定するのがいいとか、ネガティブ思考という印象はなかったけど、確かにネガティブといえばネガティブなのかも。 ようは、楽観的に考えるのはよくないということなのだろうなと思った。
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モンキー・アイデアとして、処理しようとしてきた対処法の上を行く措置法が紹介されていた。 内面のお喋りという思考は、自分の中の不平不満を糧にして生きている。この罠から抜け出すには、思考を止めるのではなく、思考を本当の自分と見做すのをやめればいい。 デカルトの我思う故に我あり、ではな...
モンキー・アイデアとして、処理しようとしてきた対処法の上を行く措置法が紹介されていた。 内面のお喋りという思考は、自分の中の不平不満を糧にして生きている。この罠から抜け出すには、思考を止めるのではなく、思考を本当の自分と見做すのをやめればいい。 デカルトの我思う故に我あり、ではなく、やたら干渉する我と同一化せず、思考を目撃・観察する証人となることで、思考と一体であると考えることから離れる。 座禅の関連の書物を読み漁るきっかけになった一冊。
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「ネガティブであれ!ネガティブこそ素晴らしい!」というような内容ではなく、幸せな生き方を考えた時に「ポジティブ志向」が過大評価されているのでは?という問いかけの本な気がしている。 失敗として感じたこと、恐れる気持ち、恥ずかしいという感じ方も受け入れよう、という気持ちになった。 ...
「ネガティブであれ!ネガティブこそ素晴らしい!」というような内容ではなく、幸せな生き方を考えた時に「ポジティブ志向」が過大評価されているのでは?という問いかけの本な気がしている。 失敗として感じたこと、恐れる気持ち、恥ずかしいという感じ方も受け入れよう、という気持ちになった。 ポジティブとネガティブ、二つは対立するものではなく、どちらも幸せを感じるための大事なものなのだと読んでいて思った。
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