ものがわかるということ の商品レビュー
面白かったです。 短いエッセイを集めた本は、序盤のものだけ面白いということが多いですが、この本は全編を通して考えさせられたり、新しい発見があったりします。 ちなみにこの本を読めば「わかる」とはどういうことか分かるのか?あとがきの書き出しを引用します。 『さて、「わかる」というこ...
面白かったです。 短いエッセイを集めた本は、序盤のものだけ面白いということが多いですが、この本は全編を通して考えさせられたり、新しい発見があったりします。 ちなみにこの本を読めば「わかる」とはどういうことか分かるのか?あとがきの書き出しを引用します。 『さて、「わかる」ということが、わかっていただけたでしょうか。そんなわけないですよね。』 これぞ養老流。
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著作をあまり読んだことがないながら、なぜか昔から惹かれる養老先生。見た目や雰囲気がまず好みということもあります(笑) 想像していたより、結構ばっさりはっきり物を言われる方だと今回知りました。勝手に親近感を抱いています… 気になったところをいくつか。 ○知るとは自分が変わること...
著作をあまり読んだことがないながら、なぜか昔から惹かれる養老先生。見た目や雰囲気がまず好みということもあります(笑) 想像していたより、結構ばっさりはっきり物を言われる方だと今回知りました。勝手に親近感を抱いています… 気になったところをいくつか。 ○知るとは自分が変わること ○ああすればこうなるが前提になっていたら、知ることが難しい。 ○万事を「日常言語の世界」で済ませたいと思う人は文系に向いていて、そこから出ることに抵抗のない人は理系に向いている。 ○心は自分だけのものと思っている人が多いが、心とは共通性そのものです。 心に個性はありません。他人に理解できないことを理解し、感じられないことを感じている人がいたら、それは病気です。 他人に通じない考えを自分が持っていても意味がない。どうしてこんな当たり前の常識が通らないのか。心の個性があるなんて思っているから、若い人が大変な労力を使うわけです。自分は人とは違う、個性がある、そういうことを証明しようとする。空回りするに決まっています。 この四つめの考え方にはハッとさせられました。個性とはその人の身体そのものであり、心ではないとおっしゃってます。完全には理解できていませんが、この考え方は現代人にとってとても意義があるように思えます。 全体を通して、とても納得がいく部分と、確かにそうだなと思った直後に、よくわからない所に飛んでしまう部分とありました。 あまり上手く纏まってなくて、養老先生が話したことをさっと書き取りまとめたのかなという印象。それでも、先生がぶつぶつと何となく話すことが、一般人にとっては参考になり、気づきがある。そんな考え方があるんだとハッとしたり、この面倒くさい時代にそこまで言ってしまうんだという驚きと尊敬が入り混ざった思いがありました。 結局わかるということは、里山に行くなどして自然の中で動き、身体を使いながら感覚を大切に、対象を観察するということだとおっしゃっているのかなと思いました。先生が虫を観察するように。そして、わかろうとするほど、わからないことがどんどん増えると。 この本でも触れられている少子化の問題ですが、政府は異次元の少子化対策と言っているけれど、何だか実際的外れなことしてるなぁと個人的に思っていました。どうして子供を持たなくていい、または一人で十分と思う人が増えているのか、国が考えていることは少しズレてるのでは?と感じていました。 お金がかかるから、仕事との両立が大変だから、などを問題点にして、子育てにかかるお金をもっと国から出しましょう、保育園の送り迎えが楽になるようにしましょう、父親の育休をもっと取りやすくしましょう… 私が子育てして感じたのと違っている。確かに、子育てがあまりに大変で、近所を散歩しているおじさんとかを見ると、「そんな余裕があるならちょっと手伝ってください」と声をかけたくて仕方なかったことすらありました。もうこれ以上頑張れない、無理だ、と、子供と保護施設のようなものに飛び込もうかとも思ったこともあります。この大変さは、こういった類の政策でどうにかなるものではないと思う。 今の政府のとっている対策では、ただでさえ横暴に、わがままに、自己中になってきた現代人の、若い、子のいる親は、子がいるだけでなんか偉くなった気にさえなり、際限なく要望を言い出しそうだなと、そういう風潮だと、子への思いの質も変わって来そうな気さえして空恐ろしくなります。 養老先生は、(ここだけ切り取って紹介すると誤解を招きそうで心配だけれど、)子供はノイズそのものだと言っています。結婚はノイズと生涯を共にするようなものだととも。先生がそう思っているのではなく、現代の脳化社会、情報化社会の実情として、そうなっていると。私が上手く言葉にしてまとめられない、(もしくは言葉にしてバッシングを受けるのが怖いだけかもしれない…)少子化の問題の根本に、先生の言われていることは近い気がしました。
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日々の暮らしのなかでもやもやと感じていることを、養老先生はわかりやすい言葉にしてくれる。 ただそれだけですっきりとすることはなく、考えていくことが大事かな。
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養老先生の本は何冊か読んだけど、分かりにくい つまりものがわかるということは 自然の一部である、体でわかれということか? 生物多様性と言っても、都市生活ではわからない 田舎にいると自然を観察してわかる 確かに人間の口の中は細菌が一杯 それがわからないと、何事もわからない わからん...
養老先生の本は何冊か読んだけど、分かりにくい つまりものがわかるということは 自然の一部である、体でわかれということか? 生物多様性と言っても、都市生活ではわからない 田舎にいると自然を観察してわかる 確かに人間の口の中は細菌が一杯 それがわからないと、何事もわからない わからん わからん
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分かるということに身体が重要である事に驚いた。分かるという事の本質をこれまで理解できていなかったんだと痛感した。 内容は面白く、文章量はそれほどないので数時間で読めたのは良かったが、値段が少し高いので中古で買って読むことを勧めます。
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ベストセラーではあるが、タイトルにある「ものがわかるということ」が、どういうことであるのかが、この本を読んでもよくわからない。 挙げられている例も、あまり整理されていない印象。結局、何を言いたいのか、よくわからなかった。
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子育てについての事も書かれていて、とても共感できる内容が多かったです。 子どもはコンピュータと違って、ああすればこうなるというわけにはいかないのであって、親の思い通りに育つとは限らないと書かれていました。 親の思いを押し付けるのではなく、子どもの思いを汲み取って、良いところをのば...
子育てについての事も書かれていて、とても共感できる内容が多かったです。 子どもはコンピュータと違って、ああすればこうなるというわけにはいかないのであって、親の思い通りに育つとは限らないと書かれていました。 親の思いを押し付けるのではなく、子どもの思いを汲み取って、良いところをのばし、そうじゃないと思うことに対しては根気よくゆっくりと教えていくことが大切だと学びました。 そして、大人も子どもも自然に触れること。 私は虫や鳥、植物がすきなので、そこもすごく共感できる内容でした。 子どもとも、共鳴できると素晴らしいですね。
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「わかる」ということに、多方面から考えられている本。さっきの私と今の私、常に変わりゆく私を私自身が理解できていないのに、「わかった気にならない」のは他人や事象に対しても必要なことだと感じさせられた。 物事への視点をどこに置くか、その視点に「共鳴」できるか、理屈では説明できないこと...
「わかる」ということに、多方面から考えられている本。さっきの私と今の私、常に変わりゆく私を私自身が理解できていないのに、「わかった気にならない」のは他人や事象に対しても必要なことだと感じさせられた。 物事への視点をどこに置くか、その視点に「共鳴」できるか、理屈では説明できないことも含めて、「わかる」ことを模索し続けたい。
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とても読みやすく、普段養老先生がyou tubeでお話されている内容プラスアルファが伝わりました。共鳴!ですね
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●なぜ気になったか 「考えても答えは出ません。それでも考え続けます。」内容紹介にあった、この言葉が目に入ったら、「で、考え続けた結果はいかに?」と知りたくなったので読みたい ●読了感想 うーん、僕には合わなかった。「答えは出ない」の「答え」は「正解」の意味であれば出なくて当たり...
●なぜ気になったか 「考えても答えは出ません。それでも考え続けます。」内容紹介にあった、この言葉が目に入ったら、「で、考え続けた結果はいかに?」と知りたくなったので読みたい ●読了感想 うーん、僕には合わなかった。「答えは出ない」の「答え」は「正解」の意味であれば出なくて当たり前。だけど「個人の意見としての答え」は考えれば出るのではと思ってしまいなんかモヤモヤ #ものがわかるということ #養老孟司 23/2/1出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き https://amzn.to/40oGzUX
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