主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら の商品レビュー
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女性ばかり家事の負担が多く、非正規、低賃金で働かざるを得ないという状況の理由をマルクスの資本論や他の本を通して説明している。今まで漠然と不満に思っていたなぜ女性の方が多くの家事をやり、非正規、低賃金で働かなくてはいけないのかが理解できた。また、女性の家事負担には資本主義体制が深く関係していることには驚いた。 本の中で紹介されている本もいくつか読んでみたいと思った。関連する本を読むことでもっとこの問題について深く考えてみたい。
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家事は無賃労働なのだということを改めて考える。 真に資本主義を支えている者は誰なのか。母、女性であるのだ。 お金があれば差別も怖くねー お金があれば暴力も怖くねー お金があれば搾取も怖くねー みんながお金の言うこと聞くから〜
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共感できる部分と「ん?」って思う部分が半々かな。自分が疑問にも思わないくらい、ミソジニーが日常にあふれている事が分かった。紹介された本で1冊だけ読んだ本があったけど、著者と読み方が全く違って驚いた。
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ヘル韓国とはよく言ったもので、徴兵制がある彼の国では男尊女卑の家庭感覚が年長者には保持されているが、
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自分なりに勉強しているはずで、意識も割と高い方だと思っていたけれど、無意識のうちに自分が妻に発する言葉の中に「女性が家事をするもの」という認識があったり、仕事から帰ってきて、洗い物するの面倒だなと思ってるとき、ついつい「僕は外で仕事してるから、やらなくていいよね」なんて考えてしま...
自分なりに勉強しているはずで、意識も割と高い方だと思っていたけれど、無意識のうちに自分が妻に発する言葉の中に「女性が家事をするもの」という認識があったり、仕事から帰ってきて、洗い物するの面倒だなと思ってるとき、ついつい「僕は外で仕事してるから、やらなくていいよね」なんて考えてしまったりすることがおかしいことだと引っかかるようになった。 家事労働者に休みはないし、給料だって出ない。
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国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→ https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11544740
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とてもおもしろかった。翻訳ものであるが、ケア関連の書籍としては非常に読みやすい。日本より強く家父長制が残る韓国で、ケア労働はどう捉えられ消化されるのか。その点でも興味の尽きない本だった。タイトルが印象的で、『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か』を思わせるが、原著のタイトルは全く...
とてもおもしろかった。翻訳ものであるが、ケア関連の書籍としては非常に読みやすい。日本より強く家父長制が残る韓国で、ケア労働はどう捉えられ消化されるのか。その点でも興味の尽きない本だった。タイトルが印象的で、『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か』を思わせるが、原著のタイトルは全く違うらしい。 著者のチョン・アウンさんは韓国人。主婦にして作家だが、家事や育児のために勤め先を辞めた経験を持つ。家族を大切にする暮らしは充実しつつも、時折投げかけられる夫や親類縁者、友人たちの言葉にどこかモヤモヤしたものを抱えていたチョンさんは、ある日、講演の席で主婦の稼ぎがないことをどう思うかという質問を受ける。 やることはやっているのに、なぜ主婦は「遊んでいる」と言われなければならないのか。そこでチョンさんは、はたと思い当たるのである。すべては「お金」の問題なんだ。そこから、15冊の書籍を手がかりにした彼女の思索の旅が始まる。 私は日本人で、男性で、結婚もしていなければ子どももいない(電車の中でカバーもせずに読んでいたら、初老の女性に本の表紙と私の顔を何度も見直された笑)。作者とは重なる部分がまるでないが、読んでいて共感を覚えた。紹介される書籍は日本未刊行のものも多いが、そこもあまり気にならなかった。本書は書籍レビューの形をとっているが、本筋はそこにはないからだ。女性はもちろん、男性にもおすすめの本。
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大変良かった。 序章のところを読んでいて涙が出そうになりました。専業主婦が「遊んでいる」と言われる理不尽さ。そこまで言われたことはなくても、似たような経験はみんなあると思います。 結局、専業主婦になっても大変、働いても大変。 韓国の主婦のほうが大変な面はさらに多そうな印象を受け...
大変良かった。 序章のところを読んでいて涙が出そうになりました。専業主婦が「遊んでいる」と言われる理不尽さ。そこまで言われたことはなくても、似たような経験はみんなあると思います。 結局、専業主婦になっても大変、働いても大変。 韓国の主婦のほうが大変な面はさらに多そうな印象を受けました。親族が集まった際に料理を作ったり、子どもの教育にかける労力も。 何を目指して子育てをするのか、働くのか、考えながら読める本です。 紹介されていた本で、読んでみたいものもいくつかありました。
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著者は「作家という見栄えのする衣をまとってはいるがアイデンティティの8割が主婦である暮らしをしている」ソウルの外れに住み、二児の母親である40代の女性。 一日中家事をしていても「家で遊んでいる」と言われるのは何故か。肩の荷は充分重たいのに肩身は狭い身分、それが主婦。あー上等上等。 子どものいない夫婦やお一人様でちゃんとやってる人の解釈はどうなるのって疑問がないでもないが、現代韓国の事情が少し見えた。 個人的には韓国の賃貸事情にビックリ〜。
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女性を現在の位置に連れてきたのは女性運動と、資本主義とお金であるというのは驚きだった。それは私が働き続ける動機でもあったからだ。苦手な育児を保育園に預けることで回避することができたのは働いていたからだ。義理の実家に行かなくて良かったのも働いていたからだ。 家事育児という非賃金労働...
女性を現在の位置に連れてきたのは女性運動と、資本主義とお金であるというのは驚きだった。それは私が働き続ける動機でもあったからだ。苦手な育児を保育園に預けることで回避することができたのは働いていたからだ。義理の実家に行かなくて良かったのも働いていたからだ。 家事育児という非賃金労働は経済学の指標にも、マルクスの資本論にも入っていなかった視点という。それは驚きだったし、私もある意味見下していたのかもしれない。 非賃金労働が社会の中に位置付いていたら、私も働かないでいたかもしれない。そういう社会であったら。
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