審議官 の商品レビュー

今野敏(著者)

読み応えはイマイチ

[ミルク]

相変わらずの竜崎の判断力には脱帽！
短編ではもったい無い。
しかし大森署長の面白さにはとてもかなわないし、もっと活躍が見たい。
偶然テレビでドラマを見たが配役を考慮して欲しかった。

2024/10/27

スピンオフ短編集。
家族や大森署、神奈川県警の面々など、これまでに登場した人物が出てきて懐かしい。
ただ、これまでのシリーズを読んでいない方には？？？かもです。
とりわけ、最初の「空席」は、竜崎が異動した直後の大森署が描かれていて、胸キュン。
大森署員たちの名前を読むだけで、懐かしくて温かい気持ちなってしまう。
署内で起こる事件やゴタゴタに振り回される署員たち。
困り果てて竜崎に電話することに。
快く話を聞いた竜崎は、サクッと解決案を提示。
竜崎の言葉は魔法のように胸のつかえを取り除く。
そして、大森署には、ちょっと気になる新署長が登場。

この短編集を読んでいると、これまでに竜崎が関わってきた事件と人物が次々甦って来る。
『宰領』で語られた警視庁・神奈川県警の合同捜査。
竜崎がノンキャリアの板橋課長の心を掴んだのはこの事件の時。
米海軍のリチャード・キジマは、読んだばかりの『探花』で登場。
キジマとはこれからも繋がりがありそうな様子。
この作品のタイトルになっている審議官、長瀬はいけ好かない人だけれど、意外と単純？

竜崎が様々な問題や悩みに対応する時に考えることはひとつ。
予測や、感情のもつれや、忖度を一切取り払うと現れるもの。
「問題の本質はどこにあるのか」

すがすがしい読後感。
読んでいるだけで 悩み事なんて解決できそうな気にさせてくれる。
竜崎シリーズには、魔法の力が潜んでいます。

2024/09/03

2024/9/3
9より竜崎さんが竜崎さんしてておもしろかった。
佐藤本部長といるときの竜崎さんはかわいいので積極的に共演してほしい。
野間崎め、改心したんちゃうかったんか。
竜崎さん無き大森署が心配だったけど新しい美人女性署長もいいキャラしてそうでまたお会いしたいです。

2024/09/01

竜崎伸也さんを含めた名脇役達の活躍するスピンオフ短編集でして、非常に面白かったです。
竜崎伸也さんの家族視点の短編が凄く新鮮でして、隠蔽捜査シリーズをより深く知ることが出来ました。

2024/08/26

「隠蔽捜査」シリーズ、お馴染みの面々を主人公にしたスピンオフ短編集。

どれもさくさく読めて小気味良く、あっという間に読み終えてしまいました。
大森署や神奈川県警の人々、竜崎さんの家族が中心となる物語。
本編のあの後こんなことが…という裏話みたいなところも面白かったし、冴子さんが安楽椅子探偵となる「内助」も良かったです。
どんなときでも原理原則を貫きブレない竜崎さんの良さが際立つ短編集でした。

2024/09/16

サクッと読了
竜崎部長も屁理屈で相手をケムに巻くんだなあ
話の内容によるけど、話の内容とはどうでもイイことに目くじらを立てて攻め立てて来られた時やパワハラへの対処のときかな
ひとつ気になるのが、「了解です」の使われ方。警察の様な上下関係がうるさそうな所で、上司にも頻繁に了解ですが使われている。

2024/06/10

今回は短編集。
竜崎の周囲の人間が主人公となっている話揃っていた。個人的には、竜崎の奥さんの話が好き。短いお話でも、それぞれがとても面白く、あっという間に読めた。

2024/05/22

久しぶりの隠蔽捜査シリーズ、スピンオフ。
竜崎が去った後の大森署での出来事、竜崎の奥さん、息子の話、探花に出てきた同期の八島も登場。
すべて面白かった。

2024/05/07

竜崎の周りの人の話。

面白くってイッキ読みでした。

こんな本部長が着たのか!?と、相手が驚きの反応をするのはお約束なのですが、見る方にとっては毎回面白いです。

2024/04/24

9.5というタイトル通り、異動ならではのストーリーだった。
竜崎署長異動後の大森署での事件、かつての部下たちは、もし竜崎署長ならどう判断したか考えながら、事件に対処していく。
尊敬できる人物に出会うことは、自身の成長にもつながる。日本人ならではの勘繰りも、合理的に考えればこんなにシンプルに解決するんだと納得した。