1,800円以上の注文で送料無料

地政学が最強の教養である の商品レビュー

4.2

96件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    35

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2026/04/15

地政学は、その国の元首になりきるRPGである。 「地理」とある「6つの要素」から、世界の動き・国のリーダーの考えに思いを巡らせることが、思考の訓練となり、世界情勢を読み解く力だけでなく、リーダーとしての資質も磨かれる。 純粋に面白い本。

Posted byブクログ

2026/04/04

この本が出版されたのは2023年1月。たった3年しか経ってないのに世界はめまぐるしく変化している。それも悪い方向に。GDP第3位だった日本はドイツ、インドに抜かれて5位に転落。2025年にトランプ大統領が再選され、アメリカは、というかトランプは貿易、資源、流通をほしいままにしよう...

この本が出版されたのは2023年1月。たった3年しか経ってないのに世界はめまぐるしく変化している。それも悪い方向に。GDP第3位だった日本はドイツ、インドに抜かれて5位に転落。2025年にトランプ大統領が再選され、アメリカは、というかトランプは貿易、資源、流通をほしいままにしようと牙をむきはじめた。まずは関税アップ、ベネズエラを攻撃して大統領を拘束、ドンロー主義(南米はアメリカのもの)とか言い始める。そしてついに2026年2月、イランを爆撃し、代表指導者ハメネイ師を殺害、泥沼の中東戦争に突入した。おかげでホルムズ海峡が封鎖され、日本にも石油が届かず価格が暴騰している。‥こんなこと、誰が予測できただろうか。どうか、早く戦争を終結させて平和を取り戻してください。 ・日本は災害が多く、生き延びるための技術(災害テック)を築いてきた。そこにビジネスチャンスがあるはず。 ・メコン川の源流はチベットで、その後中国を通り、インドシナ半島(ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム)へと流れ込む。それぞれの国にとって川の役割は重要で、上流で堰き止められたり、水量を調整されることは脅威である。同じくブラマプトラ川は中国を通りインドへ流れている。 ・中国は南シナ海を狙っている。軍事的領土拡大だけではなく、その地域の漁獲量の多さ、地下に眠る原油や天然ガス、マラッカ海峡を含むチョークポイント(物流拠点)が理由。また、中国領海は深度が浅い。是非とも原子力潜水艦を隠せる海がほしい。 ・日本は今後インドと親しく付き合っていくべき。自己主張の強いインド人と完璧主義的教育の中で育つ日本人は相性がいい。インドには就職先を探す若者が溢れかえっているので、日本は製造業のインド移植ができる。 ・気候変動でこれからの地政学は変化する。南極の氷が溶ければ湾岸の主要都市は軒並み沈む。世界の機能は内陸部の高地に集まるでしょう。北極も夏の間はタンカーを通すことができ、時間も短縮されて貴重な運搬ルートになる。その場合、ロシアが覇権を握ることになるでしょう。 ・これからの教育にはメタバースでプーチンやトランプ、習近平になれるロールプレイングゲームが効果的。ロシアは例えて言えば、治安がいいとは言えない広大な土地で窓やドアがたくさんある大きな家に、異なる文化、異なる言語を持つ人たちが一緒に住んでいると考えれば、プーチンがどうしたいのかもわかるのではないでしょうか。

Posted byブクログ

2026/03/25

あまり読んだことのないジャンル。そして読み終えた自分を褒めたい。 何故か「地政学」が知りたいと思い手にした。島国、半島、大陸、それぞれの歴史、気候、気質により国のかたちが成り立っているのだな。また、トップに立つもののロールプレイも必要なこと。

Posted byブクログ

2026/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

*日本人は平和ボケしていると言われるが、まさしく自分も平和ボケしていたと痛感させられる本だった。 ---世界で起こる戦争や人権弾圧などの悲惨な出来事を読み解く時に、感情や価値判断を一時脇に置いて、相手の立場になってその悲しい出来事が起こる理由を考えてみる思考訓練である。プーチン氏は狂っている、習近平氏は理解不能だ、バイデン氏はあてにならない、誰でも個人的な意見を持つことは素晴らしい。しかし、現実的に残念なことがこれ以上起きないようにするためには、条件反射的な対応ではなく、相手の立場に立ってなぜそういうことが起こるのかを考えることがとても大事だと思う。 ---ウクライナ情勢を見れば明らかだろう。国際社会や国連は助けてくれない。日本は会社と違って引っ越せないのだ。日本国以外、我々日本人を守ってくれない。我々の隣国である超大国の場合、どこまでサポートしてくれるだろうか? ---「好調な時にこそ、国民や自分たちに痛みのあることをあえてやらないといけない。そのタイミングは今しかないよ」 ---平和という状態はバランス、つまり力の均衡状態でしかない。このことを我々は再認識しなければならない。この世は諸行無常である。つまり唯一不変なものは変化なのだ。変化する国際情勢は、やがて必ず均衡状態を崩す。力の均衡状態が崩れた場所にはその均衡が再びどこかで取れるまで非人道的な暴力が起こり続ける可能性がある。均衡状態が崩れた場所はまずはヨーロッパであった。少なくともプーチン大統領には力の均衡状態が崩れているように映ったのだ。NATOの東方拡大と結束の脆弱さが、同時に恐怖と機会に思えたのだろう。国益と恐怖と名誉が入り混じる複雑な思いで、しかし、短期決戦への自信を持ってウクライナに乗り込んだ。 *批判をするだけでは持続的で現実的な平和や安定は作り出せない。もちろん、一部の権力者の独裁的で残忍な行動は許されるものではないが、その行動に至った背景を知れば、もっと自分も建設的な意見をもてるかもしれないと思った。 本書にWeb3という言葉が出てきて、少し調べた。個人主義すぎて、社会が逆に複雑化するのではないか、変化に戸惑う人も増える。もてる人がもっと得する社会じゃないか。お年寄りにきつい。みたいな風に感じてしまったが、この本を読み終えると、社会の変化についていく努力をしないと、今後この弱肉強食の世界で生き残っていけない、その努力はすべき、と思うようになった。

Posted byブクログ

2026/03/12

齋藤シンさんの「世界秩序が変わるとき」を読んでから地政学に興味が湧き、タイトルに地政学の名を冠したこの本を手に取りました。 プーチンや習近平の意思決定について、日本にいる私たちにとっては道理に解せないことばかりだが、地政学は「彼らの立場に立ったときのロールプレイングゲーム」をし...

齋藤シンさんの「世界秩序が変わるとき」を読んでから地政学に興味が湧き、タイトルに地政学の名を冠したこの本を手に取りました。 プーチンや習近平の意思決定について、日本にいる私たちにとっては道理に解せないことばかりだが、地政学は「彼らの立場に立ったときのロールプレイングゲーム」をしてみたら世界はどう見えるか?という立場に立たせてくれる。ロシアを例にとると広大な土地のうち8割は人が住めず、14の国と国境を面しており、190の少数民族が国内にいて、冬は凍って使えない港も多くある。例えるなら大規模な屋敷でいろんな窓や扉があって防犯しきれないし、使用人は多様で価値観も違う人ばかりと言った状況。この視点の転換を前提に、地球上の国をざっくり横断的に見ていく本書は新しいものの考え方をくれた。 興味惹かれる話がたくさんあったが、特に北極の氷が溶け始め北極海ルートで物流ができるようになると各国はどんなアクションを取るか?といった思考実験や、資本主義と強権主義は地理によって決まる傾向にあること、ドバイは地理的制約を超えてデジタルで地政学の原則を乗り越えるかもしれないこと、人類が国同士弱肉強食を繰り返すのを止めるには共通敵である気候変動が深刻になるタイミングではないか?という問いなどが頭に残った。 当たり前だが「国は引っ越せない」。日本人として日本に生まれた私は今まで真剣に海外移住を考えたこともないし、この本を読んで日本のポジションの危機感も理解したけどそれでも脱出しようとは感じなかった。ただもし世界の動向が変わった時、どう考えるべきかが迫られた時の思考の拠り所になる防衛ツールを手に入れた気がする。

Posted byブクログ

2026/02/16

最近のニュースを見ていて、地政学に興味が出て来て、いくつか本を読んでみたが、この本がダントツに面白かった。 歴史と地理と政治が絡み合い、題名通り、最強の教養と言えるのではないか。 日本人として自分たちがどう未来を見通して、アクションするのかも、仕事上関わりがあるし、きちんとやらな...

最近のニュースを見ていて、地政学に興味が出て来て、いくつか本を読んでみたが、この本がダントツに面白かった。 歴史と地理と政治が絡み合い、題名通り、最強の教養と言えるのではないか。 日本人として自分たちがどう未来を見通して、アクションするのかも、仕事上関わりがあるし、きちんとやらなくてはならないが、同時に、地政学の領域はなるほどなあと思わされることも多く、かつ広い視野で日々の些細なストレスも遠くに霞んでしまうのが良いと思う笑。 今後もこの分野の知識は積極的にとっていきたい。

Posted byブクログ

2026/02/11

これまで、ロシアや中国の侵攻をただ批判していたが、なぜその様なことをするのか?を知ろうともしていなかった。 我々が同じような地理の国であったら、同じことをしてしまう可能性もあることを学んだ。

Posted byブクログ

2026/02/11

以下にメディアが主観的で、上部だけなのか気付かされたような気がする。 自分の立場になって考えるのはいいが、それを経て果たして何ができるのか。 結局、これらの知識を持ってしても議席数にこだわるような人が国を回す権力を行使しているこの国で

Posted byブクログ

2026/02/03

世界の仕組みを知るのに役立つ。地政学の入門書としては、若干ケース事例に特化しすぎているので、別の本から入ったほうがよいかもしれない。

Posted byブクログ

2026/02/02

全世界、地域の地政学をもとにした歴史を知ることができる。ややこじつけのような気もするが、読んでいてなるほどなとは思った。

Posted byブクログ