地政学が最強の教養である の商品レビュー
最後のあとがきで、泣きそうになった。批判するのは簡単で、相手の立場になって(その為に、置かれている環境や歴史、思想、文化を知る)最適解を考える。 色々な人の本を読んできたけど、こんなにも世界や日本のことを考えて本を書いている人いないよなーって思った。
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ランドパワーとシーパワー、ハートランドとリムランドというように世界を大局的に分割して分析する思考法は面白かった
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「地政学」というキーワードの本は初めて読みましたが、とても勉強になりました。きっかけは田村さんのFBで紹介sれていて興味を持ったことでしたが、期待どおりの濃い内容だったと思います。山川出版の世界史の教科書も一度読み返してみたいです。 何人かのブクログユーザさんがレビューの中でこ...
「地政学」というキーワードの本は初めて読みましたが、とても勉強になりました。きっかけは田村さんのFBで紹介sれていて興味を持ったことでしたが、期待どおりの濃い内容だったと思います。山川出版の世界史の教科書も一度読み返してみたいです。 何人かのブクログユーザさんがレビューの中でこの本の要点をまとめてくださっているので、それらを時々みて、記憶をリマインド(定着?)させたいとも思います。
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恥ずかしながら世の中をまったく知らないわけだったが、戦争や温暖化など世界規模のニュースが政治的にどんな意味を持つのか考える上での視点を得るきっかけになる本だったと思う おそらく地政学は歴史であり時事でもあるので体系的にまとめることは難しく、色んな畑を歩んだ著者だからこそもたらせる...
恥ずかしながら世の中をまったく知らないわけだったが、戦争や温暖化など世界規模のニュースが政治的にどんな意味を持つのか考える上での視点を得るきっかけになる本だったと思う おそらく地政学は歴史であり時事でもあるので体系的にまとめることは難しく、色んな畑を歩んだ著者だからこそもたらせる知見なのだと思った。なのでこの人1人の知見だけ信じて生きるのもあれなので、もう何冊か同じジャンルの本を読んでみたい
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◆地政学を学ぶ意味 ・視座を高くもてる ・国際情勢への解像度があがる ・未来予測の最高のツール ⇨ビジネスパーソンに必須である、相手の立場に立って考える力がつく ◆島国(日本、アメリカ) シーパワー ・島国は他国から攻められにくいが、兵糧攻めには弱い ・日本は明治時代他国の文...
◆地政学を学ぶ意味 ・視座を高くもてる ・国際情勢への解像度があがる ・未来予測の最高のツール ⇨ビジネスパーソンに必須である、相手の立場に立って考える力がつく ◆島国(日本、アメリカ) シーパワー ・島国は他国から攻められにくいが、兵糧攻めには弱い ・日本は明治時代他国の文化を積極的に取り入れた弱肉強食の資本主義社会時代があった! ・シンガポールは日本ビジネス(製造業の鍵) ・島国根性は日本の自然に恵まれた地理的環境が生み出したものであるが、昨今はパンデミックや人口減少、高齢化などから、強いリーダーシップや自分で道を切り開く力が求められる ◆リークワンユーから日本へメッセージ 日本のリーダーは危機待ち 優秀な人ほど、危機が来れば自分の番だと待っているが、波風を立てるのはきらい。 課題も解決策もわかっているのに誰も行動を起こさない日本を変えないと、日本は終わる。
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久しぶりに手に取った田村さんの本。 今はシンガポールの大学で、地政学を教えられていて、 本家本元の地政学の本が出たので、読んでみました。 以前は、こんな本が出ていて、 当時はとても好きだったのを思い出しながら、読みました。 ※君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!? ...
久しぶりに手に取った田村さんの本。 今はシンガポールの大学で、地政学を教えられていて、 本家本元の地政学の本が出たので、読んでみました。 以前は、こんな本が出ていて、 当時はとても好きだったのを思い出しながら、読みました。 ※君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!? https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4838724462#comment ※君は、世界を迎え撃つ準備ができているか? https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4806145734#comment 地政学のアウトラインを知るには、結構参考になる本だと思いますし、 レベル感も簡単すぎず、難しすぎずで、 ビジネスマンが知っておくべきレベル感として ちょうどよい感じです。 特に自分は、ランドパワーとかシーパワーとか 地政学の言葉は聞いたことがありましたが、 ちゃんと理解できていなかったので、 この本を通じて理解することができて、有意義でした。 所々に、どうでもよいと思われる著者の自慢が たまに本の中に出てくるのが不必要ですが、 それでも役立つ情報源になり得る一冊かと思います。
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地理、政治、宗教、歴史、経済 これ一冊で横断的に学べる地政学の素晴らしさを理解できた。読みやすく、タメになる、新しいインプットも多く、本当に読んでよかった。
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キーワードは何といっても『騎馬民族』。ユーラシア大陸に座するランドパワー大国は、生粋の戦闘集団である騎馬民族から文明を破壊され、再発防止のためにも中央集権体制を敷く必要があった。それゆえに資本家が生まれず産業革命以降世界の潮流に乗り遅れた。 国は引越しできないが、人は引越しでき...
キーワードは何といっても『騎馬民族』。ユーラシア大陸に座するランドパワー大国は、生粋の戦闘集団である騎馬民族から文明を破壊され、再発防止のためにも中央集権体制を敷く必要があった。それゆえに資本家が生まれず産業革命以降世界の潮流に乗り遅れた。 国は引越しできないが、人は引越しできる。 気候変動により、地理が変わらずとも環境が変化する可能性がある。 唯一の普遍は変化するということ。 リスクを考えるうえでも、世界のニュースを読み解く上でも非常に参考になった。 その他、勉強になった点を下記の通り箇条書きしておく。 ①海洋国家(シーパワー)や山脈などの自然防波堤がある場所(インド亜大陸、イタリア半島、イベリコ半島)は騎馬民族からの攻撃をうけていない。 ②中国は一人っ子政策の影響で、子供を溺愛している。そのため戦争で死者を出そうもんなら暴動レベル。習近平は失敗できないため確信できるまで戦争には持ち込まない。 ③台湾は崖がちなので攻めるのは大変。 ④インドは戦後の印パ紛争で、ソ連に支援してもらったり、武器提供を受けているため、現在のウクライナ侵攻も批判してない。一方で、QUAD(アメリカ、オーストラリア、日本)に参加。バランスを取った非同盟国のポリシー。 ⑤イスラエルは古代パレスチナの地に国があったが、エジプトに逃れた。奴隷にされたため再度元の場所に戻ったが、内紛し二つの国に分裂(イスラエル国、ユダ王国)し共に滅ぼされた。 ⑥日本は自然が多い。山が多く雨が多い。 ⑦中国が南シナ海が欲しい理由、抑止力として原子力潜水艦を移動させられる深い海が欲しい。また、資源、漁獲量も豊富。またシーパワーとして打って出る際に日本が防波堤となっており、台湾海峡を通りたい。 ⑧北極海ルートで釧路が栄える可能性。そのためロシアは北方領土を返したくない。中国、ロシアが津軽海峡を通るのもそのため。 ⑨北極、南極の氷が溶けると、NY,LA,リオ、東名阪、その他の沿岸都市が沈むため、内陸高地が栄えてくる。氷海とともに凍っていたウイルスが溶け出す可能性も。 ⑩中国、ロシアといったランドパワー大国は、国境を接する国が多く、恐怖が多い。そのため領地拡大する。そうすると多くの少数民族を抱えることになり、抑圧するための治安維持費もかかる。 11.中国はステップ気候で乾燥がち。植物が育たない。騎馬民族的な移動式生活スタイル。 ロシアは領土の6割が永久凍土で、人が住んでいるのは2割の部分。
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地政学は、歴史はもちろん、経済学、哲学、宗教学、文化人類学、政治学、地理学などが学べることから「最強の教養」としている。 書いてある内容はめっちゃ面白いが、いかんせん話場面がなく、いつしか忘れてしまいそう。こういう話をできる環境にある人は、そもそも教養がありそうなものだが、自分が...
地政学は、歴史はもちろん、経済学、哲学、宗教学、文化人類学、政治学、地理学などが学べることから「最強の教養」としている。 書いてある内容はめっちゃ面白いが、いかんせん話場面がなく、いつしか忘れてしまいそう。こういう話をできる環境にある人は、そもそも教養がありそうなものだが、自分がそんな環境に行くときはもっかり読むべき。 最終章にある「日本のリーダーは"危機待ち"だ。」が名言すぎた。
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ウクライナ侵攻や中国の台湾有事、日本人にとってはなぜそんなことをするんだろうと思う事ばかりだが、地政学的には理論上おかしくない理由があることに、学びと共に、いかに自分が平和ボケしているのか感じた。 各国の社会情勢にはその地域に属したものがあり、どんなに良い国をモデルとしてもその通...
ウクライナ侵攻や中国の台湾有事、日本人にとってはなぜそんなことをするんだろうと思う事ばかりだが、地政学的には理論上おかしくない理由があることに、学びと共に、いかに自分が平和ボケしているのか感じた。 各国の社会情勢にはその地域に属したものがあり、どんなに良い国をモデルとしてもその通りにはいかない地政学的な理由があることをこれまで知らなかった。なぜ大国がなぜさらに領土を求めるのか、中国は東南アジアを狙うのか、なぜロシアが他国に攻め入るのか、そこにある地政学が大きく関わっていることをこの世界情勢が大きく動いているタイミングで知ることができよかった。著者の言う、各国のリーダーとなるロールプレイングゲーム、実は教育上最も大切な教養を得られるのではないかと感じ、今後の進捗に注目したい。
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