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タイタン の商品レビュー

4.1

56件のお客様レビュー

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2025/01/24

ほとんどの人が「仕事」をしなくてよい時代。「タイタン」というAIがあらゆるこのを人間のためにやってくれる。ところがある時、タイタンに不具合が発生し、人間の臨床心理学者がカウンセリングに挑む。読んでいると通勤の1時間があっという間。文章、発想も面白い。仕事とは何か、をテーマが軸の、...

ほとんどの人が「仕事」をしなくてよい時代。「タイタン」というAIがあらゆるこのを人間のためにやってくれる。ところがある時、タイタンに不具合が発生し、人間の臨床心理学者がカウンセリングに挑む。読んでいると通勤の1時間があっという間。文章、発想も面白い。仕事とは何か、をテーマが軸の、心温まるSF。

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2024/12/17

2205年  AIは、人類を仕事から解放して 社会は自由で平和が保たれている 12機のAIのうち1機のAI「タイタン」の仕事量が落ちてきている 不調なのだが 原因はわからない そこで心理学が趣味の女性にタイタンのカウンセリングの依頼がくる 現在の常識が非常識かと思うほど 時折...

2205年  AIは、人類を仕事から解放して 社会は自由で平和が保たれている 12機のAIのうち1機のAI「タイタン」の仕事量が落ちてきている 不調なのだが 原因はわからない そこで心理学が趣味の女性にタイタンのカウンセリングの依頼がくる 現在の常識が非常識かと思うほど 時折、表現される現代社会の理不尽へのコメントが面白い すでに仕事の概念が無くなった世界では 経済という概念さえない そんなAI社会で 「仕事とは何か」を模索する 壮大なSFになっていきます そして壮大すぎて 至高のAIと対峙しながら 仕事とは、と導いたとしても 現在の私達の感覚とはズレがあるかな 「タイタン」の不調の理由は、人類に近くて 納得しましたけど 一歩間違えればディストピアとなる世界観を AIに寄り添う事でユートピアにとどまる感じ でしょうか

Posted byブクログ

2024/12/09

しばらく読書から遠ざかっていたので久しぶりの投稿になります。 AIが人間の仕事を肩代わりしていて、人間は働く必要がない世界での物語です。 そんな世界になったら、私は何をしているのだろうか?と考え込んでしまいます。日常のほとんどを仕事と言われるものに時間を割いて過ごしている現在です...

しばらく読書から遠ざかっていたので久しぶりの投稿になります。 AIが人間の仕事を肩代わりしていて、人間は働く必要がない世界での物語です。 そんな世界になったら、私は何をしているのだろうか?と考え込んでしまいます。日常のほとんどを仕事と言われるものに時間を割いて過ごしている現在です。仕事をしなくても生活に困らない世界はある意味理想郷に思えます。生きる喜びは、人それぞれなので、そんな世界でうまくやっていける人とそうでない人が出てくるのだろうなぁ。 この小説では、そんな仕事のない世界の中でも極々少数の人たちは仕事をしています。そんな人に焦点を当てた、仕事にまつわる物語でした。なんとも逆説的ですね。仕事をしなくていい世界の中で、仕事について考察していくのです。 今回も野崎まどさんならではの、展開でとても楽しい時間を過ごすことができました。 もう、今の仕事辞めたいと思っている自分は、贅沢なことを言っているのかなぁ?とか、どんな仕事であれ自分の中にある、自分が一番喜ぶことが明確になっていれば仕事を楽しめるのかなぁ?とか、仕事にまつわるモヤモヤに、読後襲われました。笑

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2024/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

以下は私の感想を元にChatGPTに作成してもらったレビューである。 【野崎まどの『タイタン』は、仕事や存在意義について深く考えさせられる一冊だった。本作では、高度に知性を持ったAI「コイオス」が、仕事を通じて自己の存在意義を模索する姿が描かれる。中でも「仕事とは何か?」という問いに対して著者が提示する答え、「影響を与えること」と「影響を知ること」は、私自身の考えに深く響いた。 現代社会では、フィードバックの少ない仕事や、人との関わりが希薄な労働が増えつつある。しかし、この小説を通じて改めて気づいたのは、人間は自分の行動がどのように他者に影響を与えているのかを知ることで、自己の存在意義を実感できるという点だ。私自身、仕事を通じて他者と関わり、その反応を得ることが大きな生き甲斐となっている。この「影響を知ること」の重要性を失うとき、人は実存的な空虚感を抱えてしまうのだろう。 さらに、本作では「生き甲斐」というテーマも印象的に描かれている。AIであるコイオスが仕事の容易さゆえに心を病むという展開は、現代社会における労働観への批判とも受け取れる。効率的であることだけが価値ではなく、そこに意義を見出すことが重要なのだと教えてくれる。 読後には、私自身の働き方や生き方について多くの問いを得た。本書を読んだことで、単なる「働く」という行為が、自分と他者、そして社会をつなぐ行為であると再認識することができた。仕事に悩む人や、日々の生活に生き甲斐を見いだしたいと考えるすべての人にお勧めしたい一冊である。】 AIが出てくる小説なのでAIを使ったレビューしてみた。なかなか面白いとは思わない?

Posted byブクログ

2024/10/23

最初は、未来のアメリカ映画みたいな内容で、後半は、ちょっと、考えるところがあって、まぁまぁ面白かったかなぁ。

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2024/09/25

“不便”という事態の不快感 “手間をかける”という行為の煩しさ “快適”という状態がもたらすもの 見たくない聞きたくない触りたくない物全てを知らないでいたら、本当に“快適”なのか。 その果てにあるものは“依存する”“指示を待つ” 物語は「仕事とは何か」を禅問答のように掛け合い...

“不便”という事態の不快感 “手間をかける”という行為の煩しさ “快適”という状態がもたらすもの 見たくない聞きたくない触りたくない物全てを知らないでいたら、本当に“快適”なのか。 その果てにあるものは“依存する”“指示を待つ” 物語は「仕事とは何か」を禅問答のように掛け合い、探り進めていく。 その過程は決して不快なものはなく、論理的で心理的でもある。 未来SF物語ではあるが心理学的アプローチが新鮮で、今の自分につい投影してしまう。 終盤のアクションシーンは蛇足、と思う。

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2024/09/16

良かった。自分は面白いSF小説を読んだことがないだけだった。 初心者にとっては地雷とされているSFを読んでしまっていて、単純に爆死していただけでした。 とにかく世界観が綺麗だった。摩周湖に聖地巡礼してみたくなった。 物語全体を通してのテーマとミステリー要素も良かったし、コイオ...

良かった。自分は面白いSF小説を読んだことがないだけだった。 初心者にとっては地雷とされているSFを読んでしまっていて、単純に爆死していただけでした。 とにかく世界観が綺麗だった。摩周湖に聖地巡礼してみたくなった。 物語全体を通してのテーマとミステリー要素も良かったし、コイオスの機能不全の原因を知った時はビビった。 完っ全にSFハマった。 本当にこの作品を読めてよかった。 野崎先生、ありがとうございました。

Posted byブクログ

2024/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

労働から解放された世界ってものすごいユートピアじゃないかと思うけど、仕事があって趣味がある生活が結局理想的な生活スタイルだったりするのかも。どっちかがなくてもダメなのかもしれない。でもこの作品を読んでるとそんな考えさえ吹っ飛ぶくらいに、AIに頼りっぱなしになる未来を様々な角度からイマジネーション豊かに書かれててすごかった。リアルにそこにあるかのよう。ラストは神話になれ。#よむーく四季さんぽ

Posted byブクログ

2024/08/12

AIの社会が進んだ160年後位の話しで想像できるくらい、いい線行ってると思います。 仕事が忙しかったんだけど、早めに帰って読みたくなる作品で、実際すぐに読み終わってしまいました。

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2024/05/28

AI技術の大きな発展の影響で、現代とは色々なものの概念も変わった、未来の話。 物語としてはものすごく胸を打たれるとか、ドラマチックな展開とかは無かったけれど、映像化したら面白そう。 SiriやChat GPTなどAIに対する「従順で素直でちょっと可愛い」という感覚をコイオスがちゃ...

AI技術の大きな発展の影響で、現代とは色々なものの概念も変わった、未来の話。 物語としてはものすごく胸を打たれるとか、ドラマチックな展開とかは無かったけれど、映像化したら面白そう。 SiriやChat GPTなどAIに対する「従順で素直でちょっと可愛い」という感覚をコイオスがちゃんと表してくれてたのはよかった。コイオスかわいい。

Posted byブクログ