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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい の商品レビュー

3.4

74件のお客様レビュー

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2026/02/12

優しいと繊細との境界線ってわからないけど、ここには、優しくて繊細な人と、優しくて繊細じゃない人がいた。 それぞれの考え方と表現のし方を、不器用にでも全力で駆使して、相手に優しくあろうとしている。でも人ってみんな違うから、優しさの受け取り方もたくさんで、ときには真逆になってしまうこ...

優しいと繊細との境界線ってわからないけど、ここには、優しくて繊細な人と、優しくて繊細じゃない人がいた。 それぞれの考え方と表現のし方を、不器用にでも全力で駆使して、相手に優しくあろうとしている。でも人ってみんな違うから、優しさの受け取り方もたくさんで、ときには真逆になってしまうこともある。 なんだかやりきれない。そのやりきれなさを描いているのかもしれないなあ。 仕方がないから、今日も自分のやり方で、優しくいたい。

Posted byブクログ

2026/01/03

よき。テーマに共感。 僕自身、男性的な社会の気持ち悪さとその気持ち悪さに加担してしまってることへの罪悪感を抱えて生きてきたから七森に共感。 でもその上で、白城の立場にもすごく共感した。 あとがきを読んでいても思ったが、白城が悪人として描かれていないのがすごくいいと思った。 結局、...

よき。テーマに共感。 僕自身、男性的な社会の気持ち悪さとその気持ち悪さに加担してしまってることへの罪悪感を抱えて生きてきたから七森に共感。 でもその上で、白城の立場にもすごく共感した。 あとがきを読んでいても思ったが、白城が悪人として描かれていないのがすごくいいと思った。 結局、他人は他人だし傷つけたくないんだけど、でも関わりたいんだよね。 96 白城もその場にいて、麦戸ちゃんになにも聞かないぬいサーの空気を、破滅しあうようなやさしさなんじゃないかと感じた。ただ、そこにいるだけを肯定したり、しんどい状態でいることを肯定する空気。それは、でも、そこから抜け出さなくてもいいといってるみたいに見える。やさしさって痛々しい。あぶない。やさしさがこわいと白城は思う。 109 やさしすぎるんだよ、と白城は思う。傷ついていく七森と麦戸ちゃんたちを、やさしさから自由にしたい白城は、ぬいぐるみとしゃべらない。

Posted byブクログ

2025/12/24

難しかった…。あんまり共感できなかった。 わかるけど、理解できるけど、彼らみたいにそこまでは思えないなあという感じ。 でも不思議と読み進める手が止まらなかったから、面白くはあったのかな? 以前芥川賞を取った「美味しく食べられますように」に似てる作風だと思った。 刺さる人には刺さ...

難しかった…。あんまり共感できなかった。 わかるけど、理解できるけど、彼らみたいにそこまでは思えないなあという感じ。 でも不思議と読み進める手が止まらなかったから、面白くはあったのかな? 以前芥川賞を取った「美味しく食べられますように」に似てる作風だと思った。 刺さる人には刺さるけど、結構スッキリしない読み心地の作品。

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2025/10/11

ふわふわ宙ぶらりん、絶妙な生きづらさ。 生きづらさは持ち続けるけれど、信じることができる存在ができて、やり取りできる存在ができて、息が少ししやすくなったのかなと思った。

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2025/08/29

2025.8/29 作者、フェミニズムを勉強して感化されたそうで(というか、生きづらさに気づいてしまったそうで その痛みをぶつけている感じの小説でした。 フェミニズムを多少勉強している人にはストンと落ちる部分も 全く知らない人にとっては「考えすぎじゃない??」となるんでしょう。...

2025.8/29 作者、フェミニズムを勉強して感化されたそうで(というか、生きづらさに気づいてしまったそうで その痛みをぶつけている感じの小説でした。 フェミニズムを多少勉強している人にはストンと落ちる部分も 全く知らない人にとっては「考えすぎじゃない??」となるんでしょう。 その、「考えすぎじゃない?」自体が、暴力なんですけどね。 この本を読んで「はて?」とおもったひとはぜひ フェミニズムを勉強してみてはいかがでしょう

Posted byブクログ

2025/08/25

芥川賞貰いそうな感じの作風。個性的で時代を反映してるけど、なんか読みづらいというか、、、。まあ男とか女とか昔より垣根がなくなってきている分難しいってうのは分からないでもないけど。

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2025/07/27

私は七森や麦戸のように、自分に無関係でもあるすべての出来事に感情移入してしまうタイプなので、自分が肯定されている気がしてとても大事な本になった。 でもすべて表裏一体で、七森や麦戸の「やさしさ」は時に弱く、甘い。そして、=正しさではない。だから白城の存在が際立つし、彼女のスタンス...

私は七森や麦戸のように、自分に無関係でもあるすべての出来事に感情移入してしまうタイプなので、自分が肯定されている気がしてとても大事な本になった。 でもすべて表裏一体で、七森や麦戸の「やさしさ」は時に弱く、甘い。そして、=正しさではない。だから白城の存在が際立つし、彼女のスタンスも=優しくないではなくて、別種の「やさしさ」でもある。 映画の方が「ぬいぐるみとしゃべることを超え、人間と対話することのあたたかさ」が簡潔にまとめられているけれど、小説の方がどんな人でも物事でもすべて表裏一体でいいや悪い、正しいや間違ってるで括れないことの葛藤がありありと描かれていてよかった。 この物語に共感できる人はきっと繊細で人の気持ちに敏感なやさしい人なのかもそれない。でも、この物語に共感できない人を「やさしくない」と決めつけてしまうことも暴力性があって嫌だなと思う。 そういう風に、「〇〇は〇〇だ。」と確定的な意見を言えないことは配慮という優しさでもあるし、時に自分の意見を持つ覚悟が足りないことでもあるなと思う。 私みたいな弱い人間にとって、この本はお守りになりました。この本を書いてくれた大前さんに、心から感謝を申し上げたい。

Posted byブクログ

2025/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ぬいぐるみに話しかける活動をしている部活で、傷つきやすい学生たちを描く表題作のほか、計4篇の短編集。ちょっとファンタジーが入った、心優しい作品という感じかな。少し苛つくかもしれないが、まあまあ良かった。

Posted byブクログ

2025/07/01

優しさに溢れている人々のお話。 人によっては周りを気にしすぎなめんどくさい人と思われてしまうのではないかと思うほど繊細で、全ての物事に感情が入り込んでしまう人たち。 そういう人たちが心を開くときはどんな時なのだろうと考える。そう考えたときに苦しくなっていく自分だからこの本に惹...

優しさに溢れている人々のお話。 人によっては周りを気にしすぎなめんどくさい人と思われてしまうのではないかと思うほど繊細で、全ての物事に感情が入り込んでしまう人たち。 そういう人たちが心を開くときはどんな時なのだろうと考える。そう考えたときに苦しくなっていく自分だからこの本に惹かれたのかもしれない。

Posted byブクログ

2025/06/22

表題作含む4編の短編集。 らしさの押しつけから息苦しさを感じているのは、ひとりじゃない。 どの作品も、終盤に解放感があった。 痛みと向き合うとまた痛むけど、目を背けないことでやさしさを強くできる。 「たのしいことに水と気づく」が好き。

Posted byブクログ