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犬も食わない の商品レビュー

3.5

74件のお客様レビュー

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    13

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/10/29

女サイドと男サイドの視点から描かれる物語。「喰う寝るふたり 住むふたり」の小説版のような作り方。出会のきっかけはときめきのかけらもないようなもので、同棲に至った経緯はありがちななし崩しのぐずぐずさで、ちっさなことで喧嘩したり、イラついたり、期待したり、諦めたり。その年までその性格...

女サイドと男サイドの視点から描かれる物語。「喰う寝るふたり 住むふたり」の小説版のような作り方。出会のきっかけはときめきのかけらもないようなもので、同棲に至った経緯はありがちななし崩しのぐずぐずさで、ちっさなことで喧嘩したり、イラついたり、期待したり、諦めたり。その年までその性格でその生活をしてきたものを、矯正するのは無理だし、強制もできないのに、懲りずに期待して、裏切られてを繰り返す。対談で語られていた「何の意味のない内容」その通りで、だけど、それがいい。

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2023/10/19

久しぶりに昔の恋愛のイライラを思い出したな。 20代のこの頃みんなしんどそうな恋愛してたな。 将来と今のギャップがまたしんどい時期だったから余計かな。

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2023/10/10

いやー、THE日常なんだけど、楽しい読書時間だった 初めて共著というものを読んだけど、 確かにMCバトルみは合ったし、最後の対談のやり取りは考えが存分に詰まってて、一生対談し続けてほしいと思ってしまった

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2023/08/31

クリープハイプが好きなので読みました。 尾崎世界観らしい。なんとなく『オレンジ』のPVを観てるような作品でした。 同じ場面が別の視点で描かれる作品は基本的に好き。 読んでなんとなく虚しくなりました。けど悪くはない。

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2023/08/29

共作小説というものを初めて読んだかもしれない、が、違和感なく入り込め、とても面白い。この汚さ、不毛な喧嘩こそがお互いを絡め取ってずるずる続いていく感じ、これが恋愛だよね、と。変人で嫌悪すら抱きかねない男の絶妙な描き方をする尾崎世界観もすごいし、それに対峙しつつ己の中の女としての葛...

共作小説というものを初めて読んだかもしれない、が、違和感なく入り込め、とても面白い。この汚さ、不毛な喧嘩こそがお互いを絡め取ってずるずる続いていく感じ、これが恋愛だよね、と。変人で嫌悪すら抱きかねない男の絶妙な描き方をする尾崎世界観もすごいし、それに対峙しつつ己の中の女としての葛藤や苦悶を妙にシュールに描く千早茜もすごい。

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2023/08/29

 尾崎世界観の小説は舌に合わなかった。はっきりさせないものがよいという文化はわたしにはよくわからない。

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2023/08/17

いただき本 なんかよく分からない。 千早茜さんと尾崎世界観さんの共作、恋愛小説? ラジカセ犬がインパクトあった。

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2023/08/11

同棲のめんどくささといじらしさが詰まった作品。 言葉にしないと伝わらないのは百の承知。でも「どこまで」を「どのように」伝えるかの塩梅がとても難しい。 他人同士が一緒に生きていく難しさに共感し、思わずはぁ~~とため息をつきながら読んでしまったが、ラストで何故か涙が出た。安堵なのか...

同棲のめんどくささといじらしさが詰まった作品。 言葉にしないと伝わらないのは百の承知。でも「どこまで」を「どのように」伝えるかの塩梅がとても難しい。 他人同士が一緒に生きていく難しさに共感し、思わずはぁ~~とため息をつきながら読んでしまったが、ラストで何故か涙が出た。安堵なのか、切なさなのか、やるせなさなのかはわからない。でもふたりの生活はこの先も続いていくのだろう、と感じたことだけは確かだった。

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2023/07/31

男目線と女目線のストーリーが交互に語られている。2人は恋人同士で、どちらも、愛し合っているというのは伝わるが、相手にそれが上手く伝わらない。思っているだけじゃ分からないけど、言葉にするのも気恥しいというか、難しいというか。

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2023/07/27

期待値が高すぎたかなー。 男女の思考回路の微妙なもつれ合いとかすれ違いを痛快に書いてるのかなと期待して読み始めたものの、メインの二人が割と自分とタイプが違ったからかあまり入り込めなくて。 どうしても少し遠いところからこの小説を読んでいる感じが拭えなかった。

Posted byブクログ