名探偵外来 の商品レビュー
御子柴記念病院が舞台。主人公は泌尿器科医の鮎川先生。連作短編4話。どの作品も面白かった。御子柴病院のスタッフ皆さん素敵なキャラばっかりで楽しかった。みんな良し。特に大神師長が最高だった。
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タイトルの”名探偵外来”は誰のこと?主人公であろう鮎川先生でよいのかな?「忍」という字がぴったりのMSWの忍さんといいコンビ。 最初は普通に泌尿器科にくる患者さんの話、主訴はどこだ?な感じだと思っていたら、2話目には幻肢痛のことが出たり、3話目には立てこもり事件まで! 壊死して...
タイトルの”名探偵外来”は誰のこと?主人公であろう鮎川先生でよいのかな?「忍」という字がぴったりのMSWの忍さんといいコンビ。 最初は普通に泌尿器科にくる患者さんの話、主訴はどこだ?な感じだと思っていたら、2話目には幻肢痛のことが出たり、3話目には立てこもり事件まで! 壊死して切断、的な場面を、少し前にドラマでも見た。変なつながり(シュン)
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医療系ドラマは好きでよく見るし小説も読みますが、泌尿器科が舞台というのは珍しいと思い借りてみました。…めっちゃオモロいやん!一瞬、現役医師作家かと思うほど(笑)よく取材されてるんですかね…時々ある注釈が適切かつ面白い。登場人物もみな個性的で、でも面白いだけじゃなく『ある崇拝者の最...
医療系ドラマは好きでよく見るし小説も読みますが、泌尿器科が舞台というのは珍しいと思い借りてみました。…めっちゃオモロいやん!一瞬、現役医師作家かと思うほど(笑)よく取材されてるんですかね…時々ある注釈が適切かつ面白い。登場人物もみな個性的で、でも面白いだけじゃなく『ある崇拝者の最期』なんて、ホンマにコワすぎです。
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『泌尿器科』と聞いてイメージする患部や病気の居たたまれなさ…それだけに、その奥に隠された真実を解き明かすのは医師としての知識だけでは無く、洞察力や推理力が必要なのかもしれない。 全4話のうち、はじめの2話は思春期の患者に関わるものだ。どちらも事の真相に胸が締め付けられた。悩んで...
『泌尿器科』と聞いてイメージする患部や病気の居たたまれなさ…それだけに、その奥に隠された真実を解き明かすのは医師としての知識だけでは無く、洞察力や推理力が必要なのかもしれない。 全4話のうち、はじめの2話は思春期の患者に関わるものだ。どちらも事の真相に胸が締め付けられた。悩んでいる子ども達は、この本を他人事のふりをして読んで欲しい。 3話目は成人の話だから、子どもは無理しなくてもいいと思う。 最後の話は予想も出来なかった方向に進んでしまう。でも似鳥さんの創る個性的なキャラ達を理解してこの話に至るから、結末に納得しかない。
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これはかなりの力作かと。期待を上回るおもしろさ。深刻な話なんだけど、メインキャラが比較的軽めというか人間味があって、バランスが絶妙ですね。
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泌尿器科ならでは話が面白すぎ。似鳥さんの軽快な語り口と注釈がいい味でした。短編集でちょうどいい感じ。 大神師長めっちゃ好きです。
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Xでおススメいただいた本。 「名探偵外来」というタイトルだけならべつに読んでみようと思わなかった。 でもね、副題を見てほしいのよ。 「<泌尿器科医>の事件簿」よ。 え、泌尿器科ってあの泌尿器科?(あの、とは???) でもって、それが「名探偵」とくるんだからミステリになりえるの?...
Xでおススメいただいた本。 「名探偵外来」というタイトルだけならべつに読んでみようと思わなかった。 でもね、副題を見てほしいのよ。 「<泌尿器科医>の事件簿」よ。 え、泌尿器科ってあの泌尿器科?(あの、とは???) でもって、それが「名探偵」とくるんだからミステリになりえるの??? ほら、ね、ふんわりとした興味がわくでしょ。 でもって帯には「なんでこんなになるまで来なかったんですか……」って。 そりゃそうだよなあ、病院にはいろんな科があるけれど、ここは誰にとってもちょっとやそっとではなかなか近寄りがたい科には違いないよなあ、とどこにともなく想いを馳せているうちに手に取っていた本書。 意外や意外(失礼!!!)たいへん興味深くすいすい読んでしまいました。 キャラクターが最高。 主役の泌尿器科医・鮎川先生を中心にヤンキー上りの看護師長、忍者のようなソーシャルワーカーなど、この人たちの動きが見える、見える。ちゃんと登場人物たちが本のなかで呼吸して生きている。 また軽い文体が読みやすいのだ。 でも、文体が軽いからって内容まで軽いわけではないところが良き。 短編4つの本書はどれも現代社会の闇の部分を描いている。 SNSで悪意を増幅させるとか、女だからといって誰もが母親業に向いているわけじゃないとか、「こうであれ」的な信仰、押しつけといえるステレオタイプ化による社会での<生きにくさ>を描いている。 おススメくださったXの読書界隈の方に感謝。 軽く楽しい、そして考えさせられる時間をいただきました。 1.僕の体には呼べない一部がある 2.膀胱彷徨 3.或る崇拝者の最期 4.予算の都合で死ね ===データベース=== 映像化不可能!? “社会の窓”の向こうを描く医療ミステリー 「なんでこんなになるまで来なかったんですか…」泌尿器科医・鮎川のもとには今日も多くの患者が訪れる。中には、羞恥心から嘘をついたり、人に言えない秘密を抱えている人も多く……。泌尿器科ならでは多様な謎に真摯に向き合う鮎川。元ヤンキーの看護師長、忍者のようなソーシャルワーカーなど心強い仲間たちとともに病と事件の早期解決に挑む!
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久しぶりの似鳥さん。久しぶりの注釈。後書きの関係なさと言い、好き。 初の泌尿器科ミステリー。同窓会で盛り上がる30代男達に、ナックスも言いそう笑と50になってもそのネタで盛り上がるわ笑とひとり脱線。 コメディと真面目との塩梅がいい感じだった。ヒドくなる前に病院にかかり、自己判断で...
久しぶりの似鳥さん。久しぶりの注釈。後書きの関係なさと言い、好き。 初の泌尿器科ミステリー。同窓会で盛り上がる30代男達に、ナックスも言いそう笑と50になってもそのネタで盛り上がるわ笑とひとり脱線。 コメディと真面目との塩梅がいい感じだった。ヒドくなる前に病院にかかり、自己判断で受診を辞めないようにしないとなと。
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短編かと思って読むのちょっと躊躇したが、面白かった。シリアスな場面のユーモアある書き方が、例えば伊坂幸太郎作品的な感じで、読みやすい。他のも読んでみよう。
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泌尿器科を訪れる患者と周辺の事件を、病院関係者で解決していくミステリー。コメディタッチだけど、深刻な事件もあり。若干下ネタ多めかな。しかし、泌尿器科=下ネタで盛り上がれる30代ってどうなん。 鮎川先生はじめ、主要人物たちみんな、感じがよくて好きだな。鮎川先生と石田先生の息ぴった...
泌尿器科を訪れる患者と周辺の事件を、病院関係者で解決していくミステリー。コメディタッチだけど、深刻な事件もあり。若干下ネタ多めかな。しかし、泌尿器科=下ネタで盛り上がれる30代ってどうなん。 鮎川先生はじめ、主要人物たちみんな、感じがよくて好きだな。鮎川先生と石田先生の息ぴったりの雰囲気も素敵。師長は少し怖いけどカッコイイ。 以前お世話になったことのある泌尿器科で、勝手に親近感。 てっきり腎臓とか前立腺がんとか、そういう疾患が多いのだと思っていたら、男性器のトラブルってそんなにあるのかと驚いた(事実かな?)。 あと、虐待にもいろいろあるんだなと、勉強になった。
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