できたてごはんを君に。 の商品レビュー
胸が温かくなるごはん小説。とんかつ店主とボクサーの話が好きで、事務的に淡々とするだけでは広がらないの自分の仕事にも当てはまってめちゃくちゃ納得する。そして小麦アレルギーの子のために奔走する照星とそれに乗る各店主達が良い。生きやすい世の中であれ!
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食にまつわる連作短編集。 とても良かった。 前作「本日のメニューは」を読んでいると面白さがさらに有るが、今作から読んでも十分に面白い。 前作を読んでいると、あの人が!とかあの店こうなったか!となることでしょう。 食にまつわるドラマがどれも魅力的であるが、出てくるキャラクターもまた...
食にまつわる連作短編集。 とても良かった。 前作「本日のメニューは」を読んでいると面白さがさらに有るが、今作から読んでも十分に面白い。 前作を読んでいると、あの人が!とかあの店こうなったか!となることでしょう。 食にまつわるドラマがどれも魅力的であるが、出てくるキャラクターもまた魅力的である。 パン屋の兄ちゃんと姉ちゃんは勢いのあるいい人で自分の周りにいると疲れるかもしれないが楽しいだろうな。 米粉パンの話はラストまで読んでいると涙ぐんでしまった。 デリバリー少女の話がいい具合のアクセントになっている。 やっぱり今作も美味しそうな物だらけでどれも食べてみたいなぁ。 このシリーズは今後も続いていって欲しい。
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去年の春頃、ランキングにあったこの本に目を付けたのだが、先に出た兄弟本からということで「本日のメニューは。」を読み、その読後感が『全体的にはやや微妙』だったため、この本には今まで手付かずだった。 前の本のことをすっかり忘れているのだが、解説を読めばかなりつながりがあったようで、間...
去年の春頃、ランキングにあったこの本に目を付けたのだが、先に出た兄弟本からということで「本日のメニューは。」を読み、その読後感が『全体的にはやや微妙』だったため、この本には今まで手付かずだった。 前の本のことをすっかり忘れているのだが、解説を読めばかなりつながりがあったようで、間を開けない方が良かったのか、な? 愛情たっぷりのかつ丼、スパイスを研究した末のカレー、店主が急逝した店の味を再現するラーメン、小麦アレルギーでパンを食べられない子供のための米粉パン。4つの話の幕間をデリバリーサービスの女性の話がつなぐ。 ちょっと良かったのは「ほほえみ繁盛記」。『いつも自分が一番飯を食わせてやりてえ相手を思い浮かべるんだ』というマンプク食堂の旦那さんの思いを受け継ぐ笑子さんがいいね。 後の話も色々な立場で自分の店ならではの味を作っていこうとする人たちの話は良くできていたと思いつつ、食べることにあまり執着がない私は、改行がなくレシピや食の蘊蓄を語られる文章が入ってこず、今回もまた、全体的にはやや微妙、と記すのでした。
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心が温まるお話でした。 こんなところに繋がっていくんだ!とびっくりしましたが、穏やかに丸く繋がっていく感じが良かったです。
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誰かを思って作る食べ物。 作ってもらったら、やはり「いただきます」「ご馳走様」は言わないと! 自分で作った時は、自分自身に!
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ん〜!飲食店の皆さんの試行錯誤があるからこそ、美味しい料理を頂けることを痛感!笑子さんも璃空もすみれも照星にも共通する「目の前の誰かを喜ばせたい」という想いがステキ。あと、瀧井朝世さんの解説が多角的で面白く、作品の見方が深まってよかった。
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短編旅館を読了した後のブクログのオススメで出てきた本。”『本日のメニューは。』に続くごはんものシリーズ第二弾!!” 第1弾にもちょっと絡んでいる感じがいい。物語もよかった。 前回も登場した璃空杏南夫妻の苦悩。独立したばかりの店を抱える夫に、ワンオペ育児になりかかっている妻。お互...
短編旅館を読了した後のブクログのオススメで出てきた本。”『本日のメニューは。』に続くごはんものシリーズ第二弾!!” 第1弾にもちょっと絡んでいる感じがいい。物語もよかった。 前回も登場した璃空杏南夫妻の苦悩。独立したばかりの店を抱える夫に、ワンオペ育児になりかかっている妻。お互いがお互いのことを考えているだけに辛い。でも、最後は無事に開店できてよかったね。 ぶっ飛んでいるキャラは、ラーメン屋の池田さんのみならず、パン屋の照星も(苦笑)でもパンを食べられない子にも食べさせたい、その思いから商店街の各店を巻き込んでいく感じはよかったな。
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『本日のメニューは。』の登場人物や場所も多く出てきて、続けて読んだからより楽しかったと思う。 今回の印象としては熱い男が多かったなぁ、というのと、アレルギーに対応させるのって大変だよね…といったところ。 相変わらずご飯は美味しそうだが、前作と比べて人の繋がりの方にスポットライトが...
『本日のメニューは。』の登場人物や場所も多く出てきて、続けて読んだからより楽しかったと思う。 今回の印象としては熱い男が多かったなぁ、というのと、アレルギーに対応させるのって大変だよね…といったところ。 相変わらずご飯は美味しそうだが、前作と比べて人の繋がりの方にスポットライトが当たっていたように感じた。 原動力が"ひとに喜んでもらうこと"で、自分の得意を活かせることは強いし羨ましいなと思う。
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飲食店に関わる人たちの話であるが、本当にいつもありがとうと言いたい。でも本当の自由は難しい。人が2人いるだけでも自分の思い通りにはいかない、この世の中人と人とのつながりで生きていくそしてルールがある。その法律に従いながら何の仕事についてでも生きていく、ただ飲食店に携わっている人は...
飲食店に関わる人たちの話であるが、本当にいつもありがとうと言いたい。でも本当の自由は難しい。人が2人いるだけでも自分の思い通りにはいかない、この世の中人と人とのつながりで生きていくそしてルールがある。その法律に従いながら何の仕事についてでも生きていく、ただ飲食店に携わっている人は、自由が少しある。自分の思うようにできる。ただ客が来ないと潰れることがある。難しい。何にしても頑張ることになる。
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お腹がグーグー鳴って大変だった(笑) 飲食店の仕事は体力が必要だし、朝早くから夜遅くまで働き、休日も少なく、その割に給料はあまり多くない。そんな職業を続けるモチベーションはお客さんに美味しいと喜んでもらうこと。ってこの物語では言いたいようだ。キレイ過ぎ?でも全く違うとも言えない。...
お腹がグーグー鳴って大変だった(笑) 飲食店の仕事は体力が必要だし、朝早くから夜遅くまで働き、休日も少なく、その割に給料はあまり多くない。そんな職業を続けるモチベーションはお客さんに美味しいと喜んでもらうこと。ってこの物語では言いたいようだ。キレイ過ぎ?でも全く違うとも言えない。食べる側の自分は、せめて残さず食べようと思う。
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