地羊鬼の孤独 の商品レビュー
地羊鬼は人の内臓を木・土に変える中国妖怪。地羊鬼を模倣した連続猟奇殺人事件を警部補と新米刑事が捜査。被害者は不可解な自殺・事故関係者。常識ではあり得ない怪談の為の殺人。サイコパス過ぎる。
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この作者さんの他の小説、淡々とした語り口に怪談や怪奇現象と人間の犯人がいたりと両方楽しめてかなり好きだったのでこちらも読んでみた 女刑事さん、最初の廃墟の病院で笑ってたりかなり変だったからこの人が犯人の場合もありそう…と思ってたら黒幕だった 密室の作り方が言葉だけの説明だからなかなかピンとこなかった(いまもよくわからない)
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遺体が入った棺が市内に放置されるという連続殺人事件が発生。手掛かりは人間の臓器を奪うという中国の「地羊鬼」という妖怪の名前のみ。 妖怪をモチーフにしたホラーミステリーという最高の設定。 ただし、後味は最悪と言えるでしょう…
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全裸遺体の入った棺が市内で次々に発見された。動機の見えない一連の殺人を繋ぐものは、現場に残された中国妖怪「地羊鬼」の名前のみ。新米刑事八木沢は警部補林原とコンビを組み捜査を進めるのだが…。 ホラーミステリーと銘打っているのですが、どっちも中途半端な感じ。どうせならホラーに振り切っ...
全裸遺体の入った棺が市内で次々に発見された。動機の見えない一連の殺人を繋ぐものは、現場に残された中国妖怪「地羊鬼」の名前のみ。新米刑事八木沢は警部補林原とコンビを組み捜査を進めるのだが…。 ホラーミステリーと銘打っているのですが、どっちも中途半端な感じ。どうせならホラーに振り切って欲しかった!読後感、あまり良くありません。
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怪異譚は大好きですが、大抵日本の伝承ですよね 中国の怪異譚は全く知らなかったので新鮮で楽しめた ホラー色もそこまで強くないので、苦手な人でも読めると思います
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感想 ミステリ本来の楽しみもありつつ、最後まで読んだらこれはホラーだったと思い知らされた。 ゾクッとする読後感。 事件の猟奇性と動悸の乖離は賛否ありそう。 個人的には逆に狂気的にも感じたし下手に狂った動悸を捻りすぎると冷めちゃうからなんとも言えないかな。 あとなんで校庭の棺を『弐』にしたんだろう。 これ、作中で言及されてたら読み落としてるだけだからめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど。 ほぼ同時に設置したとしても場所的に一番最初に発見させる可能性がいちばん高い校庭に『壱』を置く方が効果的じゃないかな?と思ってしまった。 『弐』にすることによってもしかして『壱』があるかも、『参』やそれ以降があるかも、ということを示唆したかったのかと思うけど。 ラストがとても良かった。 ミステリよりホラーが主体な感じもしたし、密室トリックという点でミステリとして遜色なく楽しめた。
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本や帯の装丁が好みで、あらすじが面白そうだったため購入 全体的な感想としては非常に読みやすい文章で面白い内容ではあった 作者の出身地ということもあってか、舞台となった栃木県の風景描写がとても丁寧で、没入感と臨場感を味わえた 怪異のモチーフだけでなく、時代背景や人物描写をよりリアルに見せるためのアイテムも丁寧に描写されており、しっかりとした取材や調査をされて書かれたのだなと感じた(商業向けの小説を書く上では当たり前のことだとは思うが) ただ、個人的には最終的に真相解明の時点では怪異はただの装飾となって、もっと現実味のある科学的な解答が用意されているのかと思っていたため、最後の最後まで怪異要素をしっかり混ぜ込まれたシナリオになっていた事に驚かされた 椰子尾署にかけられた呪いの正体は、私の推測では大地が木札や人体模型などに特殊な成分が検出されにくい、人体に悪影響を及ぼす何らかの漢方などが仕込まれているのかと考えていたら、正真正銘の呪詛であったり、また大地の死因も船井の呪詛であったり、恐らく作中で起こった心霊現象も全て本当に起きた事なのだろうと思わせる書かれ方であったり、その辺りは予想と大きく異なる展開だった 個人的に少々消化不良だと思ってしまったのは、まず真犯人である林原の船井に対する真の感情の描写 「何故だかは分からないけれど恋愛感情とは違う感情で入れ込んでしまった」という大まかな設定は、八木沢にとって彼女を「こちら側では無い存在」として描くのにとてもいい役割をしていたとは思うのだが、林原が語った台詞に何だかえもいわれぬ違和感を感じてしまった また、林原の異常性を示唆するキーワードとして「人を殺すのは初めてじゃなかった」という発言から考察するに、恐らく両親の事も交通事故に見せかけて殺したのではないかと思われるのだが、彼女がそうやって必要に応じて殺人を繰り返す事が出来る人格である描写に、もう少し深く掘り下げがあれば良かったのではないかと個人的には思ってしまった それと同様に、船井が大地にかけた呪いに関しての説明があまりなされなかった事も少々残念に思ってしまった もしかしたら私が深く読み込めていない部分もあるかもしれないので、他の読者の感想や考察にも目を通してみたいとは思っているが、取り敢えず一読して感じた私のマイナスポイントである しかし、要所に挟まれた船井が蒐集した怪談話や、椰子尾署内で起きた怪異の体験談などは、まるで耳袋のようでとても面白かったし、怪異のメカニズムや伝承の流布に触れるような内容であったのも面白かった 妖怪研究家である作者の怪異愛が伝わる作品であったと思う
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推理小説は大抵犯人が捕まって綺麗にまとまり終わる物しか読んだことがなかったから、結末に驚き。 サイコパスと呪いが噛み合わさって、そういう世界観もあるのだなと。心霊現象は信じてないけど、人の念は存在するしそれで人が殺せてしまうのかと、考えてしまった。あと人死にすぎ。 続編でも出て、犯人は捕まって欲しいなぁ。
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ホラーなのか? ミステリーなのか? ハラハラドキドキ面白ければ どちらでも関係ないのだけれど どっちつかずで 中途半端だったように思う。 ミステリーとしての整合性と 理由づけのために 得体の知れない不気味さ 怖さ、禍々しさを失ってしまっている。 中国の妖怪とか興味深かっただけに ...
ホラーなのか? ミステリーなのか? ハラハラドキドキ面白ければ どちらでも関係ないのだけれど どっちつかずで 中途半端だったように思う。 ミステリーとしての整合性と 理由づけのために 得体の知れない不気味さ 怖さ、禍々しさを失ってしまっている。 中国の妖怪とか興味深かっただけに 思いっきりホラーに 振り切って欲しかった…
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内臓が木製の模型と入れ替えらた遺体の入った棺が次々と見つかる。所轄の八木沢刑事は県警の林原警部補とコンビを組み捜査にあたる。 犯人の動機はなんなのか。過去に起きた女児連続誘拐殺人事件と関連はあるのか? 謎自体は魅力的な謎だったが、伝奇的な要素と推理的な要素がどちらも中途半端な感...
内臓が木製の模型と入れ替えらた遺体の入った棺が次々と見つかる。所轄の八木沢刑事は県警の林原警部補とコンビを組み捜査にあたる。 犯人の動機はなんなのか。過去に起きた女児連続誘拐殺人事件と関連はあるのか? 謎自体は魅力的な謎だったが、伝奇的な要素と推理的な要素がどちらも中途半端な感じがした。
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