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おどろきのウクライナ の商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2026/02/22

社会学者が対談を通じてポスト・ウクライナ戦争の姿に迫る…というのが表向きのテーマ。 ロシア・ウクライナ二国間だけでなく地政学、宗教、歴史と幅広い視点で議論を重ねる。特にアメリカ、西欧、中国に関する記述が多い。 惜しむらくは対談のせいだろう、まとまりに欠け議論の方向性が収斂しないと...

社会学者が対談を通じてポスト・ウクライナ戦争の姿に迫る…というのが表向きのテーマ。 ロシア・ウクライナ二国間だけでなく地政学、宗教、歴史と幅広い視点で議論を重ねる。特にアメリカ、西欧、中国に関する記述が多い。 惜しむらくは対談のせいだろう、まとまりに欠け議論の方向性が収斂しないところ。好みが分かれるところである。

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2025/08/14

2022年刊行だから、少し前。 大きく、イスラムとアメリカのこと。 ウクライナとロシアのこと。 中国と西洋資本主義国のことが語られる。 対談を読んで考えたことなので、分かっていない部分も多いと思う。 一つは、ロシア(プーチン)のジレンマのこと。 どこからも歓迎されない大国の...

2022年刊行だから、少し前。 大きく、イスラムとアメリカのこと。 ウクライナとロシアのこと。 中国と西洋資本主義国のことが語られる。 対談を読んで考えたことなので、分かっていない部分も多いと思う。 一つは、ロシア(プーチン)のジレンマのこと。 どこからも歓迎されない大国の疎外感。 今尚、ウクライナとの戦争は続いていて、私を含めて世界中の人はそれを知っている。 けれど、終わらない。終わらせられないということ。 一つは、中国の成功のこと。 二人は、中国式の資本主義がある程度の成功を収めているのは、特異な事象だとして、それでも今後は中国とアメリカが中心になるという図を描く。 それは、中国か西洋かという問題ではないと橋爪さんは割と強めに語る。 結局、中国の人件費、それから品質なんかを我々はある意味、低く見ている部分がある。 そしてそれを、利用しようとしてきた。 そうした態度は、中国の在り方を肯定してきたことと同様で、モラルの観点から間違ってるとも言う。 利用してきたものが、無視できない力を蓄えた時、今度は我々の在り方を問い直さなくてはならない時が来る。 ネットを見ていると、いわゆる爆買や品位に対する負の感情が多く見られる(ような気がする)。 けれど、搾取という意味で、直接的でないだけで、同じようなことをしてきたのではないか。 そんな我々を支持してくれるのは、誰なんだろう?

Posted byブクログ

2024/11/29

ウクライナを直接論じてるわけではないのでタイトルはどうかなあと思います。中国を反社とする考えは面白かった。

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2024/06/17

2023/01/16 読み終わった タイトルは「おどろきのウクライナ」だが、中身は「おどろきの中国」の話だった。中国は民主主義でないのになぜ経済が発展しているの?という。 歴史の回答を待ちたい。

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2024/05/10

ウクライナ、ロシアのみならず中国、いわゆる西側諸国、中東、グローバルサウスに対する見方が非常に参考になった。

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2023/04/02

「おどろきの中国」が面白かったので、こちらも読んでいた。 タイトルと内容は、ちょっと違う感じで、内容はウクライナ戦争を真ん中にはさみつつ、中国、ロシア、そしてそれに対する西側の対立の話しかな? いろいろな話しがあって、もちろんウクライナの話もあるわけだけど、それはほとんどロシ...

「おどろきの中国」が面白かったので、こちらも読んでいた。 タイトルと内容は、ちょっと違う感じで、内容はウクライナ戦争を真ん中にはさみつつ、中国、ロシア、そしてそれに対する西側の対立の話しかな? いろいろな話しがあって、もちろんウクライナの話もあるわけだけど、それはほとんどロシアとの関係ででてくるもの。ウクライナ戦争もそれ自体というより、ポスト・ウクライナ戦争について考えるための前提くらいな感じが出てくるところかな。 西側的な資本主義と中国的な資本主義の対立というところに話は進んでいく。それを中立的に、あるいは相対主義的にどっちもどっちとするのではなく、価値判断をしつつ、はっきりと西側?に立とうとする感じ。 と言っても、ある意味、そこまで新しい展開がある感じでもなくて、対談だから仕方ないのか、論旨の繰り返しが多い気もする。 対談自体は、ウクライナ戦争前から始まっているのだけど、ウクライナ戦争が入ってきて、それをとりこむことでちょっと論旨がごちゃごちゃしてしまった印象も。 頭の整理になったが、だからと言って、「次」は思いつかない。自分のなかの問題意識がより明確になったというところかな?

Posted byブクログ

2023/02/11

タイトルの「おどろきのウクライナ」は、出版社が売るためにつけたと思われ、本書の内容に即していません。本書では西側に対するロシア、中国の内在論理など、もっと広いテーマを扱っています。 対談はアメリカのアフガン撤退から始まり、ポストウクライナ戦争まで。色々なことを考えさせられる、読み...

タイトルの「おどろきのウクライナ」は、出版社が売るためにつけたと思われ、本書の内容に即していません。本書では西側に対するロシア、中国の内在論理など、もっと広いテーマを扱っています。 対談はアメリカのアフガン撤退から始まり、ポストウクライナ戦争まで。色々なことを考えさせられる、読み応えのある一冊。 リベラル資本主義と「反社」である権威的資本主義の戦い。でもやっぱり「資本主義」しかないのね、という思いもあります。日本はリベラル資本主義の一員でありながら、権威的資本主義の仕組みにあこがれているように思えてなりません。

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2023/01/31

単なるウクライナ情勢の本ではなく、広い世界情勢や歴史的な背景についても触れられ、現在の問題について広い視野で巻上げることができる本であると思う。 極論気味でわかりやすく明快な橋爪氏と、博識で多様な提案をする大澤氏の掛け合いは分量を感じさせないほど知的な興味に満ちている。 本論から...

単なるウクライナ情勢の本ではなく、広い世界情勢や歴史的な背景についても触れられ、現在の問題について広い視野で巻上げることができる本であると思う。 極論気味でわかりやすく明快な橋爪氏と、博識で多様な提案をする大澤氏の掛け合いは分量を感じさせないほど知的な興味に満ちている。 本論からはややずれるがイスラム原理主義についての考察が特に興味深かった。

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2023/01/08

橋爪先生、大澤先生の両巨頭による最新の対談。 ウクライナ情勢だけではなく、アフガニスタンのタリバンによる支配の背景など世界で起きている不可解な事態に、歴史的な文脈を補助線を入れながら解説。後半の中国に対する西側の姿勢のあり方では激論が展開。現在の世界情勢を理解するための必読書。

Posted byブクログ

2023/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルは「おどろきのウクライナ」であるが、話はウクライナにとどまらない。「不思議なキリスト教」以来、数々の対談で謎を解き明かしてきた橋爪、大澤両氏がこの本で語り始めるのは、ロシアによるウクライナ侵攻前からであり、話はウクライナの戦争の背景からポスト・ウクライナ戦争まで及んでいる。今の混迷する世界について考えるために少しでも見通しを持ちたいのなら、ぜひお勧めする書である。アメリカ、ロシア、中国が今何を考え、どこへ進もうとしているのか、分かりやすく語っている。 今は大きく分けて二つの資本主義が生き残っている。アメリカに代表されるリベラルな資本主義と中国の権威主義的な資本主義である。中国が成功する以前には民主主義に基づかない資本主義はなかった。しかし、中国は国家(あるいは共産党)の権威のもとに資本主義を進め成功している。今、自由、平等という価値が危機に瀕している。これを守るためには真剣に中国のデカップリング(市場の切り離し)を進めるべきだとお二人は強調する。 中国の一帯一路政策は強力で、中国はアジア、中東、アフリカ、ヨーロッパへと進出している。果たしてデカップリングは可能なのか?いや、可能不可能を言っている場合ではない、自由が危機に瀕しているのだと。そのために知恵を注ぐべきだと。 新書としては少し大部であるが、複雑な情勢をわかりやすく説明することに心を砕いている。これからの日々を楽観できる状況にはない今の時代に、この本を読んでしっかりと脳味噌を鍛えておきたい。

Posted byブクログ