光のとこにいてね の商品レビュー
境遇が違う2人の少女の偶然、必然の出会いと成長の物語。それだけなら昔からよくあるお話の設定だが、2人が相手を思う気持ち、自分の引け目と向き合いながらの話は主人公には何の接点も見つけられないおじさんでも心が痛くなるような切なさがあるストーリー。 前に読んだスモールワールズでもそうだ...
境遇が違う2人の少女の偶然、必然の出会いと成長の物語。それだけなら昔からよくあるお話の設定だが、2人が相手を思う気持ち、自分の引け目と向き合いながらの話は主人公には何の接点も見つけられないおじさんでも心が痛くなるような切なさがあるストーリー。 前に読んだスモールワールズでもそうだったが、読み始めて最初はこの小説は無理かもと思いながら、いつのまにか引き込まれて登場人物たちを追いかけてる。まだまだ先がありそうな果遠と結珠の人生を見続けたくなった。
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二人の女性が幼少期・学生時代・大人へと成長していく物語。二人を取り巻く友情、家族、仕事、恋愛の変化が二人の視点から描かれていて面白い。たくさんのテーマが絡み合うので議論本にも良さそう。かなり好き
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良かった、ほっこりです。 サイコパスなお母さん怖い。まともっぽくしてるのが一番怖い。 お母さんの呪縛と戦えてよかったね。
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結ばれない魂のつがい……的な話は最近の流行りなのか? お互い結婚してるじゃない……と思ってしまった私はリアリスト過ぎるのだろうか。 「光のとこにいてね」というタイトルと回収は秀逸。
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2日で読みました。続きが気になって読んでしまう。そんな本でした。話したくないことを話したくなる存在がいるって温かい繋がりだと思う中で、人の光と影、冷たさと温かさが色んなところで交差する物語でした。
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*光のとこにいてね、、のタイトルの使い方も秀逸です。 光のとこにいてね、、大事な人をそんなふうに思える気持ちにとてもこころ温かくなりました。オススメできる本です。10点中9.8点あげちゃいます。
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人の心情を描くのがとても上手い。 あっという間に引き込まれてしまいました。 いい加減、幸せに話を進めていってくれよと何度も願ってしまう。 結珠と果遠、対比した性格だけどお互いに惹かれ合う。何回か出てくる『光のとこにいてね』という文章も好き。 2人の母親の姿に腹立たしさを覚えつつ、...
人の心情を描くのがとても上手い。 あっという間に引き込まれてしまいました。 いい加減、幸せに話を進めていってくれよと何度も願ってしまう。 結珠と果遠、対比した性格だけどお互いに惹かれ合う。何回か出てくる『光のとこにいてね』という文章も好き。 2人の母親の姿に腹立たしさを覚えつつ、子供にとって母親の存在とはと考えずにはいられない。 ラストが最高。
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『いけぇぇぇー!!』と読了後も、ずっと心で叫んでいた。もう離さないで、離れないで、と。 ずっと不穏な哀しげな、寂しげな雰囲気があって、それが読み進める原動力にもなっていたんだけど、最終的に全員が前を向いて光の方に導かれているような感じがして素敵だった。 果遠ちゃんだけがその光から自ら遠ざかろうとしていたけど、最後の描写で、あぁ大丈夫だと思えました。
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明るい世界に浮かび上がる影、暗い世界の中に浮かび上がる光、そんな言葉で2人を言い表せるのではないのかと思いました。なんとなく陰陽道の関係をイメージしました。 「光のとこにいてね」は果遠が結珠に向けてのセリフでしたが、これはお互いにそう感じていたように思えました。 個人的には周囲...
明るい世界に浮かび上がる影、暗い世界の中に浮かび上がる光、そんな言葉で2人を言い表せるのではないのかと思いました。なんとなく陰陽道の関係をイメージしました。 「光のとこにいてね」は果遠が結珠に向けてのセリフでしたが、これはお互いにそう感じていたように思えました。 個人的には周囲を振り回しているように思える2人ではなく、2人の夫たちの苦悩の方に心を打たれました。笑
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二人のことはうまくいってほしいと思っていたけれど、 それぞれに大切に思ってくれる人たちのことも含めてみんな幸せになってほしいと思っていたので最後は少し複雑な気持ち。 光のとこにいてね っていう子どもの表現はすごく好き。
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