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神と王 謀りの玉座 の商品レビュー

4.1

25件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2024/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1巻から連続して読んだがなかなか良かった。 全体的に、キャラクターの背景や性格が明瞭になったことも大きいだろう。なにより牟西が良い。助けてくれるか分からぬ神に縋るよりも自らの手で立ち上がり生きていく、自分たちの生き様、人生には自分たちで責任を取る、それが一貫して力強く示されているように思う。 しかし肝心な、物語りの中核を成す謎についてはほんのわずかに前進したようだが、まだ謎は謎のままである。いやこれは一体なんなのか? 次巻も楽しみである。

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2024/06/08

こういう感じで舞台になる国が移っていくのかな? 2巻目になると、固有名詞にも頭が慣れて、スムーズに世界に入れた。

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2024/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わるまで随分とかかってしまったけど、なんとなーく毎回どんな世界設定か書いてくれているおかげで読みやすかった。 まだまだ続くような終わり方で何巻行くのか楽しみ。あと確定2巻はありそうな感じ。新刊が楽しみですね。 終わりがけは伏線がたっぷりで、どう回収されるのかな〜 信仰について、何でも神に縋っていたら考えない人間になるってあった(そこまで否定的には書かれていない)が、それについては未知への恐怖、無力感に対しての防衛だよなぁと思ったり。もっと上手くまとめたいが、言葉にできないのでまた改めて。

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2023/12/09

一巻より面白さが数倍増した二巻。 世界観がわかってきたから、とか、キャラクターもわかってきたから、という理由はあるだろうが前回より物語がシンプルかつ、力強かったように思う。 それは王である牟西のキャラクターによるところが大きいと思う。 葛藤はあっても信念があるからブレない、何が...

一巻より面白さが数倍増した二巻。 世界観がわかってきたから、とか、キャラクターもわかってきたから、という理由はあるだろうが前回より物語がシンプルかつ、力強かったように思う。 それは王である牟西のキャラクターによるところが大きいと思う。 葛藤はあっても信念があるからブレない、何が大事か即座に判断できる根底にある心底の思いとそれに伴う行動。 このキャラがわたしの好むところであったのがそんな印象をより強くしている。 あとは、杜人の神に祈るのではなく感謝する、がハッとさせられた。これって神道の基本姿勢、だったよな。。。?と薄らぼんやり思いました。 2023.12.9 189

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2023/11/24

人を助けるのも傷つけるのも、神ではなく生きた人間。 願いや想いを伝えるのも、怒りや憎しみをぶつけるのも、生身の人の言葉。 自分の足で立って、手を伸ばして掴んで、言葉で伝える……生きるって動く事なんだなぁ。

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2023/08/19

「祈るな、動け!」本書を象徴する言葉。 今回も若い女性の成長譚と共に、神とは何か、どのように神にかかわるのか、が問い続けられる。何かに目覚めるのも、考えが変わるのも、人とのつながりを通じてしか起こらない。複数の視点が不可欠であると思い出させてくれる。若き王も関わりの中でゆっくりと...

「祈るな、動け!」本書を象徴する言葉。 今回も若い女性の成長譚と共に、神とは何か、どのように神にかかわるのか、が問い続けられる。何かに目覚めるのも、考えが変わるのも、人とのつながりを通じてしか起こらない。複数の視点が不可欠であると思い出させてくれる。若き王も関わりの中でゆっくりとその姿を変えてゆく。 続きが楽しみ。

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2023/06/25

すこしずつページを紐解くように見えてくる世界観。 長い歴史の中で培われた神々の物語と人の歴史。 地層のように積み重なっていく世界がどういう風に突き進むのか気になる。

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2023/04/27

今回色んな部分の比較が多く、視点が固定されない分それぞれの考え方、過去がわかりやすく、それぞれの人物像を互いに引き立てあっていて面白かった。

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2023/04/26

神と王の二冊目。今回の方が断然面白くなった!是非、二冊用意して読んで欲しい。一冊目は登場人物や世界観を把握するのが難しくてなかなか読み進められないイメージが残っているが、今回は神と王というタイトル通り、これまでの世界観をうけて、具体的な国の在り方が提起される。神に選ばれるべき王が...

神と王の二冊目。今回の方が断然面白くなった!是非、二冊用意して読んで欲しい。一冊目は登場人物や世界観を把握するのが難しくてなかなか読み進められないイメージが残っているが、今回は神と王というタイトル通り、これまでの世界観をうけて、具体的な国の在り方が提起される。神に選ばれるべき王が、誰も決まった方式には選ばれず、しかし国は政治を必要としていて、方式をねじ曲げて王になった現王の政治との向き合い、そして国民の政治への反応、神世を是とし、神に認められない王を倒そうとする一派の思惑。そこに、一巻で登場した人々や民族、他国が絡んできて、その用意された世界観の大きさと今回の話のプロットが見事にはまっていた。 もう一度一巻から読み返したくなった。

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2023/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

科学が発展する以前は、病気や災害、その他人の力ではどうすることもできないものは神の仕業だと片付けられていたと思うのですが… そうすることで人は立ち直って先に進むことができる反面、自分の力でどうにかしようとすることを諦めてしまう、そんな一面もあったと思います。 そこに立ち向かおうとする2人の王。 闇戸の謎も明らかになり一巻よりも世界観がよく分かるようになりました。 スメラの謎は相変わらずですが。笑 きっと巻を重ねるごとに明らかになるはず。 慈空がたくましくなってたのが個人的には嬉しかったです(^^)

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