神と王 謀りの玉座 の商品レビュー
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科学が発展する以前は、病気や災害、その他人の力ではどうすることもできないものは神の仕業だと片付けられていたと思うのですが… そうすることで人は立ち直って先に進むことができる反面、自分の力でどうにかしようとすることを諦めてしまう、そんな一面もあったと思います。 そこに立ち向かおうとする2人の王。 闇戸の謎も明らかになり一巻よりも世界観がよく分かるようになりました。 スメラの謎は相変わらずですが。笑 きっと巻を重ねるごとに明らかになるはず。 慈空がたくましくなってたのが個人的には嬉しかったです(^^)
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神とはどんな存在ですか? 祈りは通じてますか?祈れば変わりますか? 人種が違うと野蛮ですか?血は汚いですか? 価値観の違い、気持ちの持ち方、 王とは何をすべきか。神とは崇める存在か。 伝統とは必ず守るべきものか。考える事ができました。 大切なのは、できることをやる。
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斯城国国王流劍の元に丈国より、建国10年を祝う祭りに参加して欲しいと、手紙が届く。 そこで、叔母で副宰相の飛揚が丈国に向かう事に。 虫好きの飛揚が見たのは、神に認められてない王を認めれない民衆と、時期ハズレの刺墨の儀と、本来水辺にいるはずのアカダムシの発生。 一方、流劍と慈空が向かったのは、日樹の生家のある闇戸で、そこで、杜人や種、世界の始まりのことを聞く。 その後、丈国では、墨熱かと思われた、種病が流行り、死者がどんどん出る。 そんな丈国を救うため奔走したのは、愚王とされていた、丈国国王と、日樹の生家の闇戸に逃げていた前丈国国王の娘の細。 2人は、日樹たち杜人の力を借りて、なんとか種病に打ち勝つ。 神がいるから、何故人々に試練を与えるのか?神とは何か?そして、自分自身立ち向かう強さとは⁉️ 神々と人々の関係など、考えさせられるファンタジー。
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前巻よりさらに好みだー! 3章の飛べない杜人の細さんの人生が特に良かった… 杜人は野蛮であるという固定観念の中、杜人に命を救われる けれど差別的な価値観で彼らのことを見てしまう 助けてくれたこと、家をくれたこと、食べ物をくれたこと それらをしてくれたにも関わらず彼女は何もしない そんな中彼女は杜人の子に言われる『なんで礼を言わないのだ』と そこからの彼女の変化が好ましい 自分から知恵を乞い、嫌われようがめげずに挨拶をし、生きる術を学んでいく そうしていつしか、少しづつ少しづつ彼女は受け入れられていく 友として、仲間として ずっと抱き続けた価値観はそうそう変わるものではなく変えることも難しいことだろう それでもまずは知っていくこと 知った上で嫌うか、それとも受け入れるかはその人の自由だ 躓きながら 嫌悪しながら それでも最終的には大切だと思える場所までのし上がった彼女は凄いと思う 3章は、個人的には凄く人として道徳としての学びになったなって思うのだ 今作の大きな題としては、神と人間のどちらを優先するか…だろうか 盲目的に神を信じる国と、神に選ばれることのなかった王 王は神の采配で選ばれる しかし私からしたらただの『運』だ 神を自称し全ての事柄を運で決めているように感じる でも盲目的な信仰であれば、全てを神の采配と決めつけてしまうのも分かる それが生まれた時からの決まりだから、そして当たり前のことだから それしか知らないって、ある意味恐ろしいなと思う 神ではなく天皇として置き換えたらより分かりやすい 天皇の言葉は絶対という時代なら、天皇の言葉に反することをしたら周囲からの批判は凄そうだ… でも実際のところは皆分かってるのだろう 何が正しいか、何が間違っているのか そういった部分でも多くを考えさせられる物語だったなと思う 神信じる国に抗い国を導こうとする賢王に救われた民は多いことだろう 賢王に導かれた国がどうなったか、また読むことができたら良いなと思う
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神と王シリーズの2作め。 王が統治する国々があり、各国では基本的に信仰する神がいる。 古くから伝えられている神話や伝説があり、神と人々の信仰の度合い、接する距離感は、その国それぞれ。 1作目からの登場したキャラクター達と共に、本作では、小国、丈国が舞台の物語。 神は何故、存在する...
神と王シリーズの2作め。 王が統治する国々があり、各国では基本的に信仰する神がいる。 古くから伝えられている神話や伝説があり、神と人々の信仰の度合い、接する距離感は、その国それぞれ。 1作目からの登場したキャラクター達と共に、本作では、小国、丈国が舞台の物語。 神は何故、存在するのか、人は何故、神に縋るのか。哲学的な課題が提示されながらも、独特のファンタジーの世界に読者を誘う。 この世界に、一体いくつの国があるのか。3つあるとされるミステリアスな闇戸の存在。そして、神と世界のはじまりとは何なのか。壮大な舞台設定がどのように展開していくのか。まだまだ謎だらけ。
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丈国の牟西王の神を頼らない王の治世の実現の物語に、スメラを探す琉劒、日樹、慈空たちが出会い助ける。杜人の社会が興味深く三実の深い知識や思いやりに心惹かれた。
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ある小国から招待状が届き、琉劔の叔母が赴くが民の様子に違和感を覚えた。女神の神託によって重要な決定がされるその国には、不吉な噂があり… 女神の神託が全ての国で病が蔓延し、誰もが女神の神託にすがっていた。そこから逃げ出してきた「細」は、蛮族が暮らす土地へ流れ着いた。そこで人や神に感謝する事を学び、次第に薬師としての知識を覚えて行く。 無意識に下位に見ていた闇戸の子供に言われた「感謝の言葉」がかなり応えました。そこから変わった細が後に祖国を救おうと立ち向かう姿に成長を感じました。 次はどんな出会いがあるのか、楽しみです。
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重要な決定は女神の神託でなされる小国・丈 都市部の人々からは蛮族と言われる杜人の住む闇戸 両者では神に対する思いが随分違う 神託の儀式の結果が本当に神託なのかどうか分からないと思うんだけど これは私がその世界にいないからかも 若い子達の言葉が胸に突き刺さる 偏見って怖いね ...
重要な決定は女神の神託でなされる小国・丈 都市部の人々からは蛮族と言われる杜人の住む闇戸 両者では神に対する思いが随分違う 神託の儀式の結果が本当に神託なのかどうか分からないと思うんだけど これは私がその世界にいないからかも 若い子達の言葉が胸に突き刺さる 偏見って怖いね 今回も面白かったです
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神に祈るより 「まず自分がその努力をせい」 っていうのがよかった そうだよね どんなことも「願いが叶いますように」と祈るより まず努力する方が叶う確率があがるよね どんなことも神のお告げによって決めるような 信仰心の強い国では 自分たちで決めるということは 神の意志に背くとい...
神に祈るより 「まず自分がその努力をせい」 っていうのがよかった そうだよね どんなことも「願いが叶いますように」と祈るより まず努力する方が叶う確率があがるよね どんなことも神のお告げによって決めるような 信仰心の強い国では 自分たちで決めるということは 神の意志に背くということになってしまう 神に選ばれずとも民のためにつくす王と 昔から信仰されてきた神 どちらが民のためになるのか テーマはそこだね 「神様というのは、祈るものではなく 感謝するものだ」 というのもなるほどなと思った
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1巻よりは登場人物が馴染んでて面白かった。個人的には巻頭の登場人物一覧はイラストはいらないからもう少し人数を増やしてほしい。ターゲット層が中高生でいれているのかもしれないけれど、根衣ぐらいまではいれてほしい。もっと希望を言うと地図ももうちょっと詳細になってほしい。 次巻はもっと馴...
1巻よりは登場人物が馴染んでて面白かった。個人的には巻頭の登場人物一覧はイラストはいらないからもう少し人数を増やしてほしい。ターゲット層が中高生でいれているのかもしれないけれど、根衣ぐらいまではいれてほしい。もっと希望を言うと地図ももうちょっと詳細になってほしい。 次巻はもっと馴染んできそうなので、次巻も楽しみにする。
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