金環日蝕 の商品レビュー
うひゃーおもれー!! ひったくり事件に遭遇した。 春風と錬は犯人が落としたストラップを、 手掛かりに犯人探しを開始! しかし…事件を追うごとに、 ある闇の組織の影が…… 春風視点と理緒視点で物語は進むんですが、 かなり読みやすく、テンポの良い感じで話は進み 半分あたりぐらいで...
うひゃーおもれー!! ひったくり事件に遭遇した。 春風と錬は犯人が落としたストラップを、 手掛かりに犯人探しを開始! しかし…事件を追うごとに、 ある闇の組織の影が…… 春風視点と理緒視点で物語は進むんですが、 かなり読みやすく、テンポの良い感じで話は進み 半分あたりぐらいで、中々びっくりポイントともあり、かなり楽しめた! 後半に進むにつれ、徐々に明らかになる真相 全く予想外の展開でびっくり! 不穏な感じで話は展開されるが 終わってみるとなんだか…ほっこりしてきた 面白い作品でした!!
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阿部暁子さんの作品カラフルが良かったので、手にとってみました❗ 表紙からは不穏な感じが伝わってきて、重苦しい話を想像していました。読んでみるとさくさくと読めるし、人物描写が素敵でした。 アドラーの言葉が出てきたり、人の表裏を考えさせられた部分も。最初からラストまで、どう繋がってる...
阿部暁子さんの作品カラフルが良かったので、手にとってみました❗ 表紙からは不穏な感じが伝わってきて、重苦しい話を想像していました。読んでみるとさくさくと読めるし、人物描写が素敵でした。 アドラーの言葉が出てきたり、人の表裏を考えさせられた部分も。最初からラストまで、どう繋がってるの?という感じと伏線回収とっても楽しませていただいた1冊でした。
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たまたまひったくりの現場に出会した女子大生と男子高校生が、2日間限定で犯人探しをする。犯人は意外なところで判明したが、予想もしない事実が次々と明らかになる。後半に行くにつれ、全貌が徐々に明らかになるのだが、何気ない出来事が見事に繋がって、唸らされる。小説のベースとなる、個人の問題...
たまたまひったくりの現場に出会した女子大生と男子高校生が、2日間限定で犯人探しをする。犯人は意外なところで判明したが、予想もしない事実が次々と明らかになる。後半に行くにつれ、全貌が徐々に明らかになるのだが、何気ない出来事が見事に繋がって、唸らされる。小説のベースとなる、個人の問題、家族の問題、社会の問題は、極々ありふれていて、本当に身近なもの。それだけに、救いようのない絶望感もリアリティがある。この作者の本、他にも読んでみたいと思いました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
波に呑み込まれるように詐欺グループの一員になってしまっていた理緒。 自分から詐欺グループに突っ込んでいった錬。 対照的なようで他人からの暴力によって、さらに家族を守る正義感からこの道へ進んでしまった事を思うと似た者同士なのだろう。 一般人に見えた人にも裏の顔があり、人の顔は一面ではない事を思い知る。 2つの物語が重なった時よくあるパターンは、残り数ページで色々諸々が種明かしされ『あれはこれだったのか』とスッキリしてエンディングとなるのだが、この小説はその種明かしは早めに訪れる。しかしそこからの展開はエンディングに向かうというより第二章が始まったような濃さでまた引き込まれる。ものすごく長いエンディングと捉える事も出来るが。 最後の種明かしも明言はしてないが、確実にそれと分かる表現で伝え方が上手いと思う。 とにかく最後まで面白かった。 好きな作家さんがまた一人増えました。
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詐欺をテーマにした面白くも恐ろしい小説。人間の悪意と残酷さが刻みつけるようで、読み進めるのが怖くて読み切るまで大変だった。 様々な巧みな詐欺により登場人物達が続々と騙されていくリアリティある描写、そして読者的に信頼していたはずの人物すらある意味ではを働いていた部分などが特に恐ろしかった。そして彼らもまた詐欺をすることで感覚が麻痺したり、それを楽しんでいる自分を恐れ、良心を捨てきれないのにやってしまうのが恐ろしい。また詐欺に向かってしまうような理不尽で困窮した立場の話も多く出てきており、それもまたやるせなさや、それを強要するような人間の悪性に慄く。最後まで詐欺そのものの黒幕の姿が見えないこともタイトルも相まって恐ろしい。 本作のラストでは詐欺をした過去もその才能もまた呑み込んでそうでない道を選ぶことができた人々のエピローグで話が締められている。詐欺の才能と本能を持つ人間は確かに存在し、そうせざる得ない状況に追い込まれることがある以上、詐欺は無くなることは決してない人間の必ず持つ多面性の一側面であり宿業のようなものなのだろう。だからこそ自らの宿業を認識した上でそれを跳ね除けていきたいという、か細いながらも強い希望を願わずにはいられない。
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犯罪を描いたこの物語 登場人物たちがするすると吐き出す嘘の数々 その度に胸が締め付けられ、そして愛おしくてたまらない 大学生の春風が引ったくりを目撃し、犯人を追いかけていると、通りかかった学ラン少年も追跡に加わる。 そんな場面から始まる物語は、青春ストーリー? それとも学園ミ...
犯罪を描いたこの物語 登場人物たちがするすると吐き出す嘘の数々 その度に胸が締め付けられ、そして愛おしくてたまらない 大学生の春風が引ったくりを目撃し、犯人を追いかけていると、通りかかった学ラン少年も追跡に加わる。 そんな場面から始まる物語は、青春ストーリー? それとも学園ミステリ? といった雰囲気。 ずいぶんと足の速い二人は、とっても魅力的なキャラで良いコンビ。 これからも軽やかに展開する予感……? しかし第二章 同じ大学生の理緒が登場すると、ガラリと雰囲気は変わる。 理緒の妹と母親。 学ラン少年(錬)の弟と妹、母親、更に錬の隣人で友人の正人などが登場し、どんどん厚みを増していく。 そして最初はバラバラだったものが、次々と繋がっていく気持ち良さ。 今までの、これからの、全ての言動や描写に意味があり伏線なのだと気付き、音を立てて嵌っていく。 でも題材が犯罪なだけに、苦しく辛い場面も多い。 特に子どもたちを巻き込む犯罪は悲しい。 どうかあちら側の世界へ行かないで! 錬、あなたは一人じゃない。 もう一人で戦わなくていいんだよ。 ぎゅっと抱きしめたい……
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熱心な書店員さんなど、口コミで広がっているような感じで、発売前から気になっていた。 が、あいにく年間のランキングでは上位に入らなかった印象。 タイトルが文学的?なので、純文学かな、とふんわり思っていたら全然違ったが、一気読みだった。 ミステリというかサスペンス?糸がつながって...
熱心な書店員さんなど、口コミで広がっているような感じで、発売前から気になっていた。 が、あいにく年間のランキングでは上位に入らなかった印象。 タイトルが文学的?なので、純文学かな、とふんわり思っていたら全然違ったが、一気読みだった。 ミステリというかサスペンス?糸がつながっていくところは、気持ちよく読める。 登場人物たちの意外な裏の顔にも、背筋が凍るような思いをしたり。 そんなに事情を抱えた若者ばかりではないだろうけどね…
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主人公がひったくり現場に遭遇したことをきっかけに、さらに大きな事件に巻き込まれていく話でした。 女子大学生と男子高校生のかわいいバディものかと思ったら、違いました。 現代日本の闇が色々と出てきました。読みやすく、悪くなかったと思います。
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ひったくりの被害に遭遇した女子大学生と男子高校生が犯人を探し求めるが、このことが過去の大規模詐欺事件へと繋がっていることに気づく...。 400ページとボリューミーだけれど1日で読み終わるほど惹きつけれた作品❕。 特に登場人物一人一人の個性的なキャラクターが面白かった。(錬とその兄妹の掛け合いが携帯小説みたい) 序盤から錬という少年の頭のキレや行動になんか裏がありそうに感じながら読み進めていたが、まさか彼も父親と同じように人を騙し(錬は悪事をしておらずいい意味で)ていたとは。詐欺で家族を含めた多くの人の人生を狂わせた父親と同じ行動(目的が違っていても)をとっていたのがどこか皮肉めいている。 犯人探し自体はスムーズに解決されたけれど、錬に似た男性の写真など未解決の部分もあり少し心残り。作者さんはあえて残したのかな❔
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ページターナー本。一気読み必須。 ひったくりにあったおばあさんを助けたことが、思いもよらない展開に発展していく、その裏切られ感がなかなかよい。次々と展開する第二の顔、第三の顔に翻弄させられるのもまた楽しい。 それぞれに深い傷を負った若者たちが、トラブルを解決する中で自分を成長させ...
ページターナー本。一気読み必須。 ひったくりにあったおばあさんを助けたことが、思いもよらない展開に発展していく、その裏切られ感がなかなかよい。次々と展開する第二の顔、第三の顔に翻弄させられるのもまた楽しい。 それぞれに深い傷を負った若者たちが、トラブルを解決する中で自分を成長させていく。でもそんなに簡単に傷は癒えないわけで、続編がありそうな予感。
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