自転しながら公転する の商品レビュー
すごくリアルな30代女性の日々で、仕事に恋愛に友達にいろいろと悩んでいるのが、あぁわかるなぁ~という感じ、 この本を読んで気付きもあった、良かった 貫一と都の過ごす日常を見てると、リアルで恋人のことを思い出した
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自転しながら公転する ぐるぐる悩んだりバタバタしている間に前とは違う場所に来ている。 同じ所に戻ってくることは無い。 人間関係も常に変わってゆく。 自分にも他人にも素直でいよう、過去に囚われずに生きよう。と思わされた。
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主人公の恋愛も仕事も家族も、その都度ちょうどいい結末を与えず、都度都度主人公が綺麗事なしにもがく姿を書いてくれて、伴走感に安堵しました。家族関係で悩みを抱えている時に一気読みしましたが、自分も正解ばかりは出せないけれど足掻こうと思えました。
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32歳の女性主人公に苛ついたり、でもこれ自分もだと耳が痛くなったり。等身大とはこういうことを言うのだね。そして最後まで読んでなるほど面白かった、となった。
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大人になるともう誰も守ってくれない、お膳立てもしてくれない。どんなに落ちたって自分で這い上がるしかありません。 親と同居していたって、親には親の人生があるし、老いもあるしね。 仕事と恋愛と暮らし。 「自転しながら公転する」っていうタイトルは、そういうことなのでしょう。 沖縄...
大人になるともう誰も守ってくれない、お膳立てもしてくれない。どんなに落ちたって自分で這い上がるしかありません。 親と同居していたって、親には親の人生があるし、老いもあるしね。 仕事と恋愛と暮らし。 「自転しながら公転する」っていうタイトルは、そういうことなのでしょう。 沖縄↔︎札幌の往復機内で読了。 わたしのちょっと前の世代の奮闘記。 わかったし、今でもわかる。 山本文緒さんの絶筆ひとつ前の作品ということもあって、なおさら「生きるとは」を考えました。
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結婚して幸せな人生を送る、幸せな家庭を作るとか、幻のような「幸せ」はいらないと思った。そんな幻よりも隣で笑ってくれる人がいる、帰ったらその居心地の良さに癒される。そんな幸せを感じられる人になりたいと思った。 幻を追いかけていたら日常の幸せを見逃してしまう。 一生懸命働いて理不尽な...
結婚して幸せな人生を送る、幸せな家庭を作るとか、幻のような「幸せ」はいらないと思った。そんな幻よりも隣で笑ってくれる人がいる、帰ったらその居心地の良さに癒される。そんな幸せを感じられる人になりたいと思った。 幻を追いかけていたら日常の幸せを見逃してしまう。 一生懸命働いて理不尽なことがあっても、帰る家がある。落ち着く場所がある。それが幸せだと思った。そして困難な出来事にも2人で作戦を立てて立ち向かう。素敵だなと思う。
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なんとも大きく動かない日常を綴っている描写が続き、リアルで悶々とする時間が続いた。 それでも最後の最後に仕掛けられた大きなどんでん返しでいい読書体験にしてくれる作者のユーモアが最高。
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読み始めて感じた読みやすさは、おそらく自分が都に似ているからかなと序盤で思った。そして、やたら貫一に惹かれたのも、元カレに似てるからかもしれない。 自分は今、都のように仕事を一度挫折した段階にいる。結婚はしたいし子供も欲しい。仕事もいつかは復帰したい。でも人生において何が自分にとって幸せで追い求めたいものなのか正直わからなくなっている。都が送った人生はたぶん自分にとって憧れの形なのだろうなと思う。いいなあと読みながら不安に駆られていたら、この台詞 「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ」 涙が止まらなかった。 辛い時、この本がちょっとした支えになってくれるかもしれないと思うと嬉しくなった。
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何度も感情が昂ぶる主人公に嫌悪感もあるのに、自分にも重なる部分があると気づいて、いつのまにか共感してしまっていた。応援してしまっていた。 面白くて、あっという間に読み終えてしまいました。 山本さんの本何冊か読んだことはありますが、やっぱりよかった。他の本も読んでみます。
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