自転しながら公転する の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
正直、無免許で捕まるところまで全然刺さらなかったんだけど、そこからは結末が早く知りたくてパパーっと読んでしまった。寛一でよかったね。寛一が良かったんだよ。金はないがいいやつじゃん。しかしながら10万のティファニーもらっといてあんだけワーワー言われたら、そりゃ誰だってカチンとなるわな。それを返品する気持ちを考えたのかな。都って熱海とかティファニーとか、幸せな時間をぶっ壊すの好きよね。なんで。あと胸胸うるさいしぎょっとしすぎ。あとホント何しにボランティア行ったん。でも、婚活でたとえ無難な人に出会えたとしても、こういう貧乏だしはっきりしないけど忘れられない人に戻るのよ。
Posted by
一見ごく普通のストーリーのように見えて実は色々と含みのある設定をしている本だと感じました。あり得そうであり得ない、でもあり得そうなストーリーだと思います。
Posted by
どこにでも居そうな女の子のありがちな話なのにまさに自分の事のように思えて、ぐんぐん引き込まれて行くドラマを観ているような展開、さすが山本文緒!
Posted by
一つの恋愛の始まりから終わり?を書きたいと思わせてくれた ベトナムのモノローグとエピローグは良いミスリードになってて良かったと思う
Posted by
自分の将来の不安を彼にぶつけてしまう。自分にもそういうところがあったと反省した。 都に最初から最後まで負の感情しか持てなかったのは、ある意味「同族嫌悪」なのかもしれない。
Posted by
SNSで推していた小説。★は3.5。 30代の主人公・与野 都が、恋愛・仕事・結婚・親の介護と自分がどうしていきたいのか迷いながら生きていく話。 30代って人生の分岐と言える年齢ですが、40代の自分が都の姿を見てると、 都は優柔不断すぎる(笑)物事をスパッと見極める力が足りな...
SNSで推していた小説。★は3.5。 30代の主人公・与野 都が、恋愛・仕事・結婚・親の介護と自分がどうしていきたいのか迷いながら生きていく話。 30代って人生の分岐と言える年齢ですが、40代の自分が都の姿を見てると、 都は優柔不断すぎる(笑)物事をスパッと見極める力が足りない。 自分一人でなんとかしようとする行動が「いやぁもうなんだこのコ!!」と、見てられない気持ち。これはきっと自分の経験値上がってるんだなとしみじみ。 都目線もありますが、都のお母さん・桃江目線も共感を得る部分が大きかった。 娘と母親の結婚観・夫婦感は世代ごとに違うが、桃江が都の結婚観に抵抗せずに寄り添う姿は良き理解者だと思いました。 実際、すべての年齢に対して『自転しながら公転している』。 恋愛・仕事・結婚・親の介護…切っても切れない悩みがあるからこそ、人生ってどう取り繕うかを客観的に見つめて歩んでいくもの。 一人で抱えることも解決する力があればよいが、難しいことは誰かに相談するだけでも解決への糸口が見つかる。 そういった側面も、この物語の伝えたいことなのかなと思いました。
Posted by
確かに、誰しもが自転しながら公転して生きている。 一般的な結婚観とか幸せの形を押し出さない あくまで個人個人が思うそれの描写や、 主人公以外の人たち目線の、客観的な主人公の描写が リアリティがあってのめり込めた。
Posted by
今の自分の感情と似てると思った。相手に色々不満とか足りない部分を勝手に責める気持ちあるけど自分が不安なだけだなーって
Posted by
恋愛や仕事に悩む32歳の都。上がったり下がったり、揺れる女性の心情がすごい丁寧に描かれててて一気読み。 幸せになりたいだけなのになかなかうまくいかない状況がすごいリアルだった。 今悩んでる女性におすすめしたい一冊。
Posted by
28歳の自分が読んでいて、今もし彼氏がいなかったら同じような気持ちになるだろうなと思った。結婚して幸せになるを目標としないというのは本当にその通りだろうなと思う。山本さんの過去の作品をもう少し見てみたい。
Posted by