清く貧しく美しく の商品レビュー
アルバイト生活の賢志と日菜子。 お金が無く自己肯定感の低く卑屈な2人が手を取り合って幸せに生きようとする姿は良かった。 生活、自信、豊かな心、必要なのはなんだろう?幸せとはなんだろうと考えてしまう。
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幸せについて考えさせられる本だった。 物語としては非正規で働くカップルが人生の中で大きな選択を選ばざる得ない状況が同時にきて、二人の関係が変化するそんな内容だった。 全部を読んでみて、主人公の立場だったら最後のチャンスと思い自分だったら彼女を諦めて大企業に挑戦していたと思う。確かに彼女も大切な人である事は変わりはないが、新卒就活の出来事をかなり引きずっているからここで変わらないと一生逃げた思いをさらに重く考えながら生きていくことになると思う。自分にとってはそっちの方が恐ろしい。 作中の仕事が人を傷つけるのは将来の希望が見えないときなのかもしれないという言葉は、自分にとってとても響いた言葉だったので大切にしていきたい。
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人生の転換期を迎える人に読んで欲しい作品。 それが卒業か就職か転職か、結婚か離婚か、どんな場面でもこの先のことを考えた人には刺さる。人生はそう上手くはいかないが、上手くいっているかどうかというのは本人の価値観次第なのだなと読み終えた今は感じる。
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今年はじめて読んだ本でした。 言い方はよくないが、どちらかというと貧しい方が多くでてくる作品だなと感じました。ケチケチしたところや人を憎むなどの感情の表現もあり、人の嫌な部分が全くない作品ではない(逆に多いのかも)が、あまり読んでいて嫌な感情に引っ張られず、逆に美しいと感じる部分...
今年はじめて読んだ本でした。 言い方はよくないが、どちらかというと貧しい方が多くでてくる作品だなと感じました。ケチケチしたところや人を憎むなどの感情の表現もあり、人の嫌な部分が全くない作品ではない(逆に多いのかも)が、あまり読んでいて嫌な感情に引っ張られず、逆に美しいと感じる部分が多くありました。 人は自分だけ繊細で他の人は鈍感だと思っている、という一文が印象に残りました。確かに思ってしまうなぁと思い、気をつけたいと思いました。 日菜子さんは自分は弱い弱いと思っているけれどいざとなったときに強いのはケンジさんではなく日菜子さんなんじゃないかなと思いました。 日菜子さんは、ケンちゃんは私と同じ世界にいる人じゃない、こんなところで終わる人じゃない、とよく言っていましたが、ケンジさんからしたらとんでもなくプレッシャーだし嫌だろうなと思いました。自分の恋人に対して、自分の恋人はもっとすごい人なんだ!と思ってしまうことは確かにあるし、そう思いたい気持ちも分かり、実際私もそう相手に対して思っていてダメになったこともあるので読んでいて心が痛かったです。やっぱり他人の才能などを良い方でも悪い方でも決めつけてはいけないし、決めつけられた方はどちらでも苦しいだろうなと感じました。
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日菜子と賢志の弱さの中で生きる姿、ちょっと共感できる部分もあった。私自身周りに褒められるとうれしくなるけどそこまで自分自身を信じれないところがあって、特に賢志の最後の決断はわからなくもないかなーと思った。
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清いのか、貧しいのか、美しいのか。読み終えた時にそういう疑問が浮かんでくる作品。この2人は、この2人を囲む人々は、作者は、そして自分は。
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石田衣良と言えば性描写がメインなイメージだったが、そういった描写はなく進む小説。 ひとつひとつの描写がきれいで出てくる料理すべてが美味しそうに感じるし、登場人物の感情の移り変わりがきれいに描かれているなと思った。 元カノと発展するかと思ったけどそうではなく、良くも悪くも現状維持。...
石田衣良と言えば性描写がメインなイメージだったが、そういった描写はなく進む小説。 ひとつひとつの描写がきれいで出てくる料理すべてが美味しそうに感じるし、登場人物の感情の移り変わりがきれいに描かれているなと思った。 元カノと発展するかと思ったけどそうではなく、良くも悪くも現状維持。モヤモヤとも爽快とも違うし納得とも違うけど、私は目を背けたいと思った。きれいな話だった。
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1番好きだけど、しばらく読んでいなかった石田衣良さんの作品。読むたびに、ああ、これが衣良さんの小説だ、こういうところが好きなんだ、再確認させられました。 日菜子にイライラというかもどかしさというような感覚を何度も覚えたのも、冷静になってみたら自分自身が日菜子に近い人間だからなのか...
1番好きだけど、しばらく読んでいなかった石田衣良さんの作品。読むたびに、ああ、これが衣良さんの小説だ、こういうところが好きなんだ、再確認させられました。 日菜子にイライラというかもどかしさというような感覚を何度も覚えたのも、冷静になってみたら自分自身が日菜子に近い人間だからなのかもしれないなぁと思ったり。衣良さんの小説に出てくる人物が大好きです、改めて。
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お互いがお互いの思いを解らなければ繋いでいた手を離してしまうだろう。 優しい物語。 いま、過去のいろんなことに囚われず、今どうして生きて生きたいかを考えたお話。 うらやましいしいのは解りあえる相手と清く貧しくも美しい生活がそこにあること。。
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解説文を読んでぞっとした。 けど同時に、それもいいじゃないかって思った。 自分の選択に責任を持てるならどんな選択でもいい、けどその選択ができるだけ正しく、ベターなものであるためには、自分の価値観が明瞭になってなくてはいけないのかも、そうじゃないと他人の価値観が気がついたら内製化し...
解説文を読んでぞっとした。 けど同時に、それもいいじゃないかって思った。 自分の選択に責任を持てるならどんな選択でもいい、けどその選択ができるだけ正しく、ベターなものであるためには、自分の価値観が明瞭になってなくてはいけないのかも、そうじゃないと他人の価値観が気がついたら内製化してるかもしれない。
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