せいいっぱいの悪口 の商品レビュー
「死にたい」と思っている人に対して、どう対応すればいいのだろう。生きてほしいって、ただの傲慢でしかないじゃん。 “誰か周りに相談したり助けたりする人は居なかったんでしょうか?”自殺した人にみんな、そうやって言う。たぶん、相談するという選択肢をとれないくらいに、追い込まれているから...
「死にたい」と思っている人に対して、どう対応すればいいのだろう。生きてほしいって、ただの傲慢でしかないじゃん。 “誰か周りに相談したり助けたりする人は居なかったんでしょうか?”自殺した人にみんな、そうやって言う。たぶん、相談するという選択肢をとれないくらいに、追い込まれているからなんだと思うよね。だからといって、死んだ人に対して「何もしてあげられなかった」のは事実で、だから辛い。人間は、どこまでもエゴでしか動けない、感じれないんだよ。いっそのこと、誰かにこの貧しい背中を笑ってほしい、たぶん誰も救えない
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共感と言ってしまうと簡単だけれど胸が詰まって泣きそうになるのを堪えながら読む箇所が多くて、まだ読み終える前からこの本はまた読み返したいと思った。
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仕事で気分が落ち込んでしまって帰ってきた日。夜ご飯を食べて、もう遅いからスマホは見たくないな…そういえばこだまさんと対談される方の本、読んでみようかな。そう思って開いた。一気に読んでしまった。ただ今AM3:50… 明日休みだし、いっか。いや、いい休日の始まりだ。とってもよかった。...
仕事で気分が落ち込んでしまって帰ってきた日。夜ご飯を食べて、もう遅いからスマホは見たくないな…そういえばこだまさんと対談される方の本、読んでみようかな。そう思って開いた。一気に読んでしまった。ただ今AM3:50… 明日休みだし、いっか。いや、いい休日の始まりだ。とってもよかった。 人間、良いも悪いもなくて。選択というか、比較して。今この時をベストに生きて。他人も気になるけど、やっぱり自分は大切で。良い自分になろうとがんばらなくても、そんな自分でもいいんだなって。そう思わせてくれたのが、読後の一番の感想です。寝る前にスマホは見ないようにと思ったけど…書き手の方というのは感想を見られると嬉しいと、それも知られたので。書かずには寝られませんでした。 出会えたことに感謝します。 良い夢が見られそう。 それでは、おやすみなさい。
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なんで生きてるんだろう? なんで私は笑ってるんだろう? なんで私はこの人といるんだろう? ふと気がつくと自分の頭のまわりを飛ぶ小蠅のような思念に、真摯に向き合ったエッセイだったなあ、と思う。 元教え子が自死した話がいちばん心に残った。 僕自身、死してしまった人に対して「何か...
なんで生きてるんだろう? なんで私は笑ってるんだろう? なんで私はこの人といるんだろう? ふと気がつくと自分の頭のまわりを飛ぶ小蠅のような思念に、真摯に向き合ったエッセイだったなあ、と思う。 元教え子が自死した話がいちばん心に残った。 僕自身、死してしまった人に対して「何か出来ることがあったんじゃないか?」って傲慢な思いがずっとある。 それは別に死ではなくても、傷ついてしまった人だったり、動けなくなってしまった人だったり。 他者が、そうなってしまってから、いつも思う。 はは 自分の声かけでどうにかなるわけないじゃんね。 そうやって自分に言い訳する。そう言いながら、何もしなかった自分をやっぱり責めている。そして、でもお前が何をしても意味はなかったんだよって、いつも自分を慰めている。その繰り返し。 それはきっと、自分が救われたいからであり、置いていかれた側のある種の自己防衛でもある。でも、本当に本当の後悔の念もあるの。 彼女はエッセイの中でずっと悩んでる。同じところを行ったりきたりしている。 でも、それを受け容れているようにも見える。あえて苦しんでいるようにも見える。それでいて、それが「私」だと認めているようにも見える。 「答え」っぽい安直な出口からあえて出ず、わからなさの海の中で、ずっと泳いでいる。たまに息継ぎを忘れている。 いいなぁ〜と思う。
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日常の些細なこと、深くも浅くも記されていて心地良かった。哲学科出身の著者ならではの視点、同年代の女性もして共感できる視点。バランス良し。 気づけば付箋だらけになっていた。 子供が産まれて育休の中盤になってきたら、また読み返したい。
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生きているとはこういうことだと思ったし、辛くて苦しくて幸せで私だけ???と思うこともあるけどみんなきっとそう思っていてそんな毎日が詰まっていた 大切な本になりました
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表紙にある、抜粋された文が刺さったので購入。 著者は自分と同じ教員で、マックも行くし、Twitterもやってるし、歯医者が嫌。こんなにも近くに感じる物書きがいたかな?と思うくらい親近感がわいた。 人生はいくつもの選択の連続で、知らず知らずに選んで生きているということ。電車の中で急...
表紙にある、抜粋された文が刺さったので購入。 著者は自分と同じ教員で、マックも行くし、Twitterもやってるし、歯医者が嫌。こんなにも近くに感じる物書きがいたかな?と思うくらい親近感がわいた。 人生はいくつもの選択の連続で、知らず知らずに選んで生きているということ。電車の中で急に踊り出しても良い。けど、しない。子どもがいる幸せ。いない幸せ。子どもがいる不幸。いない不幸。読みながら、こんなことをぐるぐる考えた。
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寂しいとか怒ったりとか、だれかの日常をのぞくようなものが読みたくなって、気になっていた本を買う。 堀さんの生活を読みながら、起きたり眠ったり仕事へ行ったり、私も生活する。 ちょっと嬉しいことがあったり、腹が立ったり、簡単に幸せだと思ったり、やるせなくなったりした。 心が救...
寂しいとか怒ったりとか、だれかの日常をのぞくようなものが読みたくなって、気になっていた本を買う。 堀さんの生活を読みながら、起きたり眠ったり仕事へ行ったり、私も生活する。 ちょっと嬉しいことがあったり、腹が立ったり、簡単に幸せだと思ったり、やるせなくなったりした。 心が救われたと思えるのはいつも一瞬、一瞬だけで、これからも落ち込んで助かってを繰り返していくだけなんだろう、ということを思う。 この先何度も読み返すと思うこの本を、次に開くときなにを考えるだろうか。その時の自分のことが、少し気になった。 わたしは堀さんの言葉や文章が大好きで、それが今年の大きな財産になった。それだけは絶対にほんとうです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
苦しいすごく苦しい 息苦しさが伝わってきて一章読んだらはあはあとなった 羅列された気持ちを追いかけてるとたしかにわたしも同じことを思ったことがあると、追体験して思い出す でも、一つ驚いたのは、ずっと一人でさびしかったけど、今恋人ができたら、本当にさびしくなくなって、その気持ちがうすぼんやりとしか分からないこと 胸が砕かれるように言葉を感じることができなくて、そんなこと考えてた時もあったなって、今分かるのでなく、思い出すことしかできないこと この感覚が分からなくなったのは悲しいけどでも幸せだと思う さびしかったな本当にってこの本読んで思い出した、どうしようもない感覚が、どうして生まれてしまったんだろう、あの人は死んだあの人は、どうしてと思っていたことを思い出すことができた この先生とお話してみたい、話聞いてほしい
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