逆転美人 の商品レビュー

藤崎翔(著者)

2023/03/02

この仕掛けを見破れた人っているのでしょうか？私は334頁を読んで、そして読み返して、あまりの素晴らしい仕掛けに涙を流しながらすごい！すごい！と感情が昂りました。悲しい話ではなく本を読んで素晴らしい仕掛けに感動したのは初めてです。あと、著者ではない誰かの解説がなかったのも本当に興醒めせずにいれて良かった。読後がこんなに素晴らしい本に出会えて幸せです。

2023/03/01

前半は、だるいな〜なんか意味はあるんだろうけど〜と思っていましたが、後半は面白かったです！読み終わってからもう一度前半を読み直しました。

2023/03/01

何が面白いの？追記が面白い？
うーん…で、紙の本だからこそ？

の謎が解けた途端に『読み方』変わった。
何度もその読み方するよね。

2023/03/01

ブラボー！
読むにあたって自分なりに予想していたのだけど
いい線はいっていたが
結局最後まで見破れずに完敗。
私は素直に驚くので、とてもいい読者だと思う。

2023/02/28

手記の本文は、壮絶な人生描写もあってなかなかヘビーな読み応え。人間の嫌な面がこれでもというほど出てくるし、20世紀（昭和・平成初期）の倫理観や意識の低さも全開で、結構暗い気持ちで読むことになる。このあたりは万人にはお勧めしにくい点かも。

手記の追記部分になると物語は一変。隠された真実が明らかになり、また手記に隠された仕掛けも明らかになる。トリックの仕込みが巧みで、なぜそうしたのかというWhydunitと合わせて終盤のカタルシスをもたらす。

読み終えた直後に、こんなにすごい勢いでページを戻ったのは初めての読書体験。

2023/02/27

世間で言う｢美人｣に生まれた故にいじめや犯罪に悩まされ不幸な人生を送っていたシングルマザーの香織(仮名)。ある事件報道を機に手記｢逆転美人｣を出版する、これが更なる事件へと誘う。
前半から｢美人｣が故に女子にいじめられ、男子に色眼鏡で見られ、誘拐や犯罪に巻き込まれる不幸な人生が淡々と語られ終始不幸が延々と続く。重い空気を纏い何を読まされているのか疑問に思うも徐々に明かされる事実と真実が読者を震撼させる。
全てが伏線、全てがトリック、壮大な仕掛けに芸術を感じる｢トリックアートミステリ｣。
★★★✩✩ 3.0

2023/02/25

本屋で帯に惹かれて購入。
読み始めて、えっ！こんな感じでずっと続くの？と不安に思いこちらの口コミを途中で確認したりしながら、面白くなってきた！と思えるところまで何とか読もうと半ば耐える感じで読み進め…
結果1日で読み終えてしまった

「私」に共感出来る部分は少なかったけど、最後のトリックは楽しい驚き
娘が真っ当で良かった

2023/02/24

前半は何が隠されているんだろう？と期待して読み進めていったものの、中盤は若干の中弛みがあり後半でようやくこの小説の本質が分かり始めるけれど事件のトリック自体は特に驚くこともなく至極普通。

最大の仕掛けについては実際こういうことがあれば凄いだろう、という気持ちとこの本を出版するまでの道のりはとても大変そうだなという感想の2点で可もなく不可もなくだった。

2023/02/23

途中違和感を感じながらも読み進めていったら最後にまさかのオチ。共感性はゼロだけど、単純にストーリーが面白くて1日で読み切ってしまった

2023/02/23

タイトルと作風から途中まで、なんか思ってたのと違うなぁ、と思ってたけど、最後はなるほどな、と感じた。