切手デザイナーの仕事 の商品レビュー

間部香代(著者)

2025/01/03

図書館で借りた本。英字新聞で包まれて中身がどんな本かわからないお楽しみになってた本。自分じゃ選ばないジャンルだけどよかった。切手のデザイナーがいること、切手のデザインもすべて自由じゃないとか小さい中にもいろんなドラマがあって面白い。

2024/12/20

◆スプーン一杯のデザイン◆
はがきや手紙を書いて送る、ということに馴染みがない人も多いかもしれません。しかし、郵便物に添えられている切手は誰もが目にしているはず。
2022年時点で日本に8人しかいない切手デザイナーの仕事について、一人ひとりに話を聞き、まとめた形になっています。8人の人柄や経歴、仕事観を知ったあとに見る完成した切手は、今までよりも切手への親しみや愛着がわくような不思議な感じがします。

2024/06/26

執筆時点で日本に８人しかいない切手デザイナー。その８人、一人ひとりに丹念に取材し、その仕事ぶりや人生を描き出している。
小さな切手の背景に、こんな切手デザイナーたちのこだわりや丁寧な仕事があったのだと感心した。一人ひとりの切手デザイナーのキャラクターが浮彫りになっていて、人間ドラマとしても、とても興味深かった。切手デザイナーという仕事の面白さ、奥深さがよく伝わってきた。
小さい頃、記念切手を集めていたことがあったが、切手デザイナーのことを思い浮かべながら、また気に入った切手があったら買ってみようかと思った。

2024/05/20

面白かった！！
タイトルから想像した本と違って。
何より衝撃だったのは日本の切手を
デザインしているデザイナーがたったの８人
しかいないこと！！！！！

そして、私の想像ではデザインされた切手の
構成について詳しく書かれているのだと思って
いたのに、８人のデザイナーさんそれぞれが
デザイナーになったいきさつ、デザインした
切手について写真を交えて書かれていたこと。

私は絵を描くセンスはないけれど
切手デザイナーってとっても魅力的。
デザイナーさんの話の中で印象的だったのは
後輩デザイナーへのアドバイスは
「消極的なデザインをしなさい。誰でも好む
誰でも使えるものを。」
「会社で出た意見は、聞き入れるようにしています。自分の意見を通す＝他の意見を聞かない、ではない。ー（中略）もらった意見はありがたいと思っています。」

みんなが使う切手だからこその配慮。気づかされた。

2024/03/26

切手という小さな世界にこめられた、デザイナーさん一人一人の情熱がすごく伝わってくる。
ぽすくまを作るのに裁縫してくれる方を探したり、プライベートの旅先でも切手のデザインを描いたり、描くために食べ物を食べに行ったり…。ここまでできるのは、"切手デザイナーという仕事が本当に好きだから"だと思った。
また、切手の印刷方法、色やフォントのルールを知ることができて面白かった。
今、手元にある切手を一枚一枚、見返そうと思う。

2023/12/30

書店で偶然手に取った。本を読むまで、切手デザイナーという職業があることすら知らなかった。8人のデザイナーがどのようにして切手と関わるようになったのか、どのような想いで創り出しているのかをとても読みやすい文章で描かれていて、自分も切手・葉書室にいて話を聞いているようだった。これからは切手を見る度に、この切手は誰がデザインしたものだろうと想いをはせ、より近く親しみのある存在に感じられると思う。日常にある切手の新しい世界を知ることが出来て、とてもワクワクした。

2023/12/02

母が昔切手シートを集めていたので、切手が好きだった。しかし、どんどん置いていく郵便局さんには、子どもながら、？マーク。お金かかるよー。母は、定年退職した後、全て手放しました。
昔の硬い感じの作品ばかりではなく、最近は水彩画や絵本のキャラクターやらの可愛らしい切手も多く、私も集めたくなる。しかし、可愛らしすぎてもったいなくて使えないし、手紙も書かない。
専ら仕事で使うことが多いが、可愛らし切手は、時と場合を選ぶから、硬い絵柄が無難になるというジレンマ。お客さんとしては、可愛らしい切手で届くとうれしいと思うけどなぁ。
切手デザイナーさん、それぞれに個性があり、魅力的でした。好きな切手たちが手に届くまでのストーリーを垣間見れました。

2023/08/13

誰もが手にする切手。親しみやすく、送る側受け取る側共に温かい気持ちになったり、見入ってしまうデザイン。かなりの少数先鋭の方の奇遇な出逢いというエピソードも興味深い

2023/08/08

なかなか手紙を送る機会がないので、郵便局に行く回数も年に数回
こんな本を読んだら切手が欲しくなりました
限定デザインの切手を買いに郵便局に行こうかなと思えます
ぽすくまかわいい
美術の世界も素敵

2023/07/17

素敵な切手を見れば、話題にするし、楽しむけど、不思議と考えたことのなかった「切手のデザインをつくる人たち」について。小さな切手にどれだけの時間と想いと技術が詰まっているのか。読めて良かったと思う。
けど、作家さんの書き方があまりにポエティックすぎる箇所が少々ついていけなかったので、星5まではいかなかった。