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毒島刑事最後の事件 の商品レビュー

3.9

51件のお客様レビュー

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2022/11/25

作家探偵の毒島真理(ぶすしましんり)が作家になる前、まだ刑事だった頃のエピソード。 連続通り魔射殺事件、 連続出版社爆破事件、 若い女性の顔に硫酸をかける連続傷害事件、 過去に罪を犯した者達への連続殺人事件… まったく性質の異なるこれらの事件は、毒島の働きもあって2件ないし3件...

作家探偵の毒島真理(ぶすしましんり)が作家になる前、まだ刑事だった頃のエピソード。 連続通り魔射殺事件、 連続出版社爆破事件、 若い女性の顔に硫酸をかける連続傷害事件、 過去に罪を犯した者達への連続殺人事件… まったく性質の異なるこれらの事件は、毒島の働きもあって2件ないし3件連続事件が起きた段階で犯人逮捕に至った。 どの犯人にも共通しているのは… 「こんな筈じゃなかった! 自分のいるべき場所はこんな所じゃない!」 と、自分の現在の状況に満足出来ず、鬱憤を社会や誰かのせいにしている。 毒島は最初の事件で裏で犯人を操っている者の存在を嗅ぎ取った。彼等の言う通称「教授」は何者なのか?一体何故犯人達に手を貸したのか? ーーーーーーーーーーーーーーーー この作者の以前書いた『カエル男』に様相が似ている。事件の裏に操作している人間がいて、その裏にさらにラスボス?! 実行犯は元より裏で手ぐすね引く人間、さらにその裏にいる人間…みんながみんな妙な自意識で動いていて遣る瀬無い…というか腹立たしくなる。典型的な黒七里で面白くもあったけど、後味は決して良くない。

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2022/11/19

ミステリ かかった時間 さあ?90分前後? ひさびさの中山七里。ときどきマンネリを感じるけど、やっぱり安定して面白い。短編集スキ。あと、キャラが立っていて、他作品と共有しているところがとてもよい。時代劇のような安心感(褒めてる)。 このあと本屋に行くが、新作ほかに出てたら買うか...

ミステリ かかった時間 さあ?90分前後? ひさびさの中山七里。ときどきマンネリを感じるけど、やっぱり安定して面白い。短編集スキ。あと、キャラが立っていて、他作品と共有しているところがとてもよい。時代劇のような安心感(褒めてる)。 このあと本屋に行くが、新作ほかに出てたら買うかなー。

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2022/11/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

毒島刑事としてのお話。相変わらず嫌なところガンガン突いてくるのが読んでて面白い。 そう思って読み進めていたのに、最終章での責め方で一気に見方が変わる。そこでトイレなんていかせたら…と心配してたら案の定だったし、それを狙っていたのも怖すぎる。 彼なりの正義に従ってのことだったのかな。 あと新人の犬養さんがとても忠犬で良かった。

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2022/11/15

作家刑事ライジングってことですよね。 そうですかぁ〜、そういう経緯ですかぁ〜 毒島節堪能して、最後はちょっとむぅ〜惜しいって感じで ほんとライジングの瞬間に立ち会った感満点でした。 にしても、いつも優秀な弁護士にやられたってフレーズを聞くと 御子柴さんが頭を過るんだよね・・・ い...

作家刑事ライジングってことですよね。 そうですかぁ〜、そういう経緯ですかぁ〜 毒島節堪能して、最後はちょっとむぅ〜惜しいって感じで ほんとライジングの瞬間に立ち会った感満点でした。 にしても、いつも優秀な弁護士にやられたってフレーズを聞くと 御子柴さんが頭を過るんだよね・・・ いやぁ〜、七里ワールドにどっぷり沼ってますわ・・・ 今回もありがとうございました。

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2022/11/13

不倶戴天/伏竜鳳雛/優勝劣敗/奸佞邪智/自業自得 /ふくりょうほうすう/かんねいじゃち 章見出しにルビがなければ読めませんでした (^^ゞ 歪んだ刑事には歪んだ犯罪者がピッタリ??? 二人の論理には背中がぞわぞわいたします。口中に苦いものがたまったころに...

不倶戴天/伏竜鳳雛/優勝劣敗/奸佞邪智/自業自得 /ふくりょうほうすう/かんねいじゃち 章見出しにルビがなければ読めませんでした (^^ゞ 歪んだ刑事には歪んだ犯罪者がピッタリ??? 二人の論理には背中がぞわぞわいたします。口中に苦いものがたまったころにやっとの思いで抜け出すのです。もう読まないと思うのに……また手にとってしまうのです あぁ救われません いつまでも

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2022/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

相変わらず読みやすくておもしろかった。人間の微妙なとこを描くのがうまいな…毒島さんのキャラも好き ただ、鵺野も宇能もポッと出のキャラだったのがどんでん返し感が薄くてちょっと残念だった。

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2022/10/29

作家刑事毒島シリーズ2作目 1作目より時系列的には前のタイミング 毒島が作家になるきっかけとなった刑事時代の事件が舞台 今作も毒舌、拷問に近い弁舌は健在 これを見てスカッとする、よ~しよく言った!と思ってる俺は心が汚れているんだろう それぐらい爽快感が突き抜けていた

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2022/10/28

文庫本が出版されましたが、店頭でサイン本と銘打って並んでいましたので、思わず手に取ってしまいました。 再読です。 毒島さんは好きなキャラクターで、この刑事としての最後の事件は大好きな話。 クリスティーのポアロ最後の事件「カーテン」を彷彿とさせます。 これからの活躍も期待したいシリ...

文庫本が出版されましたが、店頭でサイン本と銘打って並んでいましたので、思わず手に取ってしまいました。 再読です。 毒島さんは好きなキャラクターで、この刑事としての最後の事件は大好きな話。 クリスティーのポアロ最後の事件「カーテン」を彷彿とさせます。 これからの活躍も期待したいシリーズです。

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2022/10/24

途中までは良かったんだけどなー。 個人的に第三の事件までがピークだったかな。 ラストは毒島刑事の狙いもわかり、死を以て償えというのにはある意味賛成だけど 「教授」も今までの犯人と同じタイプの人間でちょっと興ざめ。

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2022/10/16

毒島が刑事を辞めて雑賀になるまで。 超絶な弁舌で犯人を追い込んで行く。 その裏には「教授」という教唆犯がいる事を知る。 最後の敵は牧師であるその教授。 面白い。

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