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毒島刑事最後の事件 の商品レビュー

3.9

44件のお客様レビュー

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2023/04/23

ー 「でも紙より薄っぺらな選民意識をへし折られた似非エリートの絶望くらい、手に取るように理解できるよ。だって単純で、典型的で、精神年齢五歳児並みのメンタルだから」 「単純でも典型的でも精神年齢五歳児でもないっ。訂正しなさいよ」 「うふふふふ。そうやってむきになるのは図星を指さ...

ー 「でも紙より薄っぺらな選民意識をへし折られた似非エリートの絶望くらい、手に取るように理解できるよ。だって単純で、典型的で、精神年齢五歳児並みのメンタルだから」 「単純でも典型的でも精神年齢五歳児でもないっ。訂正しなさいよ」 「うふふふふ。そうやってむきになるのは図星を指された証拠。本当に賢かったり人の上に立ったりする人間は、誹謗中傷なんかには耳も貸さない。下賤な者の嫉妬だと分かっているから鼻で嗤っていられる。それができない人はね、や っぱり自分に大した価値がないことに本当は気づいているからなんだよね」 ー このシリーズ面白いなぁ。 この毒舌刑事好きだなぁ。 しっかりとした正義感があり、それに合わないものをロジカルにディスる姿勢が好き。それがロジカルである限り、公然と言って何が悪いの?間違っていたら指摘して下さい、と言う姿勢が好き。私もその姿勢はなるべく貫きたい。

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2023/04/14

作家刑事毒島の続編というよりも、内容的には前作に当たるものになります。 前作では主人公である毒島は現役刑事ではありませんが、今作品では警視庁一の検挙率を誇る刑事だった毒島が刑事をやめる原因となった最後の事件に触れた物語となっています。 連続で巻き起こる複数の事件には共通点があり事...

作家刑事毒島の続編というよりも、内容的には前作に当たるものになります。 前作では主人公である毒島は現役刑事ではありませんが、今作品では警視庁一の検挙率を誇る刑事だった毒島が刑事をやめる原因となった最後の事件に触れた物語となっています。 連続で巻き起こる複数の事件には共通点があり事件の裏に潜む教授と呼ばれる者がいた。 毒島VS教授の「教唆」頭脳戦の結末は…個人的には全体的に綺麗にまとまっていて読み易く面白くないわけではないですが、ラストを含めてあまり印象の残らない作品でした。

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2023/03/04

人を操って殺人教唆、先に毒島刑事の嘲笑を読んでいたので、ラストがどうなるかはわかっていたのだけど、犯人を追い詰める毒島の容赦ない攻めは嫌いじゃない

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2023/02/25

中々エグい。人間の幼稚な自己承認欲求による犯罪者とそこを抉り出して解決する毒島。 そして、その最後の敵。最後の犯人を追い詰める毒島は、果たして正義なのか。毒島自身も同じ自尊心と同族嫌悪で敵を葬ったのでは無いかという印象。 多かれ少なかれ、人間の持つ自己愛を自覚させられる。

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2023/02/08

毒島刑事シリーズ第一作。 境遇に劣等感を抱いた承認欲求の塊のような人物が罪を犯し、毒島が神のような洞察力と悪魔のような尋問で事件を解決する形式や、露悪趣味を前面に出す作風はシリーズ共通。 本書は一連の犯行の裏にいる黒幕の存在が二重構造を作り、結末はさらに一捻りされている。

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2023/01/25

毒島刑事という名前もキャラも特異な人物を上司から見た視線でストーリーを展開すると言った仕立てが面白かったです。

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2022/12/26

『作家刑事毒島』に続く第2弾だそうだが、、毒島が作家になる前の刑事時代を扱っており、『作家・・・』の過去編で、刑事を止めて作家となったいきさつが明らかになる。 犬養シリーズでは捜査一課のエースとされる犬養刑事が、毒島に鍛えられる若手として登場するのも、ファンにとっては興味深いとこ...

『作家刑事毒島』に続く第2弾だそうだが、、毒島が作家になる前の刑事時代を扱っており、『作家・・・』の過去編で、刑事を止めて作家となったいきさつが明らかになる。 犬養シリーズでは捜査一課のエースとされる犬養刑事が、毒島に鍛えられる若手として登場するのも、ファンにとっては興味深いところ。

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2022/12/24

毒島が刑事から作家になる,“作家刑事毒島”の前章譚.他の作品に比べると,社会的テーマより登場人物の為人に重きを置いた,よりエンターテインメント寄りの5つの事件簿.よくもこれだけ短期間に多くの作品を産出できるのか,驚愕しかない.

Posted byブクログ

2022/12/20

もう少し寝かせておくつもりだったのですが毒島さんに会いたくなって読んでしまった。第一弾より前のエピソードゼロにあたる話。相変わらずの毒島節で何より人間を分かり過ぎてる。人間の内側は知らないほうが生きやすいはず。毒島さん辛くないのかな…と思ったけどそれすら超越してるのかな。 毒島...

もう少し寝かせておくつもりだったのですが毒島さんに会いたくなって読んでしまった。第一弾より前のエピソードゼロにあたる話。相変わらずの毒島節で何より人間を分かり過ぎてる。人間の内側は知らないほうが生きやすいはず。毒島さん辛くないのかな…と思ったけどそれすら超越してるのかな。 毒島さんって私の中のイメージは装画のような細面ではなく中山七里先生そのもの。色んな作家さんが仰る中山先生の作家としての凄さは作家の毒島さんそのままですもんね。

Posted byブクログ

2022/12/18

佐々木蔵之介さんでドラマになった?と思って読んでみました。 すごく優秀だけど犯人の追い詰め方がすごい毒島刑事 一見別々の事件だけど、裏で糸をひいてる教授なる人物との対決がなかなかすごくて、これが毒島刑事の真骨頂か、と 他の毒島刑事シリーズも読みたい

Posted byブクログ