十字架のカルテ の商品レビュー

知念実希人(著者)

2022/11/29

精神鑑定医が患者の精神状態から事件性、過失責任を問えるかを患者や家族等とのカウンセリングを何度も行い、鑑定をしていく医療リステリー。
精神疾患と言っても色々な症状があり、また、鑑定結果が裁判に大きく影響を与えることを考えれば、慎重な判断が求められるリアルティさに感動しました！

2022/11/28

精神鑑定の第一人者・影山司に導かれ、容疑者たちの心の闇に迫る新人医師の弓削凜。だが、彼女も心の中で重い十字架を背負っていた。

2022/11/23

精神科領域で働いていることもあり、それぞれの人物の描写がイメージしやすく、教科書のように各疾患についてよくわかるように書かれていた。
それぞれのストーリーも面白く、最後はどうもやもやが晴れて終わるのだろうと思ったが、主人公が自分なりに納得できる結果でよかったと思う。

2022/11/23

心の病を治す精神科医の中でも、犯罪を犯した容疑者の精神鑑定を行う医師は、細かい部分も見落とさない観察力、物事を多方向から分析できる客観的思考、そして何より私情を完全に抑え込める鋼の意志が必要だということがわかった。
私には絶対になれそうにない…。
最後のケースのどんでん返しには唸らされた。

2022/11/11

精神疾患の患者にどう診断つけるか。
鬱なのか、そうなのか、統合失調なのか、判断力はあるのかないのか。

数学みたいに答えがないから難しいなと感じた。
ドクターの経験が1番信頼できるのかな？

2022/11/01

触法精神障害者と精神鑑定医のお話。精神鑑定医が行うことは、相手の治療ではなく、犯罪という異常な行為の発端が精神疾患にあるか否かを判断することなのだと知った。精神疾患が原因であると判断されれば、その人は罪には問われない。それによって生まれる被害者の関係者の葛藤も、うまく描けていると思う。
小説としては、ありきたり(失礼だが)な表現が多かったが、内容はとても興味深かった。

2022/10/18

【犯罪者の心の闇に迫る精神鑑定医。医療ミステリーの新境地！】精神鑑定の第一人者・影山司に導かれ、容疑者たちの心の闇に迫る新人医師の弓削凜。だが、彼女も心の中で重い十字架を背負っていた。