変な絵 の商品レビュー
全部繋がっていくのは凄いなー軽い叙述トリックだなーって思ってたけど、妊婦が苦手すぎるので妊婦も出産も怖…って気持ちが大きくなってしまった
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第一弾の変な家より はるかに怖かった。 出てる全員が、繋がって繋がっていく。 直美の正体が、わかると もう怖すぎて。 本ならではの見えないからかってに直美のことを母親と勘違いして全然誤った見方をしちゃうのが本のいいところ。騙される。
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「変な家」に続く第二弾。 女の子の絵の左側に窓だけが描かれた家。 右側に幹の中に巣を作ってる鳥がいる木。 何の変哲もないこの絵を描いた少女は、母親を惨殺していた。 そのあと、 妊婦が描いた5枚の絵のなぞ。 少年が描いた、自室にモヤがかかったマンションの横に立つ母息子の絵のな...
「変な家」に続く第二弾。 女の子の絵の左側に窓だけが描かれた家。 右側に幹の中に巣を作ってる鳥がいる木。 何の変哲もないこの絵を描いた少女は、母親を惨殺していた。 そのあと、 妊婦が描いた5枚の絵のなぞ。 少年が描いた、自室にモヤがかかったマンションの横に立つ母息子の絵のなぞ。 美術教師が描いた、最期の山の絵の謎。 それらを紐解いていくと、関わった人たちの数奇な人生がわかってきた。 って話。 解説にしっかり図解もあるのでわかりやすい。 面白かったと言えば、面白かったけど、前回ほどの驚きはなかったかなぁ。
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面白かった。怖かった。 もっとライトな話かと思ったけど、設定が練られていました。すぐに読めて短いお休みなどに最適。
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とても読みやすい文章と、登場人物が繋がっているからごちゃごちゃせずに話が頭に入ってきました! しかし犯人怖っ…最後だけは自分のための殺しって気づいた点で止めるべきだよ 今年1番最初に選んだ本が「変な絵」で良かったです!!味のある雨穴さんのイラストも、散りばめられた伏線回収も相ま...
とても読みやすい文章と、登場人物が繋がっているからごちゃごちゃせずに話が頭に入ってきました! しかし犯人怖っ…最後だけは自分のための殺しって気づいた点で止めるべきだよ 今年1番最初に選んだ本が「変な絵」で良かったです!!味のある雨穴さんのイラストも、散りばめられた伏線回収も相まって最後まで一気に読めました。 個人的に「変な家」よりこちらの方が、複雑じゃなくて楽しめました。
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全て繋がっている あっという間に読める 骨折した青年が佐々木だったと解釈したが栗原さんという解釈もあったのと最後の米沢さんの件が必要だったのかが謎だったが面白かった。
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オカルトジャンルかと思ったら、湊かなえのような愛情の表と裏を描いた推理小説でとても楽しめる作品でした。 絵(特に子どもの絵)は人の深層心理を写し出すといいますが、そこから始まるストーリーは、子ども、母親、父親など登場人物が描く絵が持つ真相がターニングポイントになり、結末へとつな...
オカルトジャンルかと思ったら、湊かなえのような愛情の表と裏を描いた推理小説でとても楽しめる作品でした。 絵(特に子どもの絵)は人の深層心理を写し出すといいますが、そこから始まるストーリーは、子ども、母親、父親など登場人物が描く絵が持つ真相がターニングポイントになり、結末へとつながっていきます。 文章も読みやすく、こじつけも無い、よく練られて満足しました。
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ところどころ納得できない部分もあったけれど 話の面白さにぐいぐい引き込まれて 一気読みしてしまった。 彼女の愛情?が色んな人を犠牲にして 膨れ上がっていくところが恐ろしい。
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オカ研の後輩に紹介されたとあるブログ。そこには、ある夫婦の日常がイラストを添えて綴られていた。しかし、平和な生活は翳りを見せ始め、ついには破滅的な最後を迎える。最後にかかれた記事に残された意味深な言葉。果たしてそれらが意味するものとは。 *** 続きが気になりすぎて一気読みし...
オカ研の後輩に紹介されたとあるブログ。そこには、ある夫婦の日常がイラストを添えて綴られていた。しかし、平和な生活は翳りを見せ始め、ついには破滅的な最後を迎える。最後にかかれた記事に残された意味深な言葉。果たしてそれらが意味するものとは。 *** 続きが気になりすぎて一気読みした前作「変な家」に続き発売された「変な絵」。発売前から楽しみにして待っていたこちらの一冊。前作がノンフィクションあるいはモニュメンタリーホラーの様相だったので、今回もそういうものかと思って読んでいたが、全く方向性が違う一冊のようだ。 こちらはルポ本ではなく、長編小説であるとのこと。こちらの著者はノンフィクションよりの心霊ルポ系を書く人だと思っていたが、小説も書くのかと驚いた。版元の情報を見る限り、初の小説とのことである。 私は、裏にあらすじが書いてある文庫本以外はあらすじを全く読まない状態で読むので、読んでいてノンフィクションにしては話ができすぎているし、モニュメンタリーにしてもちょっとつじつまが合いすぎでは??と半分腑に落ちない状態で読んでいたので、公式サイトに載っているあらすじを見て仰天。何と小説だった! 心霊ルポやモニュメンタリー、ノンフィクションじゃなかったのは、本当にびっくりしたが、これは非常に新鮮だった。前作と同様、得体のしれない不気味さはそのままに。むしろ複雑に絡み合った人間関係はより一層不気味さを増していて面白い。複雑に絡みすぎて、混乱することはあったが、それが一つ一つほどかれて一つの線になった時は快感だった。 話も非常にテンポよく進みすいすいと読める。内容も頭に入りやすいし、普段読んでいる推理小説と違って、登場人物たちと一緒になって推理できたのも面白かった。 登場人物たちの様なひらめきなどは生まれなかったので、結局登場人物たちが推理した内容を読むだけになってしまったが……。 小説形式の著者の本も面白かったが、また前作の変な家の様な調査形式のルポ本も読みたいかなとも思ってみたり。まさに破竹の勢いで新刊を出しているので、次もまた出るかな?次はどのような形式になるのか楽しみ。小説でも、ルポでも面白いだろうが、個人的には交互に出てくれると二倍楽しくてうれしいのであるが……。
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初めに、ある1枚の絵を見せられる。その絵は11歳の時に母親を殺した少女が描いた絵だという。攻撃的な尖った枝、一方では小さな鳥を守りたいという温かさ。この絵がこの小説の全てを表している、と読み終わった後に感じた。弱いものを守るために膨れ上がる、他者への恐ろしい攻撃性。自分はもちろん共感できないけれど、そうした一面を持っていることはおかしなことではないと思った。そして、その後出てくる3枚の絵の謎に気付いた時は鳥肌がたつ。それぞれの章が独立して面白いのに加えて、次々と物語が繋がり、事件の紐が解けていく…。スリル満点でミステリー初心者でも一気読みできてしまう。さらに読み終わった後に、殺人を犯した彼女の気持ちに少し寄り添える。そんな一冊でした。話題になる理由がわかりました。
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