1,800円以上の注文で送料無料

キリンのひづめ、ヒトの指 の商品レビュー

3.8

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/09/06

生き物を解剖することで解るのは“違い”。 構造の違い、進化の過程で変化した違い。見た目も違う。 だが、同じ哺乳類である共通点も存在する。 「からだ」を題材にした動物の解剖学エッセイ。 ・はじめに――解剖からひも解く生き物の進化 第1章 肺 第2章 手足 第3章 首 第4章 皮膚 ...

生き物を解剖することで解るのは“違い”。 構造の違い、進化の過程で変化した違い。見た目も違う。 だが、同じ哺乳類である共通点も存在する。 「からだ」を題材にした動物の解剖学エッセイ。 ・はじめに――解剖からひも解く生き物の進化 第1章 肺 第2章 手足 第3章 首 第4章 皮膚 第5章 角 第6章 消化器官 第7章 心臓 第8章 腎臓 第9章 呼吸器 第10章 進化とは妥協点を探ること ・あとがき――自分の体を知ることは column、参考文献有り。 キリン博士が語る生き物の進化論は「からだ」が題材。 見た目は違うけど、同じ哺乳類である共通点があったり、 魚類など異なる種族にも痕跡が残っていたりする。 肺呼吸とエラ呼吸。手足の構造と魚のヒレ。ひずめと爪。 首のはたらきと骨。皮膚は体を守る臓器。 ヒトとキリンの四肢の皮膚の弾力の違い。 独自の進化を遂げた5種類の角。 消化器官に微生物を宿す動物と反芻。 心臓からの血液の循環とキリンの高血圧。 小さな腎臓の大きな役割。 体内水分での海水魚と淡水魚の違い。 首が長いと気管も長い。鳥の気嚢と魚類のエラ。 進化って面白いなぁ。 どの生物も悠久ともいえる中での環境の変化に伴い、 如何に食を得るか、生活を対応できるか、子孫を残せるかの、 試行錯誤の進化を歩んできたのかが、それぞれの比較で解る。 いまあるものを何かに活用したことでの変化。 ある種では発達した気管が、ある種では痕跡として残る。 肺とうきぶくろの関係には驚かされました。 また、添えられたイラストが分かり易いし、 著者の焼肉屋の食材の例えが楽しかったです。 食べるときにフワは肺、ギアラは第四胃と確認しそうです。 それと「鬼滅の刃」の禰豆子の角はウシ?「もののけ姫」の シシ神様の角は鹿?と推測したのも著者らしいかも。

Posted byブクログ

2024/11/12

他の生物と比べることで見えてくる動物の進化の歴史。色々な動物が進化して手に入れた身体の構造に『ざんねん』はないのだ。それぞれが生きやすい無駄のない構造をしている。だから世界は面白い。

Posted byブクログ

2023/12/07

○市立図書館より。 ○進化生物学に興味があり、読みやすくて入門にちょうど良さそうだったので読んでみた。 ○大学での講義を再編集して執筆されたものなので、章立ても器官ごとになっており、わかりやすい。 ○生物の進化について専門的な知識を交えつつ、一見不便に見える変化についても取り上げ...

○市立図書館より。 ○進化生物学に興味があり、読みやすくて入門にちょうど良さそうだったので読んでみた。 ○大学での講義を再編集して執筆されたものなので、章立ても器官ごとになっており、わかりやすい。 ○生物の進化について専門的な知識を交えつつ、一見不便に見える変化についても取り上げ、「進化とは、より便利に、機能が向上するだけとは限らない」と、生物の進化の多様性と奥深さにも触れている。生物にとっての進化は、その生物にとって生きることがより効率的に便利になることだと思っていたので、そうとも限らないのか、環境と種の進化の関係は複雑なんだな……と学びを得た。

Posted byブクログ

2023/11/05

最近動物園に行ってキリンの舌を見てその黒さにびっくりしたが、その理由が書いてあって納得した みんな同じに見える動物のツノとか、それぞれの違いの説明があって楽しく読めた本だった

Posted byブクログ

2023/10/20

キリン解剖がとても面白く、著者のファンになったのでとても楽しみに読みました。 解剖学を通じてキリンを研究されている著者が、体内の各器官(肺、心臓、皮膚、腎臓など)について、器官ごとに章でまとめて、人や他の動物での働きの違いを比較したり、その進化の過程をひもといていく構成。 お...

キリン解剖がとても面白く、著者のファンになったのでとても楽しみに読みました。 解剖学を通じてキリンを研究されている著者が、体内の各器官(肺、心臓、皮膚、腎臓など)について、器官ごとに章でまとめて、人や他の動物での働きの違いを比較したり、その進化の過程をひもといていく構成。 おそらく研究者になるまでに膨大な勉強をして得た知識の一部なのだろうと、改めて研究者の方々に対し敬意を感じる。当たり前だけどキリンの研究するためにはキリン以外の知識も必要なんですよね。 織り交ぜられる豆知識(キリンがむちゃ高血圧。サメの肉はなぜアンモニア臭いのか。鳥類のおしっこの秘密など。。)も興味深いし解説がわかりやすく納得。いざという時?理由付きで披露できそう(笑)。 前作と同じくわかりやすい解説に読みやすい文章。中学生でも理解できるし楽しめる一冊と思う。

Posted byブクログ

2023/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

色んな動物の進化や違いについてわかりやすく説明。 腎臓が3つのフィルターで濾過しているのは初めて知った。 こんなに若い女性が執筆しているのは驚きだった。

Posted byブクログ

2023/07/26

以前読んだ著者の「キリン解剖記 」がとても良かったので、迷わず即購入。 前作でキリンについて新たに知ることは興味深かったし、長年の謎が解き明かされるシーンや母親とのエピソードには感動しました。 本作は、キリンと他生物・人間とを比較しながら生物の身体を解説し進化について易しく教え...

以前読んだ著者の「キリン解剖記 」がとても良かったので、迷わず即購入。 前作でキリンについて新たに知ることは興味深かったし、長年の謎が解き明かされるシーンや母親とのエピソードには感動しました。 本作は、キリンと他生物・人間とを比較しながら生物の身体を解説し進化について易しく教えてくれます。 「へ~!」がいっぱい詰まった1冊。 キリンのことだけじゃなく、新たに知ることがたくさんで好奇心を刺激されました。 それに著者の考えや思いに触れ、お人柄もうかがえる。彼女から語られる言葉は心に響いてきます。 動物園や博物館に行く前に読んでから行きたい! おもしろかった。 『細かく“解き剖ける”ことは、何かを深く理解し、魅力を知るには最良の方法だ。そして、何かを知ることは、好きになることの第一歩だ』 『誰もが知っているあたりまえの知識は、かつて誰かが自身の一生を捧げて明らかにした発見である。そして、いままさに明らかになりつつある知見や、新たに使われるようになった技術も、どこかの誰かが人生を賭けて取り組んでいる研究の成果なのだ』

Posted byブクログ

2023/07/06

キリンは不思議で面白い動物だな、と昔から思っていた。 そのキリンの体の仕組みを少し垣間見れる。 進化の面白さを感じることができる。 生き物って、すごいな、面白いな、人間もその中の一つなだけで、唯一優れている、というわけでは決してないんだよな、と改めて感じた。 【memo】 カ...

キリンは不思議で面白い動物だな、と昔から思っていた。 そのキリンの体の仕組みを少し垣間見れる。 進化の面白さを感じることができる。 生き物って、すごいな、面白いな、人間もその中の一つなだけで、唯一優れている、というわけでは決してないんだよな、と改めて感じた。 【memo】 カモノハシは卵を産むが、哺乳類。

Posted byブクログ

2023/03/10

郡司さんの著作はキリン解剖記に続き二冊目だ。 キリンに特化しているわけではなく、生物の部位ごとに、生物ごとの比較をして進化の過程の理解を促す良い一冊だった。解剖は、体を理解するための、そしてもう少しだけカジュアルな学問になっても良いのになと思う。その生物特化の話ではなく、自分の体...

郡司さんの著作はキリン解剖記に続き二冊目だ。 キリンに特化しているわけではなく、生物の部位ごとに、生物ごとの比較をして進化の過程の理解を促す良い一冊だった。解剖は、体を理解するための、そしてもう少しだけカジュアルな学問になっても良いのになと思う。その生物特化の話ではなく、自分の体の理解のためにも学んで損はないものだ。 反芻の仕組みを持つものと持たないものの見分け方や、腎臓の尿素の電気的なフィルター、エラ呼吸の効率化、あとはガス交換に関与してない気管がデッドスペースと呼ばれることなど知らないことも知れて大変ほくほくである。

Posted byブクログ

2023/03/04

<目次> はじめに~解剖からひも解く生き物の進化 第1章  肺~息苦しい水中への対応策 第2章  手足~手のひらを返すヒト、返せないキリン 第3章  首~頭と肩に挟まれた隙間 第4章  皮膚~外から支える偉大な「臓器」 第5章  角~その不思議な魅力 第6章  消化器官~たくさん...

<目次> はじめに~解剖からひも解く生き物の進化 第1章  肺~息苦しい水中への対応策 第2章  手足~手のひらを返すヒト、返せないキリン 第3章  首~頭と肩に挟まれた隙間 第4章  皮膚~外から支える偉大な「臓器」 第5章  角~その不思議な魅力 第6章  消化器官~たくさん食べるか、無駄なく消化か 第7章  心臓~はるか遠くへと血液を運ぶ旅 第8章  腎臓~「毒」の排出を担う器官 第9章  呼吸器~酸素の取りこぼしを減らす工夫 第10章  進化とは妥協点を探ること <内容> NHKのウエブマガジン「キリンと人間、どこが違う?」を大幅に加筆訂正をしたもの、もとは大学での講義録らしい。本職は解剖学だが、この本は生物の各器官の役割をわかりやすく紹介しながら、進化についてもふれるという良書だと思う。生物の教科書的な本。

Posted byブクログ