苦手から始める作文教室 の商品レビュー
作文なる学生時代の苦難を、気軽に吹き飛ばしてくれる一冊。 そっか、もっと気楽なものでいいんだー! 書くと同時に読むことも大事、とはこれまた納得。 津村さんの、うまい具合に肩の力が抜けた柔らかい文体が好きなので、ここに真髄をみた気がしました。
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作文が書けたらいいことがある? 作文とは未来の自分に対して書くこと。メモの取り方、テーマの決定、書き出し、いい文章とは、などなど実例を挙げて具体的に述べられている。 学生を念頭に置いた語り掛けが功を奏し、テーマを体現する構成も素敵。
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初読。作者の本は読んだことがないが、結構自分にささる内容だった。特にメモの話と感想文の話。書き留めることは自分自身を知ることにもなる、みたいな部分。読んでよかった。
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著者の津村さんが普段どんなふうに執筆されているのか、その一端を垣間見れる一冊だった。 ネットで他人の言葉ばかり見て、自分の言葉で文章を綴ることをしなくなったせいか、どんどん自分の感受性が低下していたり、自分の言葉で書いたりすることができなくなっている。まずは自分の言葉でメモすると...
著者の津村さんが普段どんなふうに執筆されているのか、その一端を垣間見れる一冊だった。 ネットで他人の言葉ばかり見て、自分の言葉で文章を綴ることをしなくなったせいか、どんどん自分の感受性が低下していたり、自分の言葉で書いたりすることができなくなっている。まずは自分の言葉でメモするところから始めてみようと思った。
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前半は作文の書き方、中盤以降はそれを踏まえたコツと作文のためのモノの見方・考え方について書かれている。 自由作文は何となく苦手意識があったけど、テーマは自由でも書き方のセオリーはあるんだなと思って少し苦手意識は減ったように思う。 そして、書く時に感覚的にやっていたことが見事に言語...
前半は作文の書き方、中盤以降はそれを踏まえたコツと作文のためのモノの見方・考え方について書かれている。 自由作文は何となく苦手意識があったけど、テーマは自由でも書き方のセオリーはあるんだなと思って少し苦手意識は減ったように思う。 そして、書く時に感覚的にやっていたことが見事に言語化されていて、興味深かった。 最終章『次に読んでほしい本その前に 私が本をおすすめするわけ』は、私が本に対して持つ想いを代弁してくれているかのような、そのくらい同意と共感の連続だった。 小説とは違った語り口だけど、津村さん作品の面白さもありながら、楽しく読み終えた。 これを講義でやって貰えても面白そう、あったら絶対受けたい。
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作文の書き方について「先生からの指導」というより「頼りになる先輩からのアドバイス」という感じで教えてくれる一冊です。 津村さんご自身が、長年ずっと書くことや考えることと真摯に向き合ってきたんだな、というのが文章から滲み出ていると思います。 ただポップなイラストなども所々あるも...
作文の書き方について「先生からの指導」というより「頼りになる先輩からのアドバイス」という感じで教えてくれる一冊です。 津村さんご自身が、長年ずっと書くことや考えることと真摯に向き合ってきたんだな、というのが文章から滲み出ていると思います。 ただポップなイラストなども所々あるものの、あくまで文章主体の本なので(おそらく一番読んでほしいはずの)読書が苦手な子供が自然に手に取るのは、ちょっと難しいようにも感じました。 「授業で取り上げる」「図書室の目につきやすいところに置いておく」など、この本と子供を結びつける大人のサポートがあるといいんじゃないかなと思います。
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作文を書くことについて、子ども向けに分かりやすくかいている本。 そもそも作文をすることによるいいことって何だろう?という疑問に等身大でこういう効能がありますと具体的に答えてくれているところが良いです。 津村記久子さんのファンなので、エッセイとかもそういう風に考えて書いてるんだと分...
作文を書くことについて、子ども向けに分かりやすくかいている本。 そもそも作文をすることによるいいことって何だろう?という疑問に等身大でこういう効能がありますと具体的に答えてくれているところが良いです。 津村記久子さんのファンなので、エッセイとかもそういう風に考えて書いてるんだと分かるので面白かった。
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図書館で借りて手を付けることが出来ず返却することを2回繰り返してやっと読んだ本。分かりやすくてメモをとってみようと思った。読書感想文の章は具体的に書かれていて、学生さんには役に立つと思う。
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私は「しずかなインターネット」という文章投稿サービスを使っており、日記というか雑記というかそういったものを投稿している 文章を何かしら毎日書くようにしたいと思っているため、可能な限り毎日投稿するようにしているのだけど 書くことがねえ!とか書いたけどなんかなーということも多かったの...
私は「しずかなインターネット」という文章投稿サービスを使っており、日記というか雑記というかそういったものを投稿している 文章を何かしら毎日書くようにしたいと思っているため、可能な限り毎日投稿するようにしているのだけど 書くことがねえ!とか書いたけどなんかなーということも多かったのでそういう文章を書くことに関する本を読みたくて色々と探したらこの本にたどりついた 文章に関する本というと小説などの創作に関する技術のことを書いている本が多く、 またネットに文章を上げることに関してもアフェリエイトで稼ぐ!みたいなものが多くて、いや、そういう方向性じゃない…っていうものが多かった これは作文とあるけれど、エッセイや日記などにも活かせると思う。書き出しや何を書くか、どう書くか、考えたことを留め置くためにメモを取るコツなんかも平易に解説してくれている もともと10代向けのシリーズの1冊なので、ちょっとだけ自分の文章をブラッシュアップさせたいぐらいの温度感の人には合っていると思う
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津村記久子さんに作文について教えてもらえるなら…と30代でも読んでみました! 押し付けがましくない、等身大の文体で、文章を書くことについて書いてありました。津村さんのことも少し知ることができて嬉しい。 自分の考えを書き留める中で、「自分に全然関係がないように思える人も自分の生活...
津村記久子さんに作文について教えてもらえるなら…と30代でも読んでみました! 押し付けがましくない、等身大の文体で、文章を書くことについて書いてありました。津村さんのことも少し知ることができて嬉しい。 自分の考えを書き留める中で、「自分に全然関係がないように思える人も自分の生活を便利にしているのかもしれないと思うと自分と関係ない誰かを簡単に切り捨てることはできなくなる」と深めてらっしゃるのが素敵だと思った。 「何かをおもしろい、好きだと思って、その理由を明日の自分に説明しているうちに、自分がどういう人間なのかということが作られていくようにわたしは思います。」という言葉にも共感。
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