名画の中で働く人々 「仕事」で学ぶ西洋史 の商品レビュー
世界史で習ったばかりの情勢がかなり背景に影響していて、学習してる内容と結びついていたのでより面白がった。 もっと世界史を勉強したらもう一度読み直したい。 スイスが傭兵の国から永世中立国になった話がとても印象的だった。 マリーアントワネットのお抱えデザイナーの話とココ・シャネルの話...
世界史で習ったばかりの情勢がかなり背景に影響していて、学習してる内容と結びついていたのでより面白がった。 もっと世界史を勉強したらもう一度読み直したい。 スイスが傭兵の国から永世中立国になった話がとても印象的だった。 マリーアントワネットのお抱えデザイナーの話とココ・シャネルの話も知らない話で面白かった。
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いつも聴いているpodcastの番組に著者の中野京子さんがゲスト出演していて紹介していた著作です。 取り上げられた“職業”は、当時ならではもの、現代にも連なるもの等々様々です。 主として中世から近世ヨーロッパを舞台に、それら多様な職業に携わる人々を、彼ら彼女ら登場する “絵...
いつも聴いているpodcastの番組に著者の中野京子さんがゲスト出演していて紹介していた著作です。 取り上げられた“職業”は、当時ならではもの、現代にも連なるもの等々様々です。 主として中世から近世ヨーロッパを舞台に、それら多様な職業に携わる人々を、彼ら彼女ら登場する “絵画” を示しつつ解説を加えていく試みはとてもユニークで、紹介されたエピソードはどれもとても興味深いものでした。
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中野京子さんの名画解説はこの本に限らず奥深く絵画へ導くよう。 この本の特徴は、絵の中にいる人やものがどんな仕事の人かに焦点をあて、絵画の描かれた背景や歴史について紐解いている。 この本の出なければ知ることが出来なかった事柄も多く、この先の中野京子さんにもまだまだ期待してしまう。
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面白かったしやっぱり文章の勉強になる〜! こんなに美しい日本語使う人知らないから…どうやったらこんな日本語を使えるようになるのでしょう。 あとこの知識欲。 なんでも知ってる! この人はともかくものすごい勢いでインプットして、やることなすことスケールがデカいのですね。 さ...
面白かったしやっぱり文章の勉強になる〜! こんなに美しい日本語使う人知らないから…どうやったらこんな日本語を使えるようになるのでしょう。 あとこの知識欲。 なんでも知ってる! この人はともかくものすごい勢いでインプットして、やることなすことスケールがデカいのですね。 さすがです。 かっこいい。 名画のクオリティもすごいしそれを評価する目もすごい。 なんでも知ってるからこそ出てくる言葉たち…なんでもじゃないはずだけど…そういう次元で生きてる人がいるってことを学べるし、それを美しいと感じます。 どうやったらそうなれるんだろう。 知るとか勉強するってどういうことなんだろう。
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絵画に描かれた人物の職業を題材として歴史を解説している。絵と文のバランスは良く、カラー印刷ということもあって手に取りたくなる。 一見とっつきやすそうだが解説文の難度は高く、私は世界史の前提知識がないため理解が難しかった。世界史初学者には厳しい。わかってる人にはおもしろく読めると思...
絵画に描かれた人物の職業を題材として歴史を解説している。絵と文のバランスは良く、カラー印刷ということもあって手に取りたくなる。 一見とっつきやすそうだが解説文の難度は高く、私は世界史の前提知識がないため理解が難しかった。世界史初学者には厳しい。わかってる人にはおもしろく読めると思う。 特に画像を入れるタイミングの遅さが気になった。解説文より後に該当の絵の画像が入るので、「絵のどこどこの位置にいるこういう色の服装をした人物はどういう意味があって…」といった解説の理解が難しい。 53ページ 羊飼いは羊を農家から預かって面倒を見る仕事であり自分で所有するのではないということを本書を読んで初めて知った。何をしているのかわからない仕事だと思っていたけどこれなら存在意義がわかりやすくて納得感がある。 183ページ スイスが傭兵の文化から銀行を発展させて永世中立国になった流れが説明されている。教養として学びがある。
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名画の中で働く人々(いろんな職業)を解説しながら、その時代や人物、職業そのもののついて語られている、毎回勉強になる。
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西洋絵画を取り上げて、かつてあった仕事を解説 西洋の歴史や芸術に疎い自分にとって、 背景を知る本は非常にありがたい。
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どんな時代も必死に働いてきた人々やその背景文化を良くも悪くも簡潔・軽快に纏めていてつるっと読める。 特に、ちょうどWhitney Museumで見てきたばかりだったエドワードホッパーの描いたものを含む道化(ピエロ)の節が面白くて、ピエロの苦悩を読むと、あの笑顔と涙のメイクもなかな...
どんな時代も必死に働いてきた人々やその背景文化を良くも悪くも簡潔・軽快に纏めていてつるっと読める。 特に、ちょうどWhitney Museumで見てきたばかりだったエドワードホッパーの描いたものを含む道化(ピエロ)の節が面白くて、ピエロの苦悩を読むと、あの笑顔と涙のメイクもなかなか示唆があるなと思いました。 それから、ガチで人生で3億回は口にしていそうな「アリーナ」の語源はラテン語の「Arena=砂」。闘牛の流血を吸うために砂を撒いた闘技場がもとになっているなんて、この本読んでなかったら一生知らなかったかも。
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知っている西洋画といえばダ・ヴィンチの「モナリザ」、ミレーの「落穂拾い」、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」とか、それぐらい。という私のようなレベルの人が、絵画に対する関心を深めるのに本書は良いかと思います。 切り口がユニークで、絵画の中で描かれる「職業」と「歴史」にまつわる...
知っている西洋画といえばダ・ヴィンチの「モナリザ」、ミレーの「落穂拾い」、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」とか、それぐらい。という私のようなレベルの人が、絵画に対する関心を深めるのに本書は良いかと思います。 切り口がユニークで、絵画の中で描かれる「職業」と「歴史」にまつわる解説が面白く、絵をただ紹介されても、なかなか興味を持てなかった私も絵画の見方が変わって、じっくりと楽しめるようになりました。美術館の楽しみ方も変わります。 本書紹介の職業の中では、「羊飼い」「異端審問官」「香具師」とか、それでどうやって生計たているのか判らない職業の解説が楽しい。中世に生きているならとおもかく、現代ではお目にかからない仕事ですから。 なんとなく絵画に対する自分の好みが判ったことも収獲。どちらかと言えば印象画より写実的でリアルさを追求した絵に心が惹かれることに気が付きました。 ジョン・エヴァレット・ミレイの「両親の家のキリスト」や、表紙になっているウィリアム・フレデリック・イームス「じゃあ君が最後にお父さんを見たのはいつだったの?」なんかの細かい描写はいつまで見ていても飽きない。極めつけはラ・トゥール作の「大工の聖ヨセフ」で、子供の手のひらを透けて見える炎の描写が、本当の暖かみを感じるほどにリアルなのがとても好き。 好みの絵っていう訳では無いですが、「ジン横丁」の絶望感もなかなかに味わい深く、本書をきっかけにもっと絵画を知りたくなりました。
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「働く」という身近な事柄をテーマに絵画を解説するという切り口が新鮮でとても興味深かったです。 今も存在する職業もあれば、現代日本に住む私からするとあまり想像できないような職業も取り上げられているので、職業という面から歴史を学べて面白いなと感じました。 中野先生の御本は定期的に...
「働く」という身近な事柄をテーマに絵画を解説するという切り口が新鮮でとても興味深かったです。 今も存在する職業もあれば、現代日本に住む私からするとあまり想像できないような職業も取り上げられているので、職業という面から歴史を学べて面白いなと感じました。 中野先生の御本は定期的に読みたくなる!
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