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たとえば、葡萄 の商品レビュー

3.3

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/03/20

今の僕に必要な小説でした。 仕事を辞めようと迷っていること、 コロナ禍で人生が変わった実感があって、 でもそれを言語化はできていなかったし、 できなかった自分がいるなと感じていた中で、 仕事を辞め、コロナに翻弄される美月は境遇の違いはあれど、重なる部分も多くて一気に読み進めた。...

今の僕に必要な小説でした。 仕事を辞めようと迷っていること、 コロナ禍で人生が変わった実感があって、 でもそれを言語化はできていなかったし、 できなかった自分がいるなと感じていた中で、 仕事を辞め、コロナに翻弄される美月は境遇の違いはあれど、重なる部分も多くて一気に読み進めた。 人生での失敗も、あのときこうしてればってことも全部いい具合に混じっておばさんになればあの時のアレがいまここに生きてんだなーってのがわかるみたいな話をまりちゃんだか三宅ちゃんがしてたと思うんだけども、美月もそんな感じで落ち着く。 自分とは違うのは美月は6年は同じ会社に勤めて、ちゃんとした能力を身につけていたこと。俺はどうなんだろうか。 三宅ちゃんが風邪をひいて精神的に参っちゃったところが1番コロナ禍の怖さ、異常さを語るとこで重要だと思ったし、自分と重なった。 自分もコロナ禍が始まって間もない4月に2週間ほど体調を崩し、そこから実家に帰って引き篭ったり、いろいろおかしくなっていった気がする。 そんなコロナ禍のあれこれを思い出して、やっぱり異常だったな、って思う反面、だから今の世界、自分があるんだなって思ったり。世界ってそう言うふうに動いてんだなって。 だから自分がここでもう少し踏ん張っても、仮に辞めたとしても世界は動くし、自分もどうにでもなる。あとは自分が何がしたいか、動き出すまで待つ。たとえば美月の葡萄みたいに。 なんかそんなことを考えるきっかけになったし、自分の中でちょっとスッキリしたので読んで良かったです。あと装丁も好きです。山梨の葡萄畑に行きたくなりました。この勢いで行ったら仕事を辞めて山梨に住むとか言い出しそうなので、落ち着いてから行きます。

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2023/03/16

色々うらやましいが、うまく行きすぎな気がしなくもない。シリーズ3作目と知らずによんだが、1、2作目が原作のドラマを見ていたこときに気づいた

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2023/03/10

なんか登場人物の説明がやたら多いなぁと思いながら読んでいた、しばらくして裏表紙の方を見たら前編となる本が二冊も。遅まきながら一作目から読んでいこうと思っています。 自分の親の友達との距離の近さにびっくり、前編の二作を読んでいれば納得できるのかも。

Posted byブクログ

2023/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み易いけど後からじんわりくるストーリー 家族以外の大人が周りに沢山いてくれる環境って良いよね 読み終わってから前編なる作品が2冊もあることを知って、早速図書館予約しました

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2023/02/19

読みやすくておもしろかった! 母親の友人とこんなにも親しくなれるものなのか、美月はだいぶ恵まれてると思う。 ぶどうジュース成功させてほしい。

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2023/02/15

読書備忘録715号。 ★★。 小説って、主人公に感情移入出来なかったり、生理的に受け付けない、という事態に陥ると読むのも苦痛になる。笑 さらに、作風が好みに合わないと更にやばい。 この作品がまさにそうでした。 主人公美月。アラサーで大手化粧品メーカーに勤める。もう仕事無理。タ...

読書備忘録715号。 ★★。 小説って、主人公に感情移入出来なかったり、生理的に受け付けない、という事態に陥ると読むのも苦痛になる。笑 さらに、作風が好みに合わないと更にやばい。 この作品がまさにそうでした。 主人公美月。アラサーで大手化粧品メーカーに勤める。もう仕事無理。タイミングが肝心とばかり、辞表を叩き付けて会社を辞める。 だけど、蓄えに不安があるので賃貸を解約。どこに転がり込むか。頼ったのは母親の友人市子さん。市子さんなら泣き落とせば住まわせてくれるはず。 そして、物語を通じて美月一人称の語りという作風で進む。イライラ。笑 自分は何をやりたいのか?自分探しの時間?他人に施しを受けた環境で? とにかく作者の考え方を、美月を通して読者に伝えようとしているのだろうが、ここまで無計画な人間が、周囲の優しい方々に甘やかされて、成功していくってストーリーは、受け入れ難い。こんな甘い世界があるなら、コロナで職を失って炊き出しに並んで辛うじてその日を生きる、ということを強いられている方々はどうなのよ?と言いたくなる。 大手企業という、いわば温室的恵まれた環境(事業も多面的だし、職種も豊富で、様々な選択肢と福利厚生が整っている)において、ちょっとも努力、我慢が出来なかった人間が、いきなり一人で生きていくという野ざらしの厳しい環境に晒されたら、周りは助けてくれるわ、主人公のやってみたことにお金を払ってくれるわ、あり得ない。 そんな作風の作品が多い作者のようですね。 数日の通勤時間を無駄にしました。笑

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2023/02/14

シリーズの3作目。奈津の娘の美月が主人公。コロナが蔓延し始めた頃から夏までの日々を淡々と描いている。

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2023/02/06

いろんな人の名前がどんどん出てくるので続編らしく、入り込めないわーと思って調べたら「ビターシュガー」を読んでいた。全く覚えていなかった。

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2023/03/01

勢いで会社を辞めてしまい、コロナ下で生き悩むアラサー女子・美月が主人公。 その美月を取り囲むのが、美月から見れば親世代のみんな手に職を持つ人たち。流され、弾かれ、巻き込まれ、でも最後には弾みでやりたいことが見つかって・・ 主人公の心情の変化を細かく追いかけていくと言えば格好良いで...

勢いで会社を辞めてしまい、コロナ下で生き悩むアラサー女子・美月が主人公。 その美月を取り囲むのが、美月から見れば親世代のみんな手に職を持つ人たち。流され、弾かれ、巻き込まれ、でも最後には弾みでやりたいことが見つかって・・ 主人公の心情の変化を細かく追いかけていくと言えば格好良いですが、行方が定まらぬ美月の生き方同様、だらだらと美月の独白で進む物語。どこかとりとめもなく。。。 女性の思考パターンなのかな?女性には共感者が多いようです。男性だともっと変な理屈をつけて自分の「やりたい事」を正当化するだろうな~と思います。

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2023/02/04

五輪開催前の出口の見えないコロナ時代の日々。「コロナによって打ち出される政策に翻弄され続けている」人もいるんだ当然…。「暗い。コロナでどこもかしこも暗い」「ひび割れ、というのか軋み、というのか、それはあちこちで起きているんじゃないだろうか」でも主人公たちは明るく未来に。

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