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たとえば、葡萄 の商品レビュー

3.3

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

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  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2023/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

突然会社を辞め母の友人市子の家に居候した美月。コロナが蔓延し再就職もうまくいかない毎日、山梨へ知人を訪ねてワイン、葡萄に出会う。山梨へ行ってからの生き生きした葡萄への興味が彼女を変えていく。自分の友達より母の友人たちとの交流が深いというのも変だが、還暦前で経験も豊富でしかもいい意味で変わり者揃いの行動、会話が面白かった。

Posted byブクログ

2023/01/28

本当に人生ってどう転がっていくかなんて 全く分からない。 ブレても、止まっても 無駄になる事なんて何もないんだなぁ。

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2023/01/05

大島さんは「渦」の印象だったので、こんな現代小説も書くんだというのが率直なところ。おまけに、美月は12年前の「虹色天気雨(2006年)」と「ビターシュガー(2010年)」のキャラだということも、ブクログコメントで発見しました。さっそく「読みたい」で登録。 内容的には、”自分探し...

大島さんは「渦」の印象だったので、こんな現代小説も書くんだというのが率直なところ。おまけに、美月は12年前の「虹色天気雨(2006年)」と「ビターシュガー(2010年)」のキャラだということも、ブクログコメントで発見しました。さっそく「読みたい」で登録。 内容的には、”自分探し”モノで、それがあっさり見つかってしまうところがちょっとウマすぎるところもありますが、コロナ禍にあってそのくらいの方が希望がもてていいかなあ、というところ。 美月がジュース作りを宣言する場面で、三宅ちゃんが「ブラボー!」を連呼する場面は、長友の顔が浮かびます。 そんなに美味しいぶどうジュース、って本当にあるんだろうか。あったら飲んでみたい。。。

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2023/01/01

現在もコロナ真っ只中な為かこんなに簡単で大丈夫なのだろうかと思う部分があったのは否めない。 けれども閉じた世界でもこれだけおおらかに構えている美月たちをみていると励まされる気がした。 たとえ行き当たりばったりでも出会いに積極的にそしてこれだという瞬間を見逃さない鋭い感覚を失わない...

現在もコロナ真っ只中な為かこんなに簡単で大丈夫なのだろうかと思う部分があったのは否めない。 けれども閉じた世界でもこれだけおおらかに構えている美月たちをみていると励まされる気がした。 たとえ行き当たりばったりでも出会いに積極的にそしてこれだという瞬間を見逃さない鋭い感覚を失わないよう今の弛みきったコロナ禍を生き抜いていきたい。 美月を優しく見守る大人たちのこれまでを知りたかったなと思っていたら「虹色天気雨」として既に刊行されていた。 しかも読んでいたのに全然結び付かなかったのが悔しい。 また読み返してみよう。

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2022/12/11

コロナ禍の直前に辞表を提出して会社を辞めた美月。働く意志はあるものの、世の中はとんでもない事態に陥り、ハローワークにも人が溢れている始末。出費を抑えるため母親の友人である市子ちゃんのもとに転がり込んだが……。 アラサー女子の奮闘記かと思って読み進めたが、どうも様子が違う。やがて美...

コロナ禍の直前に辞表を提出して会社を辞めた美月。働く意志はあるものの、世の中はとんでもない事態に陥り、ハローワークにも人が溢れている始末。出費を抑えるため母親の友人である市子ちゃんのもとに転がり込んだが……。 アラサー女子の奮闘記かと思って読み進めたが、どうも様子が違う。やがて美月は周囲の人達にも助けられ、思いもしなかった未来が広がっていく。 主人公にあまり悲壮感がなく、なにやらユーモラスな雰囲気で楽しく読めた。

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2022/12/08

美月が母の親友たちと同世代のように溶け込む姿が異様にみえた。コロナ禍を意識してか狭い環境、関係性の中で各人が希望を見つけていく。ざっくばらんな筆致が次第に慣れたのか親しみを感じた。

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2022/11/29

コロナ禍の日常がリアル 2年前のことなのにもうすでに懐かしい日々 家にいれば平和なのに外に出るとやっぱり世界は変わっていることに気付かされる あんなちっちゃなコロナウィルスに世界を狂わされたんだから人間が動けば自分も変われる 市子も美月もコロナ禍でも生きてる

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2022/11/22

今までイメージしてきた著者とは違うテイストで、かなり戸惑いながら読み進める。 というか、1人称ぶっちぎりの流れでなかなか一息付けない。若いからかぁ(笑) 題名が出てきたところで、ようやくこのお話の面白さに目覚め、そしてその前のお話が2編もあることを知ることとなる。 いろいろ...

今までイメージしてきた著者とは違うテイストで、かなり戸惑いながら読み進める。 というか、1人称ぶっちぎりの流れでなかなか一息付けない。若いからかぁ(笑) 題名が出てきたところで、ようやくこのお話の面白さに目覚め、そしてその前のお話が2編もあることを知ることとなる。 いろいろなコロナ禍を舞台にしたお話を読んできた中で、もやもやした思いをいちばんしっくりと代弁してくれている気がした。

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2022/11/10

主人公に風が吹くまでが長くて読みづらい。特に会話の部分。ぶどうが縁を繋いでいくのは面白いけれど私には合わなかった。

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2022/11/02

仕事を辞める理由が、スッゴく共感。こういう積み重ねで未来に希望が持てなくて辞職が、ほぼ転職の理由第一位のような気がする。でも辞めてみて、もっと何か出来たような気がすると後悔する辺りも。 28歳、まだまだ、これからで羨ましい。たとえ、葡萄がダメだとしてもまだまだ道は幾つでもある。 ...

仕事を辞める理由が、スッゴく共感。こういう積み重ねで未来に希望が持てなくて辞職が、ほぼ転職の理由第一位のような気がする。でも辞めてみて、もっと何か出来たような気がすると後悔する辺りも。 28歳、まだまだ、これからで羨ましい。たとえ、葡萄がダメだとしてもまだまだ道は幾つでもある。 出てくる登場人物が、やたら具合的な描写だなと思ったらシリーズものだったのか。彼女達が若い頃とはもう感覚が違うから読む気はしないけど、50歳超えてこんなにはつらつしてられて羨ましい! 30後半になって、子供2人抱えてたらこんなモラトニアムな時間を過ごせなくなる。あー羨ましい。 まあ50代になったらあの頃は若かった、何でも出来るって後悔するんだろうな。。

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