あなたの涙は蜜の味 イヤミス傑作選 の商品レビュー
パッとしない子:辻村深月/福の神:宇佐美まこと/ コミュニティ:篠田節子/北口の女:王谷晶/ ひとりでいいのに:降田天/口封じ:乃南アサ/ 裏切らないで:宮部みゆき イヤだねぇ~~ホントに。げんなりするよ、読んでる途中からさ。それなのにまた読みたくなるのは、なんでだろう??
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北口の女以外 全部面白かった〜!! あなたの○○は蜜の味シリーズ もっと出して欲しい。 書下ろしが半分くらい、 なので、ちょっと古い時代設定もあって 章ごとに頭を切り替えなあかんから 大変かも。
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これぞイヤミスと思ったのは一つ目の作品だけ。 ただ、この話の結末は知っていたのでイヤミスではなく単なる嫌な話。 他の作品を「イヤミス傑作選」と呼ぶのなら、選んだ人の企画倒れだと思う。 作品としてはそんなに悪くない話ばかりなのでタイトル変えて欲しかった。
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読後感の、嫌な感じは、それぞれだけど。 やっぱり、短編ならではの、ちょっとした空き時間に、読めて、うわっ!って、なれる作品達だった。
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2022年第1刷、PHP研究所のPHP文芸文庫。7編。イヤミス、ということだが、この手の小説って昔からあったような気がするのだが。まぁ、嫌な気になるものであることは確か。ある現象も相手の人からみたら違う現象となるというのが多いのは意識してか? 篠田節子『コミュニティ』古いタイプの...
2022年第1刷、PHP研究所のPHP文芸文庫。7編。イヤミス、ということだが、この手の小説って昔からあったような気がするのだが。まぁ、嫌な気になるものであることは確か。ある現象も相手の人からみたら違う現象となるというのが多いのは意識してか? 篠田節子『コミュニティ』古いタイプの自治会的な組織への話かと思ったら、新しい関係、いや江戸時代ぐらい古い関係なのか(夫や妻の共有という点において)。降田天『ひとりでいいのに』前半はよくある展開だが、最後のシーンのあとはどうなるのか。 掲載作:『パッとしない子』辻村深月、『福の神』宇佐美まこと、『コミュニティ』篠田節子、『北口の女』王谷晶、『ひとりでいいのに』降田天、『口封じ』乃南アサ、『裏切らないで』宮部みゆき、他:「解説-嫌度数マックスの作品集」細野正充、 出典:辻村深月:『嚙みあわない会話と、ある過去について』所収(講談社文庫)、宇佐美まこと:書き下ろし、篠田節子:『コミュニティ』所収(集英社文庫)、王谷晶:『完璧じゃない、あたしたち』所収(ポプラ文庫)、降田天:書下ろし、乃南アサ:『幸せになりたい』所収(祥伝社文庫)、宮部みゆき:『返事はいらない』所収(新潮文庫)、
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イヤミスは苦手なはずなのに、つい読んでしまう。 「福の神」や「コミュニティ」は、ちょっとホラーチックなのが怖すぎる。 「ひとりでいいのに」の展開にはしてやられた。最後の最後、まさかそうくるとは。 宮部さんが最後にあるおかげで、救われた気がする。 いやな事件でも、宮部さんが書くと何...
イヤミスは苦手なはずなのに、つい読んでしまう。 「福の神」や「コミュニティ」は、ちょっとホラーチックなのが怖すぎる。 「ひとりでいいのに」の展開にはしてやられた。最後の最後、まさかそうくるとは。 宮部さんが最後にあるおかげで、救われた気がする。 いやな事件でも、宮部さんが書くと何か救いがあるようで。
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ザ・イヤミス! さすがイヤミス作家が揃っているだけあって、どの話も震える震える。 まさかそうなるとは…と鉛のような読後感を残していくのに面白い!
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辻村深月さんの作品が面白かった。うわーーーってなる厭な感じ。知り合いになりたがる感情、記憶の捏造、こわいこわい。 あとお初の作家さんで宇佐美まことさんの福の神、これもゾワッとする。非現実的とはいえ、こんな福の神いたらやだね。あと篠田節子さんのコミュニティ、映画ミッドサマーの団地バ...
辻村深月さんの作品が面白かった。うわーーーってなる厭な感じ。知り合いになりたがる感情、記憶の捏造、こわいこわい。 あとお初の作家さんで宇佐美まことさんの福の神、これもゾワッとする。非現実的とはいえ、こんな福の神いたらやだね。あと篠田節子さんのコミュニティ、映画ミッドサマーの団地バージョンって感じで好きでした。
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粒揃いの好企画。やはり辻村先生と宮部先生はお忙しいのか出来は今一つ。宇佐美・篠田・乃南各先生の作品はイヤミス傑作選の名に恥じない素晴らしい中編。面白かった。王谷晶作品は始めて読んだが、イヤミス云々は置いておいても短編ながらキラリと光る描写と展開、一拍さんというネーミングセンス、自...
粒揃いの好企画。やはり辻村先生と宮部先生はお忙しいのか出来は今一つ。宇佐美・篠田・乃南各先生の作品はイヤミス傑作選の名に恥じない素晴らしい中編。面白かった。王谷晶作品は始めて読んだが、イヤミス云々は置いておいても短編ながらキラリと光る描写と展開、一拍さんというネーミングセンス、自分の中では高評価で単体作品も読んでみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2022/09/15リクエスト 4 一番最初の、パッとしない子 (辻村深月)が好みだった。 小学校教師の松尾美穂は、過去に今のトップアイドルである高輪佑の[弟]の担任だった。そんなある日、佑がテレビ番組で、母校に撮影に訪れる。撮影を終え、 弟である晴也は元気か?と訪ねた瞬間、佑に話をしたいと言われ、舞い上がる。 ところがその話は、穏やかでない話だった。 美穂が佑のことをパッとしない子だった、とあちこちで話しているのは本当か?と。 絶句する美穂を尻目に よくある、悪気なくこっちは傷つかないと思って、知ってるってことをとにかく口にする。相手がどう思うかでなく、親近感をアピールしたいってことでしょうね。と。 これは恐ろしい。しかも弟の晴也は、といったその言葉が禁句だった。晴也は大学時代に事故で亡くなっていた。 それを知らなかった、担任だったのに。 それを佑は口にせず、今後もう二度と僕を見ないでください、と言う。…テレビで見る可能性かあるなら一生テレビを見るな、雑誌で見ると思うなら一生本屋に行くな、と。 誰にでもありそうなエピソードのように思うので、ますます怖い。 始終、落ち着いている佑がとても怖い。 コミュニティ(篠田節子)も都心から郊外というか田舎に都落ちした三人家族の話で、何となく途中から見えてくる。団地全体が家族なのだ、と。 人間の見たくないところを、切り取って拡大してある感じ。目を手で多いながら、指は開いている、というか。 短編で読みやすい。苦手な作風のものもあったが、短編集なので、他に好きな作品もあり、楽しめた。
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