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方舟 の商品レビュー

4.1

1620件のお客様レビュー

  1. 5つ

    604

  2. 4つ

    587

  3. 3つ

    290

  4. 2つ

    61

  5. 1つ

    17

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2024/12/08

読み終えた時、全てが、、、

特殊な環境下の中からの大どんでん返し。
読了した瞬間は呆然となりましたが、間違いない名作でした。

方舟

2025/02/12

地震により地下に閉じ込められた上に、徐々に水位が上がり水没が迫る、、想像しただけで恐ろしいシチュエーション。ただミステリーとしてはなんて秀逸な設定なのだとこの本の存在を知った時から読みたくてうずうずしていた。 この設定を聞いた時に当初予想していた、登場人物たちが阿鼻叫喚の巷と化...

地震により地下に閉じ込められた上に、徐々に水位が上がり水没が迫る、、想像しただけで恐ろしいシチュエーション。ただミステリーとしてはなんて秀逸な設定なのだとこの本の存在を知った時から読みたくてうずうずしていた。 この設定を聞いた時に当初予想していた、登場人物たちが阿鼻叫喚の巷と化す展開とは裏腹に、ロジカルに、着実に、どこか落ち着きさえ感じられながら推理が進んでいく展開に、得体の知れない恐怖を感じていたところでのラスト。はーーーーーー。面白い。 この物語は方舟の中にいる主人公視点でしか語られないために忘れがちになるが、この方舟で起きていることは、そこにいた者以外誰も認識していないという事実を思うと改めてゾッとする。。存在すら忘れ去られた引き出しの中のカマキリ。

Posted byブクログ

2025/02/12

読みやすく、犯人を早く知りたくてどんどん読んでしまった。 最後は大どんでん返し!これは想像していなかった…。どうなっても後味は良くないと思うが、最高に後味が悪い終わり方だと思った。

Posted byブクログ

2025/02/11
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ラストが後味歩くて良かったー! 岩がどうなってて、どこに落とすとか空間描写がイマイチわかりにくかった。

Posted byブクログ

2025/02/11
  • ネタバレ

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だいどんでんがえーし。 という本だった。 だれが犯人かもわからなかったし、そのあとの展開も全くわからなかった。言われてみればあの言葉はそういうことか、と繋がるのが楽しい。

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2025/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これだけ、犯人は誰だ犠牲になるのは誰だ、どうしたら全員で脱出できる、って頭使いまくり精神削りまくりで推理しているのに、映像入れ替えただけっていう、普通ならめちゃくちゃ拍子抜けするような展開にびっくり…そこが入れ替わってるなんて毛ほども思ってなかったし、多分登場人物誰もも考えてなかったと思う。 まさか殺されてた人もそこ繋がりだったとは、驚愕だった。 動機が、トリックを成功させるため、邪魔されないためっていうのが珍しいなと思った。怨恨じゃなくて、自分が生き残りたいからなんだ。 エピローグの間、ずっと興奮は収まらず、ただ1人だけで真実を聞かされ、自分も助かるという希望が断たれた柊一と同じ気持ちになった。

Posted byブクログ

2025/02/09

「ワクワク感」みたいなものはそこまでだったけど、この先の展開が「気になる感」が、どんどんページをめくらせた。 色々ツッコミたくなるところが、途中ところどころにあって、おかげでいまいち物語に没入できなかったという読者もいたのではないか。 しかし、最後の場面で、そんなことは帳消しに...

「ワクワク感」みたいなものはそこまでだったけど、この先の展開が「気になる感」が、どんどんページをめくらせた。 色々ツッコミたくなるところが、途中ところどころにあって、おかげでいまいち物語に没入できなかったという読者もいたのではないか。 しかし、最後の場面で、そんなことは帳消しになる。「えっ!?」とマジの声が出る。 このラストシーンだけで、オールオッケーである。 どうやったらこんな話を思いつくのか。小説家ってのはやっぱりすごいなぁと、あらためて思った。 あまりにも前評価がよいと、読むときに少し構えてしまう。本屋大賞だとか、読書YouTuberだとかが、絶賛すればするほど、それに見合った作品であるか、見定めようとする。 事前に膨らんだ期待に、作品が及ばないとき、がっかりするし、ケチをつけたくなることがある。 もはやそうなってしまうと、純粋な読書ではない気がして、こういう評判のよい作品を読むときは、ただただ楽しみたい。

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2025/02/05

【ジャンル】 ミステリー小説 【登場人物】 ● 探偵役 篠田翔太郎(しのだしょうたろう):越野柊一の従兄。 ● 大学のサークル仲間 越野柊一(こしのしゅういち):主人公。システムエンジニア。 西村裕哉(にしむらゆうや):アパレル系勤務。地下建築の発見者。 絲山隆平(いとやまり...

【ジャンル】 ミステリー小説 【登場人物】 ● 探偵役 篠田翔太郎(しのだしょうたろう):越野柊一の従兄。 ● 大学のサークル仲間 越野柊一(こしのしゅういち):主人公。システムエンジニア。 西村裕哉(にしむらゆうや):アパレル系勤務。地下建築の発見者。 絲山隆平(いとやまりゅうへい):ジムのインストラクター。DV夫 絲山麻衣(いとやままい):幼稚園の先生。絲山隆平の妻。離婚寸前の仲 高津花(たかつはな):OL。 野内さやか(のうちさやか):ヨガ教室の受付。 ● 矢崎家 矢崎幸太郎(やざきこうたろう):電気工事士。 矢崎弘子(やざきひろこ):矢崎幸太郎の妻。ヒステリ 矢崎隼斗(やざきはやと):高校一年生。矢崎夫妻の息子。陰キャ&コミュ障 【作者】 ゆうき はるお

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2025/02/04

著者、夕木春央さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 夕木 春央(ゆうき はるお、1993年 -)は、日本の推理作家。 ---引用終了 で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 大学時代の友達と従兄と一...

著者、夕木春央さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 夕木 春央(ゆうき はるお、1993年 -)は、日本の推理作家。 ---引用終了 で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまでおよそ1週間。生贄には、その犯人がなるべきだ。-犯人以外の全員が、そう思った。 ---引用終了

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2025/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オーディブルで聴読 実はあらすじを検索して見事に犯人の名前ネタバレを食らってしまった(ぜったいにゆるさない)のだけど、しかし結果的に黒幕が誰であろうとオチの凄まじさに全てが吹っ飛ぶので問題がなかった。 とにかく最終章のエピローグが秀逸。 まず、閉塞感しかないミステリに加えてデスゲームという掛け合わせの設定が個人的に珍しく「おっいいな」と思った。 初めはそして誰もいなくなった的な展開だろうか、などとあれこれ考えていたけれど、途中から思考するのはやめた。わかんなぁい。 なのでひたすら名探偵翔太郎くんの語りを聞いていた。 正直、途中の殺人→考察を繰り返すパートは退屈ではないけど目新しい展開はなく、ミステリあるあるの「わかんないし早く謎解きパートに辿り着きたいなぁ」くらいに思っていた。 主人公もその周囲も味が薄く、翔太郎くんが主人公でよかったんじゃないかとも思った。 とにかく翔太郎くんはこの小説の中で最もフィクションぽいわかりやすいキャラクターで、他はみんな印象が薄め。なんてったって掘り下げがないので。 怪しすぎる3人家族も同様。 (この家族本当にかわいそう) が、主人公が主人公なのには理由があったし 名探偵があれほどにもラストでこてんぱんにやっつけられるとは思わなかった。 探偵役の価値にこれでもかと泥を塗るスタイル、斬新かもしれない。 それにしても 名探偵の頭が良いのはわかる。 しかし犯人!どんだけ頭切れるんだよ…!怖いよ…! あんなにいくつものことを瞬時に思いつくならお前は東大に行け。いや行ってるかもしれない。 とにかくラストが圧巻。 絶望と苦しみが今でも体の中に残ってる感覚がある。 一番嫌な死に方、の話をしたのはこのためか!という。 どうしようもない絶望は好物なのでよかった。

Posted byブクログ