老神介護 の商品レビュー

劉慈欣(著者),大森望(訳者),古市雅子(訳者)

2023/03/18

中国のＳＦもの、20億もの神様が地球に降りてきて、最初は大事にされるが、だんだん邪魔にされて、追い出されてしまう。なんだか世界が高齢化と人口増加に問題意識がある中、考えさせられた。
すんなり読めたのは、殺し屋と少女の話
ＳＦはほとんど読まないけど、読み進むのはそんなに難しく感じなかった。翻訳家の力かな。

2023/04/09

「老神介護」★★★
「扶養人類」★★★
「白亜紀往事」★★★
「彼女の眼を連れて」★★
「地球大砲」★★★

2023/03/12

この作者の作品はハズレがない。少しづつ繋がっている短編で伏線回収のような感覚もある。科学や物理の知識に裏付けられたSF的な設定、現代の延長を予言するようなディストピアな世界観、余韻を残す登場人物の心理描写、とても記憶に残る作品でした。

2023/08/14

三体を読んで面白かったので、今、日本語で出ている本を一気に全部読んでしまった！この先しばらくは、新しい作品を読めないのがとても悲しい。
老神介護を含め、長編短編全ての作品が面白くて、読み終えた後もしばらく余韻に浸り、他の本が読みたくなくなります。
SFを読んだのは久しぶりですが、ドキドキワクワクしました。

2023/03/09

何という発想、創造力。思いもしない奇想天外な未来だけど、介護や格差に加え核の脅威ちらつかせるロシアの現実ともリンクして、“あるある”未来かもと絶望的な気分に…

2023/03/07

表題の[老神介護]からしてなんともわくわくするタイトルが並ぶ短編集。
どれもひねりが効いている。
[三体]へと繋がる雰囲気もあって面白かった。

2023/04/19

面白かったが、どちらかといえば地に足の付いた（あまり宇宙方面に出ないの意）の作品が多く
設定に面白さは感じたがあまり好みではない物が多かった

唯一いい話だったな～と思った「彼女の眼を連れて」が本人としてはそこまで好きではないとの言なのが商業の難しさを感じられて面白かった

4/19追記

博士の異常な愛情を見たが、蟻と恐竜のオチにかなり近い部分を感じて面白かった
発想を得ている部分はあるのだろうか？

2023/03/02

タイトルからは親の介護のように神を介護するという、何となく宮崎駿の千と千尋のシーンのようなことを思い浮かべて読み始めた。老神はリアルなもので、人間が作った神ではない。そこから三体にも出てくるSFらしい物理的な課題が細部に出てくる。白亜紀は恐竜と蟻の話。神世界での葛藤もある。さらには地球を反対側に抜けるトンネルの話。三体が好きな方なら好きになるでしょう。

2023/02/04

三体の前に書かれた短編集。
イメージがむくむく湧き上がってくる感じ。
蟻と恐竜の世界とか、すごいなあ。

2023/01/12

神様にも老人ホームは作れないのか
人間も早めにボケた時の居場所を探した方がいいらしい
中国も、もう若い人はおとなしく介護いてくれないとみた