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老神介護 の商品レビュー

4.1

48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

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2023/10/18

楽しみにしていた三体前夜祭第二部 5篇のうち、一部は連作だね。タイトル作品はイマイチだったんだけれど、その後日譚か、小気味良い。老人から暗殺者ってな見事なかき分けに感動。 恐竜と蟻のモチーフはここでも出てくる。これって三体に続くんだろうな。とにかく体調不良で休養時の急速充電に...

楽しみにしていた三体前夜祭第二部 5篇のうち、一部は連作だね。タイトル作品はイマイチだったんだけれど、その後日譚か、小気味良い。老人から暗殺者ってな見事なかき分けに感動。 恐竜と蟻のモチーフはここでも出てくる。これって三体に続くんだろうな。とにかく体調不良で休養時の急速充電にもってこいだな!

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2023/10/09

三体の前に書かれた作品。短編だが全部面白かった。劉慈欣さんのストーリーはいつもロマンチック理系おじさんがウジウジしてるせいでじれったくなる。

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2023/08/28

全然理解出来なかった。だいたいの行動は分かるが文章が難解すぎて映像化できなかったが勿体ないので読み切る。 この作家が書いている本を読んでいる方は私が好んで読む作家と全然一致していないので頭の構造からして違うので面白いって言われても全然って言いきれてしまう

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2023/08/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スケール感と短編ならではのテンポの良さ、劉慈欣作品らしいロマンが詰め込まれた短編集。 老神介護は、折りたたみ北京で既に一度読んでいたけど、扶養人類と併せて読むとまた印象が変わる。 白亜紀往事は、ファンタスティック・プラネットと前後して読んだので異なる種族の異なる価値観、知識、技術が感じられて面白かった。 彼女の眼を連れて、地球大砲。 これまた偶然昨晩、映画の月世界旅行を観ていたので、イメージがわいた。 たまたま自分が観た作品が他の媒体に繋がるのは面白い。読むべきタイミング、観るべきタイミングで摂取できたのだなぁと感じた。

Posted byブクログ

2023/07/22

どれもとても面白かったです。 『流浪地球』と同時出版の短編集ですが、個人的にはこちらの方が好み。 「扶養人類」と「彼女の眼を連れて」が好きです。 富とか世界に対する考え方がよく出ている気がする。 科学がどんなに発展しても、人間はそんなに変わらない・変われないのかもしれない。

Posted byブクログ

2023/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

劉慈欣の初期短編集。世界が繋がって連作のようになっているものもあり、世界が深まりより楽しめる。 三体の萌芽を感じさせる箇所もちょこちょこあり、三体ファンはより楽しいと思う。 設定だけ聞くと、ただの思考実験のような突飛さがあるのに、エンタメ小説として理屈をつけてメチャクチャ面白くするのがうまいよなあ。 「彼女の眼を連れて」、訳者あとがきによると売れ線を狙って著者的には不本意だったそうだけど、とてもせつなく美しく、良かった。 三体はどこまでも外へ向かう話だったけど、こちらはどこまでも地球の内に向かう物語。 そして最終的に反転し、外に飛び出ていく本の構成も素晴らしい。

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2023/06/16

「三体」シリーズで有名な、現代中国、いや、現代SF界を代表する作家の一人となった劉慈欣の短篇集。日本発の短篇集となった『円』は「三体」シリーズと同様で早川書房から発刊されたが、本書と『流浪地球』(同時発刊)はKADOKAWAからの発刊となっており、邦訳権の争奪戦が窺われる人気ぶり...

「三体」シリーズで有名な、現代中国、いや、現代SF界を代表する作家の一人となった劉慈欣の短篇集。日本発の短篇集となった『円』は「三体」シリーズと同様で早川書房から発刊されたが、本書と『流浪地球』(同時発刊)はKADOKAWAからの発刊となっており、邦訳権の争奪戦が窺われる人気ぶり(憶測)。 「老神介護」→(続編)「扶養人類」 宇宙船に乗って突如やって来た、この世界を創造したと自称する大量の「神」。彼らは、彼らが持つ超高度テクノロジーの理論等と引き換えに、人類に衣食住の提供を求めてきた。国連はこれを快諾、「神」は各家庭に受け入れられることになるのだが―――。 「白亜紀往事」 2000年以上に渡る共存関係により高度文明にまで発展した「蟻」と「恐竜」。ある時、蟻文明は恐竜文明に対して、全ての核兵器を廃棄し、環境保護と個体抑制を断行するよう求めるも、恐竜文明はこれを拒絶。恐竜文明の中枢を支える蟻文明は、恐竜文明に対してストライキを敢行するが―――。 「彼女の眼を連れて」 宇宙空間で働く労働者のために開発された「眼」。それは、地球で休暇を過ごせる人々が身に着けることで、地球での休暇を疑似体験できるというものだった。地球で暮らす"ぼく"は、宇宙で働く少女の「眼」を着け、彼女の要望に応える―――。 「地球大砲」 白血病を治療するため、妻と子を残して人工冬眠に入った科学者の男。人工冬眠から目覚めた男が目の当たりにしたのは、環境破壊が進んだ地球と彼に向けられる敵意。人工冬眠中に一体何が起こったのか。「南極裏庭化構想」とは―――。 劉慈欣のアイディア溢れるSFの世界を存分に味わうことが出来る、期待を裏切ることのない珠玉の短篇集。いずれも「三体」シリーズ以前の作品で、どの作品も「三体」シリーズで描かれた内容を彷彿させる要素を持っているのが面白い。(それだけ「三体」シリーズが、様々な要素を詰め込んだ内容であることがよく分かる。) どの作品も素晴らしく甲乙つけ難いが、敢えて言うならば表題作の「老神介護」と続編「扶養人類」か。このアイディアは、「孝」文化が根付く中国で育った著者だからこそ生み出せたと言っても過言ではない(と思う)。

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2023/06/11

面白い 作者は三体を書いた人だが、同様に技術にリアルティがあるような科学SFで非常に好き。 短編集だが、各話少し話がリンクするような部分もある。 アリと恐竜の白亜紀往時が一番面白かった。

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2023/05/01

中国のSF作家である劉慈欣による短編集です。 『老神介護』と『扶養人類』、『彼女の眼を連れて』と『地球大砲』はそれぞれ姉妹編で、『白亜紀往事』は単一作品となります。 『老神介護』 人類を創造した神文明との遭遇が描かれますが、何千年も生きる個体となった神たちと文明は老いてしまい…...

中国のSF作家である劉慈欣による短編集です。 『老神介護』と『扶養人類』、『彼女の眼を連れて』と『地球大砲』はそれぞれ姉妹編で、『白亜紀往事』は単一作品となります。 『老神介護』 人類を創造した神文明との遭遇が描かれますが、何千年も生きる個体となった神たちと文明は老いてしまい…。 『扶養人類』 神文明が創造した他の人類文明との遭遇が描かれますが、彼らの来訪理由に衝撃を受けました。 『白亜紀往事』 恐竜文明と蟻文明の共存共栄する時代、科学者タイプの恐竜と技術者タイプの蟻に軋轢が生じ…。 『彼女の眼を連れて』 地球の自然を満喫できない他者のために感覚を伝えられる装置を用いて一緒に旅行を楽しむ時代、上司からある女性をお供にするよう指示されるのですが…。 『地球大砲』 持病を治すために冬眠装置で未来へ、しかし蘇生されたのは予定より先の未来で病気は克服しても家族は既に他界していて…。 全て地球規模の世界観で描かれていますが、宇宙を舞台にした同著者の『三体』シリーズに引けを取らず凄まじいものがありました。 濃厚なSFを楽しむことができる一冊です。

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2023/04/09

『老神介護』の方もようやく読めました!『流浪地球』は文句なしに面白かったのですが、『円』に引き続き、面白いけどーうーんという感じでした笑 面白いので全然作品は読み終わるんですが、なんというか、三体や流浪地球の時のようなぶち上がり感はないんだよなあ。特に今作は中国という国家からの圧...

『老神介護』の方もようやく読めました!『流浪地球』は文句なしに面白かったのですが、『円』に引き続き、面白いけどーうーんという感じでした笑 面白いので全然作品は読み終わるんですが、なんというか、三体や流浪地球の時のようなぶち上がり感はないんだよなあ。特に今作は中国という国家からの圧力を感じてしまいがちでした。他作品に比べても「中国万歳感」が散りばめられていた気がする...地球の話だから余計に目についたのだろう...やはり宇宙にゆきたい とりあえず今夏出るという長編が次の楽しみです。

Posted byブクログ