大名倒産(上) の商品レビュー
映画化になると聞いて読みました。 昔の語り口調で、全て理解するのは少し難しかったですが(私の不勉強)、全部コメディというイメージとは違った印象でした。 映画化みたいです!
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膨大な借金を前に御家を倒産させて逃げを図る先代と、特殊な出自でお殿様になってしまうも何とか御家を再建しようとする当代和泉守の対立が描かれる。 途中貧乏神やら七福神やら出てきて、どういう話の流れになるのか分からなくなってきた。
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悪い親父だな〜(怒) こんな悪だくみで家督を継がされたんじゃ たまったもんじゃござんせん。 越後の小藩の四男坊・小四郎、受難。 貯蓄がないならないで 倹しく暮らせばいいとも言えないのが 大名のつらいところ…参勤交代もあるしね。 最初は頭を抱えるだけだった小四郎が 古狸たちから...
悪い親父だな〜(怒) こんな悪だくみで家督を継がされたんじゃ たまったもんじゃござんせん。 越後の小藩の四男坊・小四郎、受難。 貯蓄がないならないで 倹しく暮らせばいいとも言えないのが 大名のつらいところ…参勤交代もあるしね。 最初は頭を抱えるだけだった小四郎が 古狸たちからノラクラかわされてるうちに だんだん腹立ってきて 本気で借金返したろう!と思う気持ちが よ〜くわかります(T ^ T) 諸事情により跡目を継げなかった 次男・三男が、いい味のキャラで。 問題も多いけど、心根が温かいっていうか。 彼らの存在が支えになった気がする。 『武士の家計簿』ともまた違う展開で 知恵はこうして働かすものなのかと 上下巻なかなかに楽しませていただきました。
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もくじ 一、和泉守殿下城差留之事情 二、十二年前過日之追憶 … とあり、主な登場人物に貧乏神を認める。 きっちり硬い文章で事態の重大さを伝える文章なのだが、笑わせにかかる。浅田先生の得意技を楽しみながら読む進める。 足軽の倅として育った小四郎、前代当主の落とし胤として、越後の...
もくじ 一、和泉守殿下城差留之事情 二、十二年前過日之追憶 … とあり、主な登場人物に貧乏神を認める。 きっちり硬い文章で事態の重大さを伝える文章なのだが、笑わせにかかる。浅田先生の得意技を楽しみながら読む進める。 足軽の倅として育った小四郎、前代当主の落とし胤として、越後の松平家の当主となる。実は先代の計画倒産の犠牲となる企み。 主人公の生真面目さ、格式張っているけれど助言してくる老中、手助けとなる水売り、頭の悪い兄の婚姻、兄の縁から肩入れしてくれる旗本の大番頭。 色々あってのお国入り。ちゃんと解決するのかなと思いながら、下巻に向かう。
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浅田次郎の時代小説。さすがの浅田節は笑いと感動が絶妙なバランス。 舞台は江戸の末期。 長年の借金が返せなくなる中、手元に現金を残したまま家を倒産させる、いわゆる計画倒産を画策する先代。一方で、妾の子として生まれ、思わぬ家督を継ぎ、自家を建て直そうとする当代。 二つの勢力の思惑が交...
浅田次郎の時代小説。さすがの浅田節は笑いと感動が絶妙なバランス。 舞台は江戸の末期。 長年の借金が返せなくなる中、手元に現金を残したまま家を倒産させる、いわゆる計画倒産を画策する先代。一方で、妾の子として生まれ、思わぬ家督を継ぎ、自家を建て直そうとする当代。 二つの勢力の思惑が交錯し、笑いあり感動ありのドラマを生み出す。
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溜まりに溜まった負債をどうするか…時代は違えど、今もよくありそうな話。事情を知らず、お家を継いでしまったお殿様の実直な人柄もあり、ついつい応援しながら読み進めた。 途中から貧乏神やら、薬師如来やら、この世のものではないものも登場。どうなっていくのか続きが気になります
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上巻が終わりました。大名家倒産と再建を巡っての、たたかい、駆引き、ドタバタ。山賊や貧乏神、寿老人まで登場。もう、何がなんだか…これから下巻。さらに、おもしろくなりそうです。
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松平という由緒正しい大名が計画倒産を目論む⁉話 ①25万両という借金を突き付けられた就任間もない当主小四郎の頑張り②4人の人物を苦も無く演じきる大ボスの先代ご隠居様の人となり③脇役たちも種々雑多④七福神たちの人(神)となり 面白かったです。読み始めは眉間にシワ。でも読み進むにつ...
松平という由緒正しい大名が計画倒産を目論む⁉話 ①25万両という借金を突き付けられた就任間もない当主小四郎の頑張り②4人の人物を苦も無く演じきる大ボスの先代ご隠居様の人となり③脇役たちも種々雑多④七福神たちの人(神)となり 面白かったです。読み始めは眉間にシワ。でも読み進むにつれて止まらなくなりました。初浅田氏の小説。江戸時代と現代は地続きと言われ目が覚めた気が。
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貧乏神の取り憑いた片田舎の小藩。 藩を倒産させようとする御先代と急に藩主になった四男。 この戦いはいかに?
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不思議なことにはじめの100頁ほどは、なんともとっつきにくく、読みにくくて止めようかと何度も思ったものの、 徐々に物語に入り込んでいく。 とにかく登場人物(神物?)が多くて頭がごちゃごちゃしてしまう。 上巻は終始こんな感じでした。 ...下巻へ続く
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