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小説の小説 の商品レビュー

3.6

18件のお客様レビュー

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2024/10/19

この本のコンセプト的には当然なんだけれど、とにかく読みにくい。メタフィクション的小説を読むためには普通の小説というものを知っていないといけないためそこそこ読書家でないと楽しめないのも注意点。実験的であることに重きを置いているので物語として面白いかというとちょっと物足りないかも。収...

この本のコンセプト的には当然なんだけれど、とにかく読みにくい。メタフィクション的小説を読むためには普通の小説というものを知っていないといけないためそこそこ読書家でないと楽しめないのも注意点。実験的であることに重きを置いているので物語として面白いかというとちょっと物足りないかも。収録作品「日本最後の小説」はディストピアものとしてわりと好み。

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2024/06/15

4つの話から構成された本 二作目は、異文化に対する内容 これって異文化に飛び込む時と同じかなって思える 四作目はなんか独裁国家はこんな感じでどんどんおかしくなって行くのかなって思える話

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2024/02/29
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言葉って面白い、クスッとしたいときにおすすめ。 本好きの友人に勧められて読みました。【文化が違う】はたくさん笑いました。しっかり会話は成立しているのにどうにも違和感と笑いがずっとある言葉遊びが面白い。【立体的な薮】は緻密で多重的な内容で、これが小説の小説か、と。作家がメタに語る小説か、盲点だったなぁと感動しちゃいました。 全作はぁなるほど、たしかに…と時間を忘れてどんどん読み進めてしまうくらいに面白かった!コミカルにメタ。

Posted byブクログ

2023/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メタ・フィクションというらしい。 小説の約束ごとを利用した小説、なのだそう。「約束ごと」は別に小説に限ったことではなくて、小学生が国語の作文で習うものも含まれている。句読点、段落、縦書きの表記方法などがそれにあたる。それを崩したり捻ったりしてみた、という感じだ。 約束事を共通言語・認識と言い換えてみる。ルール、ともいうだろうか。 ルールをはずした文章はどうしても読みにくい。試みが気になって手に取ったけれど、遊び心という範疇には感じられなかった。敢えてはずしてみること自体は面白いんだけど、なんだか目が滑る。内容が入ってこない。 相手に何かを伝えるという視点で考えると、約束事はとても重要なのだということはよくわかった。誰の為に書くのか。書く側のためか、読む側のためか。そもそもそれも考えすぎなのか。作者の意図も、受け取り損ねてしまっているかもしれない。 ルビだらけだとまず視覚がうるさいと感じた。注釈、引用の多様も同じく。 敢えてつけている構造上のものだけではなくて素直な解説注もあったように思うのだが、それもまとめてしんどく感じてしまった。場合によってはとても言い訳がましいと思ってしまった。 いろんな作品を切り貼りした作品も、流れがあっての物語なのだと再認識するばかりであまり面白がれなかった。 そもそもの相性が良くなかったのかもしれない。あまり設定から楽しめなかったことが残念でならない。もちろん感想はどこまでも主観であり、頭が柔らかく楽しめる方は大いに面白がって頂きたい。

Posted byブクログ

2023/11/24

色んな人が言っているように兎にも角にも実験的な作品。 メタフィクションってなんだろうと何も知らない自分に一気にこんな感じという情報が入ってきた。 「文化の違う」は漫画アニメをよく見るからか途中まで大丈夫勝ってると思っていたが最後負けた。あれは作者が悪い。

Posted byブクログ

2023/09/06

「小説」という形式そのもの、当たり前、をぶっ壊した小説でした。短編集になっており、それぞれ全て、違う見せ方で「小説」を表現しているところが凄いの一言でした。 沢山、小説を読んでいる人ほど、驚きがある本だと思いました。昨今話題になっている生成AIでも、この話はどれも書けないなと、改...

「小説」という形式そのもの、当たり前、をぶっ壊した小説でした。短編集になっており、それぞれ全て、違う見せ方で「小説」を表現しているところが凄いの一言でした。 沢山、小説を読んでいる人ほど、驚きがある本だと思いました。昨今話題になっている生成AIでも、この話はどれも書けないなと、改めて作者に脱帽です。 中でも、収録されている「文化が違う」が面白すぎました。笑わずにはいられませんでした。

Posted byブクログ

2023/09/04

正確に書くと星3.8。 1番最初の話からしてこんなんありか?と混乱するような内容だがその理由には納得させられる。 無小説は逆にこっちの方が大変だと思ったが作者が一文字も書かないという工夫?がしてある。すごいと思った。 物語の内容というよりかは発想が面白い本だった。

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2023/05/20

2023/05/19 読了。 図書館から。 挑戦的な本。 注釈があんなにいっぱいあるの初めて見た。

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2023/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】立体的な藪/文化が違う/無小説/曰本最後の小説 メタ・フィクションということだが、まえがきから遊んでいる。(行頭を横に読むと…) 相変わらず注が多いなあと思っていたら、それどころじゃない。読みづらいが面白い試みだ。 最終話は現代日本のような「曰本」を舞台にした近未来ディストピア小説風の寓話。これを笑い飛ばしたいが、その笑いが引き攣るような、シュールな読み心地。 表紙の表裏に小説を書くというのも贅沢な試みか。

Posted byブクログ

2023/02/28

メタ・フィクションというらしい 小説の決まりごとを無視というか囚われずにというか、自由に創作したものらしい。 別に暗黙の決まりごとに縛られている気はしていないんだが、そらを取っ払ったとしてもとても斬新で面白い物語が眼前にひろがるって感じは皆目なかったな。

Posted byブクログ