スクイズ・プレー の商品レビュー
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なるほど、これがハードボイルド。 巧みな言い回しの口論。 キャラ同士の関係性がずっと霧がかっていて、読む手をとめられん。 真犯人的がわかる展開でそっちかぁ…と見せかけてやっぱり〜!!!のラスト あんなにボッコボコにされたのに主人公タフすぎる笑 個人的には家族との関係の変化が読んだ後も残っていて、希望がよぎる綺麗な状態で終わらせられるのが良かった。 ポールオースターを読みまくってるわけではないけど、ガラスの街みたいな淡々とした静かな印象はあった気がする。
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オースターがデビュー前に別名で執筆した本作、練られた展開、ウィットに富んだ台詞の応酬、感情に流されない私立探偵と、帯の言葉通りの「ハードボイルドの王道」。淡々と綴られる物語の中、主人公が息子と野球観戦に行く場面にオースターが香る。
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著者がa.k.aポールオースターとの事で少し構えてしまったけれども、思いのほかオーソドックスなハードボイルドに徹した娯楽作でありました。すごく読みやすい。 お約束の「これ以上首を突っ込むな」の警告、そして主人公はさまざまな場所でさまざまな人に会い、さまざまな話をする。 ワタクシ...
著者がa.k.aポールオースターとの事で少し構えてしまったけれども、思いのほかオーソドックスなハードボイルドに徹した娯楽作でありました。すごく読みやすい。 お約束の「これ以上首を突っ込むな」の警告、そして主人公はさまざまな場所でさまざまな人に会い、さまざまな話をする。 ワタクシにとってはこういった足で稼ぐ聞き込みの捜査シーン、というのがハードボイルドの醍醐味を感じてしまう部分でございます。 あと中盤、野球の試合展開をこと細かに描写する場面。ランナー2、3塁の場面で次のバッターが果たしてどうするのか。 突然ピンときた。 おわかりですね? 本書のタイトルでございます。
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中盤の、元妻と子とのやり取り、それからジュディとの絆が深まるまでの一夜の場面がよかった。探偵小説といいながら、生きてゆく上での心得みたいなものがさりげなく書かれているのもよかった。
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作品紹介・あらすじ 米文壇を代表する作家ポール・オースター。 ブレーク以前に別名義で発表していた幻のデビュー長篇は、 レイモンド・チャンドラーの衣鉢を継ぐ、私立探偵小説の傑作だった! 私立探偵マックス・クラインが受けた依頼は、元大リーガーの名三塁手チャップマンからのものだった。...
作品紹介・あらすじ 米文壇を代表する作家ポール・オースター。 ブレーク以前に別名義で発表していた幻のデビュー長篇は、 レイモンド・チャンドラーの衣鉢を継ぐ、私立探偵小説の傑作だった! 私立探偵マックス・クラインが受けた依頼は、元大リーガーの名三塁手チャップマンからのものだった。MVP常連の人気選手ながら交通事故で片脚を失い、現在は議員候補となっている彼のもとに、脅迫状が送られてきたのだ。殺意を匂わせる文面から、かつての事故にまで疑いを抱いたマックスは、いつしか底知れぬ人間関係の深淵へ足を踏み入れることになる――。ポール・オースター幻のデビュー作にして、〝卑しき街を行く騎士〟を描いた正統派私立探偵小説の傑作、ついに解禁。 ***** ポール・オースターが「ガラスの街」以前にポール・ベンジャミン名義で出版した長篇。ベンジャミンは彼のミドル・ネーム。 私立探偵のマックス・クラインが元大リーガーのジョージ・チャップマンから殺意を匂わせる内容の脅迫状を受け取ったので調査して欲しい、という依頼を受けることから物語は始まる。関係者に話を聞くが誰も協力的ではなく、マックス自身の身にも危険が及び、ついに死者がでる、といったよくあるハード・ボイルド的な展開。 とはいえ、探偵がよく口にする軽口(へらず口)のセリフや、意外な結末も含めて思った以上に本格的なハード・ボイルド作品でかなり面白かった。後のポール・オースター作品で見られるような少し哲学的な描写も散見される。 仮にこの路線で書き続けていたとしても、かなりな成功を収めたような気がする。でもそれだとポール・オースターになってからのとびきりに面白い作品に出会えなかったわけで……なんで、贅沢なことを考えてしまった。
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ポール•オースターのハードボイルド。野球はあまり関係ないが、球場の描写など素晴らしい。内容はしっかりハードボイルドだった。
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オースターの幻のデビュー作。オースターだとわかって読んでいるのでオースターっぽいなと思うところもある。ハードボイルド探偵小説。余韻が好き。
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少し不思議なハードボイルド小説。 探偵小説でありながら様々な人の心の動きも描かれている。 そこにはオースターっぽい間もある様に思う。面白かった。
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ポール・オースター没に合わせて、なぜかここから手を取ってしまった。 事故で選手生命を失った野球選手が、政治家に転身しようという最中に脅迫状を受けて、それを調査する途中で死んでしまう…という話。ハードボイルド。 ハードボイルドをよく知らないので、メモしておくと、登場人物みんな人生に苦労しているので、タクシーの運転手や雇われのゴロつきもなんかカッコいい台詞を言っていく感じのミステリー小説です。 個人的には真相よりも、主人公を痛めつけてきたボスが、実は依頼人が野球賭博をしていたんじゃないか、という怒りが明かされることが衝撃。もちろん個人的な利害もあるが「野球はアメリカの偉大なスポーツなんだ」というボスと、主人公親子が野球の試合を見に行って真相を考えるシーンを思うと、公認ギャンブル化して日本人選手の通訳が大スキャンダルに巻き込まれた現状は対比的。ちなみに、犯人はボスではありません。 あと主人公がボコボコに殴られるので読んでて痛そうだった。これがハードボイルドなんだなって。
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ポール·オースターの名は、勿論知ってはいましたが、全くの未読でした。 王道の探偵小説でありながら、文体がとてもスタイリッシュ。
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