invert[インヴァート](Ⅱ) の商品レビュー
今作はミステリー要素より翡翠の人間性の話だったように思える。 いつか翡翠がただの友達と目一杯遊ぶストーリーを読んでみたい。翡翠がただただ幸せになって欲しい。 真ちゃんも今作ではかっこよさが光ってたなー。本当にかけがえのない存在だと思う。 まだまだ翡翠の謎があるから続編待ち望む。
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城塚翡翠シリーズ第3弾。「生者の言伝」「覗き窓の死角」の2作収録。 城塚翡翠とは、本当はどういう人物なのだろう。 1作2作と鼻持ちならない女という印象で、なんとなく好きになれなかった。3作目読了後の現在は、少し違う。もっと正確に言えば、「覗き窓の死角」の翡翠はなんとなく良かった...
城塚翡翠シリーズ第3弾。「生者の言伝」「覗き窓の死角」の2作収録。 城塚翡翠とは、本当はどういう人物なのだろう。 1作2作と鼻持ちならない女という印象で、なんとなく好きになれなかった。3作目読了後の現在は、少し違う。もっと正確に言えば、「覗き窓の死角」の翡翠はなんとなく良かった。「生者の言伝」では、今までと同様に、男を籠絡する天然可憐さに焦点があたっており、女性読者の私としては非常に白ける描写の連続である。対して「覗き窓の死角」の方はどうだろう。翡翠の媚をある種鉄板ネタのように扱っていて、詢子も真もムカついたり流したり、散々な扱いだ。翡翠もそれを承知の上で、煽りのように媚を利用している。その方が良かった。翡翠の扱いは、こっちの方が面白い。翡翠が、というより、彼女の周囲の人物の反応が彼女の評価を分ける。もっと言えば、作品中での彼女の立ち位置によって、好感度がかなり変わるキャラクターなのだと思った。 良い写真が撮れた。 江刺詢子のカメラ越しに、私も翡翠を見た。一軒家のスタジオでの翡翠は本当に綺麗だった。「生者の言伝」での安いお色気より、こういうお人形的な綺麗さが映えると思う。窓辺に腰掛けてアンティーク風の書物を膝に乗せている翡翠は、芸術的な綺麗さだった。そこで撮った写真はちょっと見てみたかった。 前作でも思ったが、やはり半倒叙物という感じ。 倒叙なら倒叙で、犯人の視点に終始する方が構造的には面白いかな。キャラ小説としては、翡翠を動かした方が面白いのだろうが、両立しようとすると中途半端になりがち。翡翠視点なら翡翠視点で犯人当てを楽しみたいし、倒叙物なら倒叙物で、追い詰められるはらはらを楽しみたい。両方同時にすることで、どちらも薄まってしまうのだ。そこは少し残念だったが、これまで読んだ城塚翡翠シリーズの中では一番良かったと思う。
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城塚翡翠、楽しませていただきました。 こんなかたちのミスも良いです。 古畑任三郎みたく倒叙ミスやはりドラマみたいに頭の中で展開されます。 清原さん小芝さんがうかびまくりました。
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一作目のmediumで著者のファンになった 登場キャラクターの魅力や伏線回収に圧倒された 推理小説の醍醐味が詰め込まれた一冊
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今回も全くアニメみたいで、夕方7時から放送されてるような感があるんだけど、半ば中毒みたいでつい手を伸ばしてしまう。でも読んでよかった。売れてる意味がわかる。今回は翡翠ちゃんの初めての友達が彼女の推理を曇らせる原因になるのだが、それはネタバレになるので。
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今回も期待を裏切らず最高に面白くて。犯人視点で描かれてるけど十二分に面白い。絶対続きあると思うのだが。
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※本作はシリーズ第一作『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の読了を前提とした小説である。個人的主義としてネタバレには配慮する積りだが、万が一ということもあるため、前作を未読の諸氏については、本感想については読み飛ばして頂いても構わない。 【短評】 城塚翡翠シリーズも三作目である。...
※本作はシリーズ第一作『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の読了を前提とした小説である。個人的主義としてネタバレには配慮する積りだが、万が一ということもあるため、前作を未読の諸氏については、本感想については読み飛ばして頂いても構わない。 【短評】 城塚翡翠シリーズも三作目である。気に入ったシリーズは間を置かず一気に読み耽る悪癖があり、最新作待ちの状態となり途方に暮れることが多々ある。本シリーズもその例に漏れず、まんまと「翡翠ちゃん待ち」である。嗚呼、新作が待ち遠しい。 「medium」を経て「invert」に至り、シリーズとしての型を確立した感がある。どこか安心して読むことが出来た。どうしたって「驚き」を期待する愚かなファンの声をしっかり受け止め、味変を織り交ぜながら丁寧に差し出された物語という印象を受けた。前回懸念したキャラ先行型の論理パズルに終始せず、「驚き」に正面から挑んだ点は大変に好ましい。是非とも作品を量産して欲しい。 三作目に入り、世界観をぐっと広めてきた。真ちゃんの解像度も随分上がったし、魅力的な警察官たちや謎の官僚というピースを巻くことで今後の布石としている感がある。翡翠ちゃんの過去も含め、期待が高まる。 「生者の言伝」及び「覗き窓の死角」の二中篇が収録されているが、個人的には「覗き窓の死角」を推したい。小細工抜きにミステリィとして面白かった。人間・城塚翡翠の想いの一端に触れることが出来たという点で、キャラ物としても満足度が高かった。 それでは各話の評価を。 ① 生者の言伝 ★★★☆☆ 「犯人」が場当たり的に言い訳を連ねる男子高校生というコメディめいた味変の一作。 実に愚かしい。実に微笑ましい。実にアホっぽい。ややライトに過ぎる嫌いはあるものの、お菓子のように摘むには丁度良い一篇であった。準備運動程度の気楽さで読み進めていたが、なかなか面白い方向でラストアタックを決めてきた作品。好みは分かれるかも知れないが、個人的には決して嫌いではない。同時に、全部このテイストで良いかと言われたら全力で否定する類の作品。 ② 覗き窓の死角 ★★★★★ 良かった。ある意味初の「難敵」であろう。図らずもアリバイ証人に仕立て上げられた城塚翡翠のお話。お得意のアレで犯人であることは看破しつつも、立ちはだかるは鉄壁のアリバイと物証という決め手。どこか叙述トリックめいた驚きが先行する城塚翡翠シリーズのなかで、犯人の仕掛けた罠、トリックそのものに驚かされたのは本作が初めてかも知れない。成程と思った。ズルいことはズルいし、ご都合主義的な部分を否定しないものの、犯人との緊迫したやり取りや「友人」を追い詰めざるを得ない葛藤など、読み応えがあった。 大オチに予想が付いたことがやや気になるが、鮮烈な衝撃を素直に評価したい。 一作目で全てを破壊し尽くしたシリーズを見事に再構成したことを讃えたい。 今後とも追い続けていくとしよう。次回作が本当に楽しみである。
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「あなたは探偵の推理を推理できますか?」 所謂、犯人視点で描かれる倒叙ミステリです。 ではここで、私の推理をひとつ。 「これを読めばアナタもきっと城塚翡翠に魅了されるだろう。」
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見事にひっくり返される感じは健在。展開の驚きは1話目が大きく翡翠の内面に踏み込んだ2話目はこの先を期待させてくれる。が、パズルとしてのミステリーはあまり探偵の人間性を深掘りせず無機質なままでいて欲しいところもあり、期待と不安。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
古畑任三郎オマージュなところは良かった。 1章の犯人が少年と思わせておいて違うオチなのが流石だなと思った。 2章目はちょっと長くなりすぎたなぁという印象。トリックも、もうちょっと分かりやすくシンプルな方が良かったなぁと思った。
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